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2025年01月24日

もういない友達


『山海旅人 THE REWINDER ~黄泉からの旅人~』 プレイ日記 vol.13
 冥府の鬼市で目当てのものを手に入れるには、毒液と孟婆湯を手に入れ、賭博で勝つ必要があります。
 まずは毒液を探しに蘆河村へ!……と思ったら、反対側の出口から出てしまったらしく孟婆のいる奈何橋でした。
 せっかくなので孟婆湯の調達を先にやりましょうか。




 七雲を助けるために孟婆湯が欲しいと頼むと、七雲が死んだということに驚く孟婆。
 孟婆湯は前世の記憶を忘れさせるだけのもので、命を救うことはできないと訝しんでいます。
 儀式に必要な返魂酒を孟婆湯と交換だと言われていることを伝える明心。
 明心が己の命と引き換えにしようとしていることを知った孟婆は、忘れさせる薬はあっても思い出させる薬はないんだよ…と哀しそうに呟きます。

 孟婆にそう言われても明心の決意は変わらない様子。
 覚えていなければ悲しむこともないし、七雲が自分の命を背負って生きていく方がつらい、と言っています。
 そうか……明心そのものを忘れるから、命を救われたということも解らなくなっちゃうのか。
 孟婆は他にも明心に言いたいことはありそうですが、黙って孟婆湯をくれました。


 続いては蜘蛛の毒液を採取するため蘆河村へ。
 過去が悪い方向に変わったので、村全体が酷い瘴気に包まれています。
 最悪の過去改変が行われたことで蘆河村の人々は残らず殺されてしまったようです。
 ショックを受ける柳に、七雲が戻ってくれば大丈夫だと諭す明心。
 しかし明心はどうなるのか、という柳の質問には誤魔化すこともできず沈黙してしまいます。
 明心は話題を変えるように、柳の転生は白黒無常に頼んでおくから大丈夫だと告げました。
 柳は「七雲が起きたとき、誰もいなかったら悲しむよ」と言います。
 生前、琵琶を弾くのも遊ぶのも1人きりでとても寂しかったとこぼしました。
 慈に琵琶を聞いて貰ったり、七雲や明心と仲間になってとても嬉しかった……と。

 純粋な柳の意見に反論できない明心は、時間が無いと話を打ち切って毒液を探しに行きます。
 自分のことを忘れるのだから寂しいことはないと言う明心に対し、柳は覚えていなくても孤独を感じさせることになると言っているわけですね。
 村内では蜘蛛が襲ってきますが、柳が琵琶を鳴らすと撃退させられます。
 村のあちこちに残されている毒液を採取し、薬売りに渡すと洛神花と交換してくれました。


 最後は賭博師との勝負ですが、占い師とつながっているということですよね。
 占い師の隣には香炉があり、やたらとむせるお香がセットされているという話でした。
 試しに火種でお香に火を付けてみたところ、確かに占い師がむせ込み始めました。
 てっきり占い師がいなくなるのかと思いましたが、特に移動することはなく、そうこうしている間にお香の火は消えました。
 恐らくこれを利用するとは思うのですけど、まずは普通に賭博をしたらどうなるのかを確認しておきましょう。
 元宝1個を点棒1本と交換し、それを「大」か「小」に賭けます。
 賭博師はサイコロを振り、出目の大・小で勝敗が決まるというもの。
 ただ明心が賭けた後、賭博師は占い師に目をやります。
 占い師が何やら手を動かすと、それを確認してからサイコロを振りました。
 当然のように明心の負けです。

 ではお香に火を付けてから、急いで賭博師に話しかけます。
 いつものように占い師を見た賭博師ですが、ゴホゴホと咳き込んでいました。
 それが何かの合図と動作が一致していたのか、明心の賭けた方の目を出してしまう賭博師。
 イカサマを見抜いていると伝えると、他言無用を願いながら荷物をまとめて移動していきました。
 飴職人は賭博師が居なくなったことに喜び、タダで飴細工をくれます。
 泣いている女の子に飴細工をあげ、お礼として彼女の髪の毛を1本貰いました。
 これで『純陰の髪の毛』も入手です。



 これで儀式に必要なすべての品が揃いましたので、七雲の家へ戻ります。
 儀式の品を七雲の遺体周辺に配置する明心。
 黒無常は合図をしたら明心も所定位置につくよう指示します。
 ところが黒無常が合図を出した瞬間、明心が動く前に柳が位置についてしまいました。
 驚く明心に「もう止められないよ」と言う柳。
 七雲と明心の2人がいなければ村は救えないと信じ、最期に自分の琵琶を託します。
 その琵琶があれば自分も2人と一緒に戦えるのだ、と言って。

 柳……・゚・(ノД`;)・゚・
 これまでの柳との思い出が映像として流れ、その映像の中から柳の姿が消えていきます。
 慈と共にいるシーン、舞台に立っているシーン、怒れる霊だった頃の姿、船の上や道士の山で七雲・明心と共にあるシーン。

 場面は黄泉の七雲と隠山に転換。
 確かに七雲は判断を誤りましたが、怨念を晴らそうとする心と真相を見抜く力があります。
 「お前はもう立派な逆夢師だ。自分を信じろ」と告げた隠山は、七雲が黄泉から戻る時間であることを悟りました。
 また会えるかと問いかける息子に肯定を返しながら、次に会うときは七雲が死ぬときだと考える隠山。
 そのときがなるべく遅く訪れることを願います。


 目を覚ました七雲が最初に見たのは、自分の名を呼ぶ明心の姿。
 明心は「柳が助けてくれた」と告げますが、もはや七雲は柳のことを覚えていませんでした。

 柳って誰?と聞く七雲に、言葉少なに「仲間です」と伝える明心。
 明心の苦痛に対して、七雲の反応が本当にあっけらかんとしているのがつらいですね。





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