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2008年07月09日

『劇場の恐怖』 (大阪府)


『四八(仮)』 プレイ日記 vol.66
『劇場の恐怖』 (大阪府)
 契力15消費

 稲川淳二さんの怪談話です。
 こちらは愛媛県よりも短めの話が幾つも用意されていました。




1. 消えない傷跡(契力35獲得)
 稲川さんが、舞台の美術スタッフから聞いた戦後間もない頃の話です。
 ある公演の稽古中、役者が台本を入れたバッグを楽屋に忘れたということで付き人がそれを取りに行きました。
 すると、隣の楽屋から明かりが漏れており、「いくら塗っても消えない」 という女の声が…。
 何気なく開いた扉から中を見ると、鏡に向かって化粧をしている見知らぬ女性。
 鏡に映ったその顔は無惨にただれています。
 悲鳴をあげて逃げ出した付き人は、誰にも言えず、胸の内に秘めておきました。
 後に聞いたところによると、この劇場も戦時中空襲に遭っています。
 もしかするとあれは、この劇場で舞台に立っていた女優だったのかもしれません。

2. 消えない傷跡・真相(契力35獲得)
 白塗りをしていた女性の幽霊ですが、あの話には続きがありました。
 昔、舞台の主役を巡って、2人の女優が争っていたそうです。
 負けた女優は、勝った女優を恨んで、彼女の顔に劇薬を浴びせました。
 苦しみ抜いた末に、醜い顔になってしまった女優は、恨みを残したまま自殺します。
 ところが、彼女が死んで主役を勝ち取った女優の顔に、ぽつりとできものが生じました。
 そのできものが顔中に広がったその様子は、死んだ女優にそっくりだったそうです。
 結局、こちらの女優も自ら命を絶ちました。
 鏡の前で化粧をしていたあの女性は、一体どちらなのでしょうか。

3. 叶わなかった復讐(契力35獲得)
 昔、この舞台で公演していた一座のベテラン女優は、二枚目の若手俳優と恋仲でした。
 けれども彼は名前が売れてくると、女優を捨て、若い女に走ってしまいます。
 思いあまった女優は、劇薬で男の顔を焼いてしまおうとしますが、浴びてしまったのは彼女自身でした。
 二目と見られない顔になった女優は、恨みを抱きながら、自らの命を絶ったそうです。

4. 奈落の底(契力35獲得)
 劇場の警備員さんから聞かされた話です。
 夜中の劇場で、人を呼ぶ声がするので駆けつけてみると、真っ暗な舞台に奈落が口を開けていました。
 こっちだこっちだ、と呼ぶ声がするので行ってみると、奈落の縁に指が掛かっています。
 慌てて引っ張り上げようとすると、何故か向こうももの凄い力で引き落とそうとしてきました。
 このままではこちらが落ちてしまう…と思って振りほどくと、奈落の中から笑い声がします。
 そして、「おい、早く来いよ…」 という不気味な声が…。
 舞台の下には、怨霊が住まう地獄があるようです。

5. 晴れ舞台(契力35獲得)
 毎日、劇場の前に佇むみすぼらしい身なりの少年2人がいました。
 警備員は入れてあげたいと思っていましたが、そうもいきません。
 しかしあるとき、彼らがぴたりと姿を見せなくなりました。
 不思議に思っていると、また毎日のように現れるようになります。
 そしてまたもぴたりと来なくなる…。
 警備員は、彼らが来るのは、ある女優が出演する日だけだということに気が付きました。
 きっとファンなのだろう、と女優にそれを告げると、彼女は1枚の写真を差し出します。
 そこに写っているのは、あの少年2人と幼い女の子でした。
 少年たちは、戦争で亡くなった女優の兄だったのです。

6. 暗闇の廊下(契力35獲得)
 年配の俳優・Fさんが体験した話です。
 関西のある劇場で公演をしていたとき、本番後の宴会帰り、台本を楽屋に忘れたことに気づいたFさん。
 朝は必ず台本を読む習慣のあった彼は、楽屋に引き返しました。
 1人廊下を進んでいくと、不意に電灯が明滅し、ついには真っ暗闇になってしまいます。
 てさぐりで何とか楽屋まで行こうとしたFさんの足が不意に填ったようになって動かなくなりました。
 填ったんじゃない、足首を手で掴まれているんだ。
 そう気づいたFさんが目をこらすと、そこにあったのは真っ白な両手。
 更に、廊下の向こうから不気味な音と共に何かが近づいてきます。
 その何者かが目前まで迫り、もう駄目だと思ったとき、夜警のおじいさんが様子を見に来てくれました。
 同時に気配も白い手も消え失せましたが、あのとき夜警の人が来てくれなかったら、と思うと
 ぞっとする…とFさんは語ります。

7. 暗闇の廊下(契力35獲得)
 Fさんの足首に絡みついていたのは、廊下中に広がる無数の蛇でした。
 気絶してしまったFさんが目を覚ますとそこは楽屋。
 どうやら警備員が悲鳴を聞いて駆けつけ、楽屋に運んでくれたようです。
 もちろん、蛇など1匹も見当たりませんでした。
 あれは一体、何だったのでしょうか。 

8. 明治座の怪・稽古場編(契力35獲得)
 東京のある劇場は、戦時中に大空襲を受けたせいか、奇妙なことが多い場所でした。
 あるとき見回りをしていた警備員が深夜の稽古場から聞こえてくる囁き声に気が付きます。
 しかし開けてみると誰も居ません。
 不思議に思って立ち去ろうとすると、再び囁き声が聞こえてきます。
 耳を澄ましてみると、「若手の役者がセットの階段から落ちて大怪我をする」 と言っていました。
 そして翌日、あの声の言ったとおりのことが起こったのです。
 その夜も稽古場へ行ってみた警備員ですが、今度は静まり返っていて物音一つしません。
 仕方なくその場を後にした彼の肩口に現れた青白い顔…。
「なぁ?本当に起きたろう」

9. 明治座の怪・楽屋編(契力35獲得)
 ある俳優に楽屋の忘れ物を取ってきて欲しいと言われた付き人が、夜中の劇場へ向かいました。
 懐中電灯の明かりを頼りに真っ暗な廊下を進んでいくと、一瞬人の顔が映ります。
 驚いて明かりを向けると、それは大勢の人を描いた書き割りでした。
 ホッとして近づいた彼は大きな悲鳴をあげます。
 それは、川の中で空襲に苦しむ人々の、凄まじい形相が描かれたものだったのです。
 不思議なことに、気絶した彼を警備員が見つけたとき、その書き割りはどこにもありませんでした。


やっぱりこの動画シナリオでランダム要素はつらい……。
せめてロードできるようにしてくれよー(ノд`)
分岐8つは順調に出たんですが、最後の1つがなかなか出ない…。
一体何十分、稲川淳二ショーを堪能したことか……。

【住民情報】
 稲川 淳二(いながわ じゅんじ) 60歳 男性  東京都/大阪府  生存





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Posted by 黴 at 23:17│Comments(0)四八(仮)
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