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2007年11月24日

山崎哲夫 4話目 『雨宿りの夜』


『晦~つきこもり』 プレイ日記 vol.23
山崎哲夫 4話目 『雨宿りの夜』

 哲夫さんが居眠りをしているだけで終わるという荒技が可能な4話目。
 繰り返しプレイのときに利用すると非常に便利です。




 山で一番怖いのは雨だという哲夫さん。
 その日、1人で山に登っていると雨が降りそうな空模様になってきたので、急遽下山することにします。
 途中で豪雨に遭い、山小屋に飛び込んだ哲夫さんは、何はともあれ火をおこして暖を取りました。
 暗い山小屋が炎に照らされると、隅の方に膝を抱えてうずくまる人影があります。
 どうやら幽霊ではなさそうですが、微動だにしないその様子にまさか死んでいるのでは、と不安になって…

1. 山の化身 
 声を掛けることが出来ずに、黙っていると突然雷の大音量が響き、小屋が激しく揺れました。
 と同時に、小屋の扉が独りでに開いたのです。
 すると突然男が立ち上がり、嵐の中へ出て行ってしまいました。
 男はそのまま、山頂へ向かって歩き去ったと言います。
 翌日の午後、雨が上がったのを見計らって下山した哲夫さんですが、結局男の行方は知れませんでした。
 哲夫さんは、あの男は幽霊などというものではなく、山の持つ “気” のようなものが
 形となって現れたのではないか、と考えているそうです。

2. 悪魔との取引 
 しばらくすると、男は大きな欠伸をしながら起きあがりました。
 単に眠っていただけだったその男は、人懐こく哲夫さんに話しかけ、次々に食料を分け与えてくれました。
 哲夫さんの持つような非常食ではなく、温かく美味しい食事に満足しきりの哲夫さん。
 雨にうたれた後の温かい食事は何よりも価値がある、という彼の言葉にも大いに賛同します。
 彼と一晩中、語り合った哲夫さんは翌日の午後に下山しました。
 しかし、不思議なことに彼と別れた直後、名残惜しくて振り返ると、彼も山小屋も消え失せていたのだそうです。
 そこまで話した哲夫さんを見る正美さんの顔が真っ青になっていくのを見た葉子ちゃん。
 震える正美さんは、哲夫さんが悪魔に魂を取られてしまったのだと言います。
 「温かい食事には何よりも(命よりも)価値がある」 という悪魔の言葉に同意した哲夫さんは、
 「温かい食事を受け取る代わりに魂を差し出す」 という契約をしてしまったのです。
 そのとき、哲夫さんの体が崩れ落ち、抱え上げると、顔は紙のように真っ白でした。
 哲夫さんの死体を前に、葉子ちゃんの頭には悪魔の高笑いが響いていました。

後者の分岐では、バッドエンドに至らないと、ただ山で男に会って食事を貰っただけの話になってしまいます。
前者の分岐も、怖い話かどうかは微妙なところ。
だからと言って、笑いや感動があるわけでもないので、正直あまり良いシナリオとは言えないかと思っています。
これならば、魂を取られるバッドエンドで、哲夫さんが死なないまま不安を残して終わった方が良かったのでは?
一番出来の良い分岐が行き止まりとは、少々納得がいきません。
山小屋





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Posted by 黴 at 23:54│Comments(0)晦-つきこもり-
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山崎哲夫 4話目 『雨宿りの夜』
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