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2007年11月21日

鈴木由香里 4話目 『占い館』


『晦~つきこもり』 プレイ日記 vol.22
鈴木由香里 4話目 『占い館』

 この会合で何か不吉なことが起こっても、強力なお守りを持っているから大丈夫と言う由香里。
 せっかくなので、おまじないやお守りに関する話をしてくれることになりました。




 由香里は、かつてマザー・アンジュという占い師の経営するオカルトショップでバイトをしていました。
 折しも世間は占いブームの真っ只中。
 ショップは、ファッション感覚でまじないグッズを買い求める女の子たちで溢れていましたが、
 アイテムの中には、使い方次第で危険性が高まるものもあるそうです。

1. パワーストーン 
 マザー・アンジュのショップでは、店の半分がパワーストーンのコーナーになっていました。
 コーナーの中央には、「邪悪なものを祓い、幸運を呼び込む」 大きな青い石が置かれています。
 確かに、ショップの中に厭な気配があっても、翌日は消えてしまうのを由香里は感じていました。
 ところがある日、その青い石が音を立てて真っ二つに割れてしまったのです。
 石は漆黒に変わり、中からも黒い煙のようなものが立ち上っていました。
 この石の効果は、「邪を祓う」 ことではなく 「邪を吸い取る」 ことだったようです。
 今となっては、あのショップは悪い気や邪悪なものの溜まり場になっているのだとか。

2. 嫉妬心 
 ショップで一番の人気商品は、紙で出来た呪詛人形。
 マザー・アンジュは、占いで悪い結果が出た人がストレスを溜め込まないように、と
 効力も何もない呪詛人形に、恨みをぶつけて発散させていた……はずでした。
 そんなある日、由香里宛の手紙がショップに届きます。
 由香里の呪詛人形がよく効いたと言うのですが、店ではマザー・アンジュの人形として売られているはず…。
 しかし、由香里への感謝の手紙は、その後も続々と届けられました。
 また、それが原因でマザー・アンジュの心は不安定になり、由香里との間にも溝が出来てしまいます。
 次第にマザー・アンジュからの風当たりが強くなり、バイトを辞めようかと考え始めた頃、
 由香里はショップからの帰り道に、真っ白な服を着た奇妙な女性を目撃しました。
 好奇心から彼女を追いかけると、どうやら真夜中の森で丑の刻参りをしている様子。
 彼女の正体はマザー・アンジュでした。
 そして、その呪いから由香里を守ってくれたのは、かつてマザー・アンジュが
 「未来の災厄を避けるため」と由香里に渡してくれた御守りだったのです。
 
3. 歪んだ愛情
 ショップに届いたのは由香里宛のラブレター。
 バイトをしている由香里に一目惚れしたという女の子は、呪詛人形に由香里の名前をつけたと言います。
 手紙は連日届き、彼女の想いはエスカレートしていきました。
 そして、マザー・アンジュや常連客の女の子への嫌がらせが始まったのです。
 放っておけなくなった由香里は、「心に決めた人がいる」 と書いた手紙を送りました。
 その日を境に、彼女の行為はぴたりと止んだというのですが、その割に由香里の顔は冴えません。
 とそのとき、葉子ちゃんの頭に 「私の由香里お姉様よ!」 という怒りに満ちた少女の声が…。

心霊的な怖さよりも、どろどろした人間関係や、人の心が持つ怖さ、というのが
由香里の得意分野なのかもしれません。
少し残念なのは、何故由香里が呪詛人形を作っていることが、お客の女の子たちに
知れたのかが判らず、消化不良な雰囲気があること。 
丑三つ時に





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Posted by 黴 at 19:25│Comments(0)晦-つきこもり-
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