2022年03月22日
路地裏の金網タッグデスマッチ
『Detroit : Become Human』 プレイ日記 vol.33
Chapter19 ~エデンクラブ~ 2038年11月6日 PM08:17 コナー
※このゲームは、初回は事前情報なし・リトライなしでプレイすることが推奨されています。
プレイ記にはネタバレが含まれておりますので、未プレイの方は閲覧注意。
Chapter19 ~エデンクラブ~ 2038年11月6日 PM08:17 コナー
※このゲームは、初回は事前情報なし・リトライなしでプレイすることが推奨されています。
プレイ記にはネタバレが含まれておりますので、未プレイの方は閲覧注意。
【青い髪の変異体を見つける】
「Follow me!」と勇んで突き進むコナーですが、倉庫の扉前でハンクに待ったをかけられます。
鳥の巣と同様、コナーを下がらせて自分が先に行くつもりのようですね。
武装できないコナーを気遣ってくれるのでしょうが、それが仇になってハンクが怪我をしないかが心配です。
2人が足を踏み入れたのはエデンクラブの倉庫。
起動していないたくさんのアンドロイドが並べられています。
外部へと続く倉庫のシャッターは開け放たれており、そこに駆け寄ったハンクは逃げられてしまったと歯噛みしました。
しかし、コナーの目は倉庫内部に点々と残るブルーブラッドの飛沫を捉えています。
倉庫内にも調べられるところがあるのですが、壁に「rA9」の落書きがあったくらいで、有用な証拠はありませんでした。
本命であるブルーブラッドを辿っていき、行き着いた先のアンドロイドたちを注視すると……居ました。
青い髪の……(; д ) ゚ ゚ お前が動くんか!!
青髪のトレイシーの前に立っていた赤毛のWR400型がコナーに掴みかかってきました。
取っ組み合いになったのを見たハンクが駆けつけてくるのですが、そちらには青髪のトレイシーが襲いかかります。
くそっ!2対2か!!
ハンクが心配ではありますが、こっちも余裕とはいきません。
落ちていたドライバー片手に襲ってくる赤毛の猛攻をQTEで何とか躱していきます。
……コナー弱くない?(´Д`;)
アンドロイドのパワーに男女差がないのは理解できますよ。
でも、仮にも捜査補佐モデルが風俗モデルに力で押されるってのはどうかと思うぞ。
格闘の末、もつれ合ったコナーと赤毛のアンドロイドは、倉庫の外へ転がり出て、双方、体を強く打ち付けてしまいました。
一方、ハンクは青髪のアンドロイドに組み伏せられていましたが、反撃して拘束を逃れることに成功。
ハンクから離れた青髪のアンドロイドは、赤毛のアンドロイドに駆け寄り、彼女を助け起こします。
倒れたコナーの目に映るのは、固く手を繋ぐ2人の姿。
逃げようとする2人にハンクが追いすがりますが、突き飛ばされて、拳銃も取り落としてしまいました。
2人のアンドロイドは金網をよじ登って逃げようとしています。
コナーがそれを追いかけて、金網から引きずり下ろしました。
Σ( ̄ロ ̄lll) ぎゃあぁあ!!2対1は止めろおぉ!!
こんなん、パートナーがやられた後のタッグマッチだもの!
エキプロでよく見る光景だもの!!
金網デスマッチだもの!!!
後ろから首を絞められるわ、2人がかりで壁に叩きつけられそうになるわ、髪の毛鷲掴みにされるわ……。
何とかQTEはすべて成功しましたけど、ぜひ一度は全失敗を見てみたいところですね。
さて、青髪のアンドロイドを巻き込んで地面に倒れたコナーは、偶然、ハンクが取り落とした拳銃に手が届きます。
素早く拾い上げ、構えたところに、赤毛のアンドロイドが迫ってきました。
ここで、「撃つ」「見逃す」の二択。
見逃せば当然、捕らえることができないので、事件を解決するなら撃って動きを止めるのが賢明、と今までなら考えたでしょう。
しかし、黴はマーカスの一件で学んだんです。
こいつら、「足を撃って動けなくしよう」みたいな発想はしないってことを!
絶対、撃つ=殺すだろ(;´Д`A
そして重要なのは、コナーとハンクに与えられた任務が、「アンドロイドによる事件の解決」ではないこと。
あくまで「アンドロイドが事件を起こすようになった理由の解明」なのです。
だからこそ、カルロス・オーティスのアンドロイドに対しても、普通は有り得ない尋問が必要だったわけですからね。
それならば、ここで取るべき行動は、「見逃す」を選択して、自白を引き出すこと!!
そう信じて銃を下ろしたところ、強烈な前蹴りを顔面に喰らい、もんどり打って倒れました(´Д`|||)
銃を下ろしたコナーに向かって、青髪のトレイシーは事の次第を話し始めました。
殴られて機能停止に追い込まれた別のトレイシーを見た彼女は、次は自分が殺される、と恐怖します。
制止の声も聞かず、自分を殴り続けるグラハムに反撃したトレイシーは、相手が動かなくなるまで首を絞め続けました。
けれども、それは殺意ゆえではなく、彼女の頭にあったのは、愛する相手の元へ生きて戻りたいという想いだけ。
この仕事で感じる厭なことをすべて忘れて、もう1度彼女を抱きしめたかっただけなのだ、と語るトレイシー。
そうして2人は、金網を乗り越え、夜の街へと消えていきます。
彼女たちの後ろ姿とハンクの顔を交互に見やるコナー。
それに対してハンクは、「これで良かったのかもしれない」と呟き、背を向けました。
勝手な想像ですが、この2人の恋愛関係は、「アンドロイドは外見を重視しない」という表現じゃないでしょうか。
髪の色と髪型が違うので印象が変わって見えますが、どちらもWR400型なので同じ顔なんですよね。
もし、外見が重要視されるなら、自分とまったく同じ顔って、恋愛対象としての優先度は低い気がします。
エデンクラブには他の型番のアンドロイドもたくさんいるのに、わざわざ「同じ型番の2人が恋に落ちた」演出はそういう理由かな、と。
一方、女性型同士であることのメッセージ性は、それほど強くないと思います。
近年、海外のゲームって色々うるさいので、「同性同士の恋愛を普通のこととして組み込む」ことを重視するようになっていますよね。
かつてのゲームですと、キャラ同士の恋愛で異性も同性も対象にするなどして、「配慮してますよ!」と強調するのが主流でした。
しかし、最近では街でさり気なく出会うNPCが同性同士で結婚や恋愛をしているといった様子がよく見られます。
つまり、「特に主張するほどでもない普通のことですよ」という表現方法にシフトしている気がします。
だから、トレイシー同士の恋愛は、「女性型同士である」ことより、「同じ型番同士である」ことの方が強いメッセージなんじゃないかな。
それはともかく、ハンクはコナーがトレイシーを撃たなかったことを評価してくれたようで、大きく好感度が上昇しました。
明らかに被害者よりもトレイシーたちの方に感情移入しているようです。
もしかしたら、彼女たちが捕まれば刑を受けずに廃棄されることも、見逃すことを黙認してくれた理由かも。
普通の犯人なら、いくら同情すべき余地があるからと言って見逃すなんて刑事のすることではありません。
でも、人間なら逮捕されて裁判のうえ実刑を喰らうところ、アンドロイドは即廃棄されかねない状況。
ここで逮捕したら彼女たちが "殺される” と思ったのかもしれませんね。
<< BACK NEXT >>
Posted by 黴 at 17:16│Comments(0)
│Detroit:Become Human