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2025年01月03日

誠意の量り売り


『山海旅人 THE REWINDER ~黄泉からの旅人~』 プレイ日記 vol.2
 ローカライズは非常に良い感じのゲームです。
 原語でどのような表現になっているのかわかりませんが、七雲はちょっと頼りないお坊ちゃんタイプなのが伝わってくる台詞回しが秀逸。
 ただ、時折「無駄」が「無騨」になっていたりと、意味は伝わるけれど……という翻訳があります。




 岩壁のパズルを解いて入った洞窟には1枚のお札が貼ってあり、それを剥がすと壁にぼんやりと光る印が浮かび上がりました。
 この印の形状をどこかで使うのだろうな……と思ったら、ちゃんと図釈に記録してくれます。
 今後この形を使用するギミックがあっても、わざわざ戻って来ずに済むのはありがたいですね。
 洞窟の奥で七雲が見たのは、四値功曹の壁画と4つの石碑、1つの仏像。
 明心曰く、これが四値功曹が妖怪と戦うために作った『聖壇』とのこと。
 大きな混乱が生じている時空の節点に現れ、逆夢師だけが「思い出の品」を持って入ることができます。
 聖壇が現れたということは、事態は思ったよりも複雑だと言う明心。
 2人は聖壇に入るための「思い出の品」を探すことにします。

 村の中を再度探索してみたところ、封印された土地廟の扉にギミックがありました。
 示された点と点を結び、先ほど洞窟の壁で見つけた印と同じ形を描けば封印が解除されます。
 ところが、土地廟に入っても土地公が出てきません。
 廟の中には2つの教えが書かれており、七雲がざっくり意訳するところによれば「応じて欲しけりゃ頼め」「お供えで誠意を見せろ」とのこと。
 更に祭壇には「五穀の粋 甘泉の華 神を敬い 心を癒す」「金に似て非なり 宝に似て非なり 人は好かねど 神は喜ぶ」という紙が。
 これが土地公の要望するお供えでしょうか。
 後者は説明文が一致するので、この土地廟の棚の中から出てきた『紙元宝』だと思われます。
 もう1つは酒でしょうね。
 ちなみに土地廟の中には、村人の名前と家族構成が示された名簿や、これから生まれる子の無事を願う文書もありました。

 七雲から土地廟から出ると、茶屋の夫人・瑛が店に入っていくところでした。
 彼女を追って茶屋に入ると、家の壁には滲んで読めない文字が書かれた紙がびっしりと貼られています。
 瑛に話しかけてみましたが、やはり取り合ってはもらえません。

 茶屋には鍵のかかった棚がありました。
 4つのマークについて、それぞれ正しい数値に合わせれば良いようです。
 ヒントとなるのは、同じく茶屋の中にある天秤。
 マークの付いた分銅があって、天秤を用いてそれぞれの重さを調べる……と。
 もちろん1発でわかるわけではなく、重さが判明している分銅との組み合わせで判別していきます。
 天秤には2本の紐がついており、紐を切り替えると計量範囲が変わるのが面白いところ。
 黴は知りませんが、本当にあった計量器具なんでしょうね。
 目安として重量2と重量5の分銅があり、それを使うと右の紐が1目盛=重量1、左だと1目盛=重量5になることがわかります。
 そこから各マークの分銅の重量を解き明かしていくと、鍵は「4568」で開くことが判明。
 棚を開けると「半甕の酒」がありました。
 半量だけで良いのかと思いつつ、土地公にお供えしてみたところ「誠意も半分……」みたいなことを言われて出てきてくれません。
 こいつ……(´Д`;)
 仕方がないので酒屋に行ってみると、外に置いてあった甕に酒が入っていました。
 この酒を足して甕いっぱいの酒をお供えすると、ようやく土地公が姿を現します。



 七雲が逆夢師だと知って友好的な態度の土地公。
 白黒無常の依頼で魂の失踪を調べに来たことを告げますが、ずっと封印されていたため村に起きたことがわからないのだとか。
 誰に封印されたかも不明ですが、封印されたのは元宵節の頃だったことと、劇団が来て皆が喜んでいたことは覚えているそうです。
 そしてあの頃は、何百勝(ホーロパイション)という男が首なし死体となって酒蔵で発見され、村人が混乱に陥っていたことも。

 「何百勝の墓」と書かれた土饅頭が酒屋の隣にありましたね。
 岳明誠さんが失踪しただけではなく、別の死者が出ていたということかぁ。
 土地公は過去に道士から「逆夢師に渡してほしい」と託された兎の鍵を置いて、姿を消しました。

 兎の鍵がかかっていたのは薬屋でしたね。
 七雲が薬屋に入ると、内部はすさまじい瘴気が渦巻いていました。
 そこで「思い出の品」を見つけて手を伸ばした七雲の背後に、女の姿の化け物が現れます。
 その化け物…産女は我が子への謝罪を口にし、自分たちを置いていった「あいつ」への憎悪を募らせながら七雲の首を絞めます。

 ここでなんと、七雲の肉体と魂が分離してしまいました。
 肉体は産女に捕まってしまい、その怨念を晴らさなければ取り戻せない状態に。
 魂になった七雲が「思い出の品」を調べると、産女が人間だった頃の記憶の断片が見えました。
 身重の彼女が夫と話している様子で、先ほど「あいつ」と言っていたのは夫を指すようです。



 「思い出の品」を手にすると「記憶の欠片」というアイテムに変わりました。
 これを聖壇に掲げると「誰の夢を遡るか」と、数人の名前が表示されます。
 土地廟で見た村人の名簿や願い文、ゆりかご作成の依頼主などから、あの身重の女性が「繍」ということは推察できますね。
 正解を選ぶと聖壇に「通り抜けフープ」みたいな感じで、過去への入口が出現。
 七雲はそこから繍さんの過去へと足を踏み入れます。





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