さぽろぐ

ゲーム・アニメ  |その他北海道

ログインヘルプ


*TOP*

2008年02月13日

VNV 福沢玲子 『あなたは幸せですか?』


『学校であった怖い話 Visual Novel Version』 プレイ日記 vol.3
福沢玲子 『あなたは幸せですか?』

 SFC版でもPS版でも、老け沢だの何だの言われていた福沢さんですが、
 VNVでは、おめめぱっちりの可愛らしい女子高生に生まれ変わりました。
 ケロッとした顔で黒い話をするところは、相変わらずのようですけども。
 ※当然、以下はVNVのネタバレになります。
  個人的にはネタバレを読んでいようがいまいが、VNVのシナリオを
  プレイしたときに感じる圧倒的迫力には影響がない…と思っていますが、
  ネタバレが厭な人はここでストップしておいてください。




神頼みくらいはするけれど、宗教は怖いから厭だという福沢さん。
彼女の父親も、宗教に傾倒した部下に迷惑を掛けられた経験があるのだとか。
そして、福沢さん自身も……。



 福沢さんのクラスメイト・蜜田 真奈美は礼儀正しく親切で、人の厭がることでも率先してやるような今時珍しい女の子。
 真面目さゆえに冗談が理解できないピントのズレたところも愛らしく、皆に好かれていたそうです。
 5月のある日、蜜田さんは友人たちに 「手を握らせてほしい」 と頼むようになりました。
 それは平和を祈りながら人と手を繋ぎあうことで、力が増幅され、世界が平和に導かれるから…。
 そしてまた別のある日、彼女は身体にとって安全だというシャンプーを持ってきました。
 使用したクラスメイトは皆、その使い心地に満足しきりです。
 すると、蜜田さんはこのシャンプーの作り方を教えてくれる教室に、彼女たちを誘いました。
 配ったシャンプーも、実は蜜田さんの手作りなのだと言って。

 シャンプー教室に行った女の子たちは全員が別人のように美しい容貌を手に入れました。
 その代わり、シャンプーを飲み、輪になって歌い踊る奇妙な行動を見せるようになります。
 しかし、そのあまりの美貌に、クラスの女生徒はこぞってシャンプー教室へ。
 男子生徒もまた、美しくなった彼女たちに誘われるまま、教室へ行くようになりました。
 機会を逃して一度も参加しなかった福沢さんは、完全にクラスで孤立してしまいます。
 そんな福沢さんに蜜田さんは、シャンプー教室がワールド・ハッピー&ピース・カンパニーと言い、
 地球の破壊を目論む宇宙人から地球を守るための組織なのだと明かしました。
 福沢さんだけを特別な場所へ誘う蜜田さんに逆らえず、連れて行かれたのは、
 市内から電車で1時間ほどの田舎町にある大きな研究施設…。

 そこで福沢さんは、生きながら天井から吊されている血まみれの人々を目撃します。
 更に奥まった場所では、ガリガリに痩せ、腹ばかりが膨れあがった少女が、
 医師らしき人物の手で透明な液体を吐き出させられ、代わりに “サジタリウス” と
 呼ばれる虫を腹の中に入れられていました。
 蜜田さん曰く、この寄生虫は人間の脂肪を溶かし、自らの分泌物と混ぜ合わせた液体を
 宿主の胃の中に溜めるのですが、その混合液こそがシャンプーの素なのだと言います。
 それを飲んだり塗ったりすれば、美しく賢く健康な身体になれるのです。
 ワールド・ハッピー&ピース・カンパニーは世界平和のために、日々この液体を作り続け、
 使用者を増やし続けていました。
 使用する側ではなく、同士として活動に参加してくれないかと蜜田さんに請われた福沢さん。
 この状況下で、福沢さんに断ることが出来たでしょうか。
 シャンプーを飲むか、腹に虫を入れられるか、同士になるか…。
 今現在も、福沢さんは蜜田さんと共に世界を救う活動を続けていると言います。
 ワールド・ハッピー&ピース・カンパニーの真の目的も、シャンプーの真の効力も知らないまま。




今までにないタイプの話ですが、背筋がゾッとするのは間違いありません。
結局、この世界平和のための活動が宗教というのは福沢さんの考えであり、
彼らが一体、何者なのかは最後まで解らずじまいというのも恐ろしいところです。
そして、グロテスクな描写がかなり多くなっているシナリオでもありました。
そんな話をあっけらかんとしてしまうのが、福沢さんシナリオの特徴ですよね。





<< BACK                                           NEXT >>

あなたにおススメの記事


Posted by 黴 at 14:37│Comments(0)学校であった怖い話
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
VNV 福沢玲子 『あなたは幸せですか?』
    コメント(0)