『夕闇通り探検隊』プレイ日記　vol.17
【開かないパチンコ屋の噂】
　陽見駅北口にあるパチンコ屋がいつまでも開店しない理由は、店長が自殺したかららしい。
　店内には、自殺した店長の幽霊が出るという。

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【開かないパチンコ屋の噂】　噂入手方法
6月8日(月)　サンゴ
　1) 廊下にいる 『イナガキ マリオ』 と会話


【開かないパチンコ屋の噂】　噂検証方法
1日目(6月9日)　サンゴ
　1) 探検前に相談
　2) 《どぶ川裏道》 へ移動
　3) パチンコ屋裏口(みやびモータープールの看板があるところ) を調べて▼、「調べる」 を選択
　4) 店内へ入り、画面右端で奥を調べて▲、店の奥へ進む
　5) 画面左手へ進み、『店長』 に話し掛ける
　6) 女の声が聞こえると言われたら 「耳を澄ます」 を2回選択
　7) 『店長』 の話が終わったら、ナオたちのところへ戻り、店の外へ出る
　8) 相談
　※【死の言葉の噂】 1日目の行程へ
　9) パチンコ屋の自販機横にいる 『金髪の男』 と会話
2日目(6月10日)　サンゴ　※【死の言葉の噂】 2日目の行程を終えた後
　1) 探検前に相談
　2) 《再開発地と駅裏商店街》 へ移動
　3) パチンコ屋の前にいる 『主婦三人組』 と会話
　4) 《陽見駅南口》 へ移動
　5) 交番に入って▲、『警官』 と会話
　6) 《どぶ川裏道》 へ移動
　7) パチンコ屋裏口を調べて▼、「開けてみる」 を選択
　8) 店の奥へ進み、『店長』 と会話
3日目(6月11日)　クルミ
　1) 探検前に相談
　2) 《どぶ川裏道》 へ移動
　3) パチンコ屋裏口を調べて▼、「ヒミツで入ってみる」 を選択
　4) 店の奥へ進み、『店長』 と会話
　5) 相談
3日目(6月12日)　ナオ
　1) 探検前に相談
　2) 《再開発地と駅裏商店街》 へ移動
　3) パチンコ屋を調べる▲
　4) 《どぶ川裏道》 へ移動
　5) パチンコ屋裏口を調べる▼
　6) 相談をして噂解決

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【開かないパチンコ屋の噂】　ストーリー
　相変わらず、アニメの話しかしないイナガキに、サンゴが別の話を促すと、
　ひるみ駅北口にある、開かないパチンコ屋を知っているか、と尋ねられました。
　何でもあそこの店長は、ノイローゼになって店内で自殺し、その幽霊が出ると噂されているそうです。





　イナガキには素っ気ない返答をしたサンゴですが、実は興味津々。
　早速行ってみようと、ナオやクルミに話を持ちかけます。
　ナオは反対しますが、その際口にした、裏口から入るという手段を採用されてしまいました。
　また、ナオにとっては運の悪いことに、鍵が掛かっていると思われた裏口はあっさり開いてしまったのです。

　薄暗いパチンコ店に忍び込んだサンゴは、ナオとクルミに見張りを任せ、1人奥へと向かいました。
　すると、ずらりと並ぶパチンコ台の前に、ぶつぶつと独り言を呟く男性が座り、釘の調整をしています。
　どうやら彼が、自殺したと噂になっている、このパチンコ屋の店長…。
　サンゴは話し掛けてみますが、どう見ても幽霊には見えません。
　ところが店長は、「トイレを借りに来た」 と嘘を吐いたサンゴに、「良いけど、出るよ」 と一言。
　曰く、その女性はすぐにヒステリーを起こし、「死んでやる」 という言葉も、珍しいものではありませんでした。
　それ故、店長はその晩も、女性の言葉を本気にせず、彼女をホールに残し、店を出たと言います。
　すると翌日、ホールの天井からぶら下がっている女性の姿が…。

　外に出て、店長から聞いた話をナオたちに告げるサンゴ。
　自殺したのは店長ではなく、店長の関係者である女性だったようです。
　しかし、店長の話からは詳しいことが解らず、かと言って、もう1度行ったところで進展は見込めません。
　そこでサンゴは、パチンコ屋付近の人々や警官から、情報を集めることにしました。



　パチンコ屋の横で、携帯を使って大声で話している金髪の男性に話し掛けるサンゴ。
　彼はパチンコ屋の店長とは、元競馬仲間とのこと。
　ひとまず、店長が自殺したという噂を口にしてみると、彼はそれをあっさり否定しました。
　確かに “あの件” 以来、少し変わってしまったが、自殺などする人間ではない、と言います。
　一体、“あの件” とは何のことなのか。
　次にサンゴは、パチンコ屋の前でお喋りに興じている主婦たちに話を聞いてみます。
　すると主婦の1人が、“ママさん” が店長とのトラブルで自殺したらしいことを褒めのかしました。
　この証言は、店長が言っていた 「自分を恨んで化けて出る女」 の話と一致します。
　そこでサンゴは、交番へ赴き、警官からパチンコ店に纏わる事件の話を聞き出そうと画策しました。
　ところが警官は、子どものサンゴには、何も教えてくれません。

　打つ手のなくなったサンゴは、ついに店長本人から話を聞こうと考えます。
　今日も釘の調整をしている店長は、昨日に引き続き現れた子どもを見て、迷惑そうな顔。
　それにもめげず、天井からぶらさがっていた女性のことを話題に出すと、
　店長は、そろそろ女がやってくる時間だ、と呟きました。
　金をせびっていくタチの悪い女だ、とぼやく店長の真意が解らず、困惑するサンゴ。
　すると店長の口から、後ろに来ている、という信じがたい言葉が…。
　振り向くサンゴですが、当然そこには何も見えません。
　そう言うと、何と店長は、女を殺したのは自分だ、と言い出しました。
　包丁を振り回してきたので、奪い取って逆に刺し殺したのだそうです。
　それでは、天井からぶらさがった、というのは、別の女性の話なのでしょうか？
　店長は再び釘の調整に没頭してしまい、まったく話になりません。



　翌日、今度は3人で店長に話を聞きに行くことにしたサンゴ。
　クルミを先頭に、裏口から店へ侵入します。
　店長はいつものように、パチンコ台の釘を調整していましたが、クルミの目には
　彼の横に居る、赤い服を着た、足から下のない女性が映っていました。
　それを見たクルミは、「女の人おんぶしてる」 と呟きます。
　すると店長は、灯油をかぶって黒こげになって死んだあの女が未だに出てくるのだ、と
　またしても先日とは違うことを口にしました。
　しかし、今日の店長は随分と嬉しそうです。
　クルミたちの反応などお構いなしに、言いたいことを一方的にまくしたてる店長は、
　“あの女” の一件以来、客足が遠のき、バイトも辞めていったが、最高の客引きができる
　アイディアを思いつき、ついに明日新装開店が叶うのだ、と自信満々に言いました。
　その名も 『幽霊パーラー』 。
　店長がそう言った瞬間、彼の肩口に居た女は、跡形もなく消え失せます。
　クルミたちは、無言でパチンコ屋を後にするのでした。



　素直に明日開店するという言葉を信じてしまうナオを、呆れたように見るサンゴ。
　幽霊パーラーなどと、ふざけているとしか思えません。
　店長が本気なのかどうか、明日になれば解ること…と翌日、再びパチンコ屋に向かった3人。
　しかし、パチンコ屋のシャッターは閉まったままで、裏口にも鍵が掛かっています。
　ナオは、中から釘を叩く音が聞こえてくるような気がして、そっとその場を離れました。





　パチンコ屋はいつ開店するのか気にするナオに、開くわけがないと言い切るサンゴ。
　やはりあの店長は、どこかおかしくなっていたのでしょうか。
　強気な発言ばかりしていましたが、そこかしこで酷い仕打ちをしてきたのも恐らくは事実。
　その良心の呵責から、あのようなことになってしまったのかもしれません。
　口ごもるナオの言葉裏を読んだサンゴは、これを世間では幽霊の呪いというのかもしれない、と言います。
　そんなサンゴに、それでも幽霊を信じていないだろう、と確認するナオ。
　幽霊は心の弱い人間が造り出す幻だ、と断言するサンゴに、ナオは少し安心したように見えました。

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【開かないパチンコ屋の噂】　総評
　非常に理解しにくい噂の1つです。
　店長が関係していた女性が、パチンコ屋で自殺をして、一時閉店を余儀なくされたのは事実でしょう。
　しかし、店長が語る女性の死が、その都度違うため、一体どれが本当なのか解りません。
　もしかすると、店長はこれまでの人生で、数人の女性の死に拘わっているのかもしれませんが。
　また、店長に女性の幽霊が取り憑いていたのも事実かと思われます。
　ですが、首つり自殺・刺殺・焼身自殺のうち、いずれの女性の霊なのかは不明。
　そうなると、店長には女性の霊がはっきり見えているわけではないのでしょう。
　気配を感じたり、声を聞いたりはしているのかもしれませんね。
　それが原因で、少しおかしくなってしまった可能性はあります。
　ところが、このような状況になっても尚、女性への贖罪ではなく、金儲けのことを考えている店長に
　さしもの霊も呆れて消えてしまった…といったところでしょうか？
　噂解決時に、クルミがまったく口を開かないため、その辺の事情はよくわかりませんね。
　2日目を終える前に、クルミを店長に会わせれば、また何か変わってくるのかなぁ？

　日数が掛かる噂なので、効率よく進めないと、手間が掛かってしまいます。
　特に、店長の情報を集めるところでは、金髪の男性は夜になってからしか出現せず、
　主婦三人組は夜になると居なくなってしまうので注意が必要です。





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