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2021年05月01日

X≠Aの方程式


『Lobotomy Corporation』 プレイ日記 vol.121
 ホクマーのコア抑制ができていないので、恐らく48日目でストーリーが進められなくなるかと思います。
 詰みで1日目に戻った1周目が21人のエージェントを雇用。
 それに対して、この2周目は実に80人の職員を雇用しました。
 1日目からやり直すとなると、彼らと別れなければならないのが寂しいですな。




DAY48 【アブノーマリティ選択】
 O-07-013 : 陽
 「しかし、どうして世界が明るさと暖かさだけで成り立つことができようか」
 O-05-47 : ???
 「何度も押してきましたが、まだ知りたいことがあるんですか?」
 これ、Legacy版で収容したことあるなぁ(;´Д`A



DAY48 【ストーリーパート】
 原形を留めぬほどに溶けた研究室には、白衣を着た無精髭の男がいます。
 男は、ここには永遠に開かないことを願いつつ、開けるしかなかった扉が2つある、と言いました。
 1つは、カルメンがノックしたAの部屋。
 あのとき、カルメンは到底受け入れられない提案をし、Aはそれしか方法がないと認めざるを得ませんでした。
 研究が停滞し、職員たちは疲弊しつつも、カルメンがいるなら何とかなると期待のまなざしを向ける……。
 そんな折、エノクが命を落とし、リサからぶつけられた 「あんたが死ぬべきなのよ」 という叫び。
 それを聞いたカルメンは、道がずっと目の前にあったことに気づいてしまいました。
 2つめは、中にいるカルメンに必死に呼びかけた浴室。
 彼女は、誰にも罪悪感を抱かせないよう、自ら浴槽に入ったのです。
 そして、Aたちはまだ死んでいない彼女をほじくり返し、地下で眠らせました。
 ここは彼女が眠る部屋。
 今からでも贖罪ができる方法を見つけたのだ、と男は笑います。

 “井戸” と “釣瓶” によって病を治療するというカルメンの計画は、あるところで進展せずに止まっていたようです。
 “生体適合度” 自体は、カルメンがもっとも高いという結果が出ていましたが、リーダーである彼女を使うわけにもいかなかった……。
 そんな状態で、カルメンはリサの言葉をきっかけに、「自分の脳を使えば良い」 という結論に至ったわけですね。

 カルメンはAに、自分はみんなが思うほど強くはないのだ、と打ち明けました。
 自信満々に振る舞いながらも確信は持てず、きっとその過程で犠牲が出れば、心が衰弱してしまう、と。
 そしてカルメンは、自分がどうなっても、Aに意志を継いで欲しいと頼みます。
 人の心は弱くて、一度歪めば簡単に崩壊するけれど、Aならば耐えられるはずとカルメンは微笑みました。

 一瞬、Aは人間じゃないのかとも思いましたが、セフィラたちの記憶だとどう考えても人間なんですよね。
 そうすると、みんながカルメンを頼ったように、カルメンはAを頼ってしまったんでしょうか。
 みんなに称えられている自分でもできないようなことを、Aに期待してしまうほど。

 “泉” の中で眠る彼女の脳とそこから伸びる “枝”。
 コギトはここから絶えず生産されています。
 カルメンの理想を実現するため、Aは翼の一員となり、他の翼に潰されないように何でもやってきました。
 エネルギー生産に夢中になっている会社だと思わせるために、吐き気がするようなおぞましいことを。
 けれども、無数の死に目をつぶり、生きた人間の脳を掻き出し、人間を怪物に変え、仲間を生き返らせて繰り返し苦痛を与える……。
 そんなことが必要だったのでしょうか。
 それらはすべて演技だったのでしょうか。
 男はアブラムと名乗りました。
 それは、罪なき者を生贄にした罪を永久に記憶する者の名です。

 アベルもアブラムも創世記に出てくる名前と同じですね。
 最後に来るのはアダムでしょうか?

 今となっては、何のために会社を作ろうとしたのかもわかりません。
 「私たち」 は存在自体が罪であり、残されたのは贖罪だけだ、と言うアブラム。
 ……Xはティファレトの言葉を思い出します。
 人は何の意味も無く苦痛を受け入れているわけではなく、ティファレトはずっと前からそれに気づいていました。
 Aにもそれは見えていたのでしょう。
 だから、自分たちが成し遂げた結果はどれほど尊いものなのか、いつかは自分にも見せて欲しい、とティファレトは言います。
 彼女の言葉を思い出したXは、「存在意味に対する期待」 があるから生きているのだと答えました。
 アブラムは、期待しても地の底に叩き落とされるだけで、カルメンを死に追いやったのは自分たちだ、と言います。
 ……Xはゲブラーの言葉を思い出します。
 ゲブラーは理由もわからない怒りに満ちており、それを見当違いの狂気として放出していました。
 管理人がそれを止めていなければ、狂気はゲブラー自身をも飲み込んでしまったでしょう。
 あまりに多くの状況が変わった今、最初に戻ることはできません。
 けれども、ゲブラーは管理人のおかげで、カルメンとの約束を守ることはできました。
 カルメンは残された者が罪悪感で苦しむことよりも、残った者を守り抜くことを望んだはず。
 管理人もそれを思い出せ、とゲブラーは訴えます。
 彼女の言葉を思い出したXは、「守り抜く勇気」 を示しました。
 確かにカルメンはそう望みましたが、Aは彼女の期待に応えられず、信じてくれた人も皆、居なくなってしまったと言うアブラム。
 ……Xはケセドの言葉を思い出します。
 ダニエルが翼を蹴ってまでロボトミー社に入ったのは、カルメンの演説だけではなく、彼女を信頼するここの人間関係に惹かれたから。
 そのカルメンは最後までAを信じ、残された者もAを信じたからこそ、ダニエルは最後までロボトミー社に残ったのです。
 管理人のために集まったみんなが待っているのだから、周りを見渡してみろ、とケセドは言いました。
 彼の言葉を思い出したXは、「快く信じ、任せられる相手」 がいると答えます。

 うまくは言えないのですが、上層セフィラのスタンスと、中層セフィラは違いますよね。
 上層はAによって酷い目に遭ってもなお、コア抑制を通じて管理人Xを少しだけ許してくれて、それによってXが救われている感じ。
 中層は自分を見失っていたところを、コア抑制によって乗り越えられたから、お礼にXを励まして後押ししてくれている感じ。

 何故、そんなに確信に満ちているのかと尋ねるアブラム。
 生きても死んでもいない状態のカルメンを置き去りにして、どうなるかわからない明日へ進もうとするXが信じられないようです。
 アブラムは、自分たちは永劫の罰の中に閉じ込められるべきだと主張しました。
 それでも後悔と贖罪から抜け出して辿り着くつもりならば、と最後の扉を指し示します。
 これは後悔に染まった者には開けられない扉。
 Xはその扉を開きます。

 中盤はX=Aという事実を明かして進んでいったストーリーですが、ここに来て、X≠Aということが強調されていきます。
 今までの数多のAとは違うXだからこそ、先へ進めるという構図ですね。

 なぜ私を何も見えない闇の中に置いていくのですか。
 なぜいつも…最後には私の声はあなたに届かないのですか?

 このアンジェラと思われるメッセージは、まだ名前がなかった頃のものなのか。
 現在の彼女の声なのか……。
 いずれにせよ、“親” であるAに呼びかける言葉なんでしょうね。



DAY48 【配属パート】
 ティファレトの髪型MODを拝借したので、本日最終日ではありますが、エージェント・ティファレトを雇用しました。
■新規雇用■
 A・ティファレト
 A・ティファレト
■配属部門■
 コントロールチーム : A・マルクト/マキシミン/ジョエル/ヤムヤム/デボーナ
 情報チーム : A・イェソド/リアリズム/マキシム/パウリヌス/マキ
 教育チーム : A・ホド/ダフネ/キンスリー/ジュリエット/ウェザービー
 安全チーム:A・ネツァク/ディーバ/アナスタシア/ティム/ダコタ
 中央本部第1チーム : A・ティファレト/ジョージア/リン/カリュウ/ルイス
 中央本部第2チーム : A・ティファレト/ユミ/ナディア/シャオ/ジョンソン
 福祉チーム : A・ケセド/オリーブ/ワルワルソン/エンジェル/ラマルコス
 懲戒チーム : A・ゲブラー/アセラ/クリストファ/フランク/ボンボン
 抽出チーム : A・ビナー/ゼイゼイ/キョキョ/グレゴリー/ロバート
 記録チーム : A・ホクマー/ナトナトモン/マキ/アナスタシア/ジョンソン
 設計チーム : A・アンジェラ/Mrブラック/イェティ/ユメカ/ペスカ
■収容状況■
 コントロールチーム : たった一つの罪と何百もの善/蓋の空いたウェルチアース/今日は恥ずかしがり屋/行動矯正
 情報チーム : 妖精の祭典/1.76MHz/幸せなテディ/3月27日のシェルター
 教育チーム : 血の風呂 / 罰鳥 / 暖かい心の木こり / テレジア
 安全チーム : 美女と野獣/火の鳥/ラ・ルナ/巨木の樹液
 中央本部第1チーム : 空虚な夢/魔弾の射手/キュートちゃん/調整の鏡
 中央本部第2チーム : 雪の女王/大きくて悪いオオカミ/オールドレディ/調整の鏡
 福祉チーム : 母なるクモ/お前、ハゲだよ…/規制済み/皮膚の予言
 懲戒チーム : ボーキュバス/壊れゆく甲冑/地中の天国/古い信念と約束
 抽出チーム : 肉の灯籠/小さな王子/知恵を欲する案山子/輝く腕輪
 記録チーム : 「何もない」/オールアラウンドヘルパー/死んだ蝶の葬儀/逆行時計
 設計チーム : 壁に背を向ける女/シャーデンフロイデ/陰/黒鳥の夢/陽/O-05-47

 さて、このO-05-47
 Legacy版の17日目で収容し、エンサイクロペディアを見ようとしたら全滅した因縁の相手です。
 押してはいけないことがわかっているので、この配属パートで見ておくか……。
 Σ( ̄ロ ̄lll) ここでもダメなのかよ!!
 情報を閲覧しようとしたところ、画面にヒビが入る演出が……。
 それでもしつこく押しているとヒビは酷くなり、最終的に叫び声のような音が入り、ゲームが強制終了しました。
 凝ったことを……。
 そして、ゲームを再起動したところ、「???」 だったO-05-47の画像が表示されています。
 ゲーム本編で観測はできないので、これで図鑑が開放されたということなんでしょうか?
 それにしては、コーデックスでも見ることができないんですけど……。





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Posted by 黴 at 22:07│Comments(0)Lobotomy Corporation
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