2025年02月19日
CANDYHAMERからやってきた悩めるTru'nembra
『The Artful Escape』 プレイ日記 ~悩めるTru'nembraのスペース叙事詩~ vol.5
STARGORDONは体がふさふさとしていて、顔に2本の触手のようなものがついています。
Stellarisでもこんなエイリアン居たような気がするな……。
ヌルッとした質感よりも、ふさふさしたエイリアンの方が個人的には好みです。
STARGORDONは体がふさふさとしていて、顔に2本の触手のようなものがついています。
Stellarisでもこんなエイリアン居たような気がするな……。
ヌルッとした質感よりも、ふさふさしたエイリアンの方が個人的には好みです。
気がつくと、フランシスはSTARGORDON以外は誰も居ないスタジオに居ました。
あのトーク番組は夢だったのでしょうか?
そんなフランシスに、STARGORDONはレコーディングを始めようと持ちかけます。
フランシスがギターを奏でると良い音だとは感じたようですが、どこかノイズを感じるとも言うSTARGORDON。
すると彼は「少しエフェクトをかける」ために、ステージをそのまま空へ飛び立たせました。
外には、長い首の先に大きな顔がついた何者かの骨がいくつも揺れています。
これはGLAMOURGONNの華々しさに釘付けになったまま骨になった者たち。
STARGORDONは「今、このプレイではフランシスこそが“GLAMOURGONN”だ」と説きます。
そのためには、まるで夢が叶ったかのように、世の中すべてが自分の手が届く範囲にあるかのように、はじけたプレイをしてほしい、と。
我こそがGLAMOURGONNだ!!・゚・(ノД`;)・゚・
いや、これは熱い……!
バックにBGMが流れているんですが、いつもと違ってXボタン以外にもミュージカルキーを押して異なる音を出すことができます。
これ、押す順番やタイミングがあるわけではなく、何なら別に押さなくたって良いので、出鱈目に押しているだけなんですよ。
でもその自分の出鱈目なサウンドが、ちゃんとBGMとマッチして1つの音楽のように聞こえるんです。
もしかしたら、ちゃんとしたギターとか音楽の知識がある人だったら音に違和感を覚えたり、こうじゃないと思ったりするかもしれません。
黴は楽器はまったく弾けませんし、音楽にも疎いので音楽ジャンルの定義もまったく解りません。
そんなど素人が、適当にボタンを押しているだけで「サウンドを奏でている……!」みたいな気持ちになれる演出……。
本当に、STARGORDONの言うとおり「夢が叶ったように、世の中すべてが自分の手が届く範囲にあるかのように、はじけたプレイ」ができたんです。
繰り返しになりますが、適当にボタンを押すというゲームですらないような操作。
それしかしていないのに、黴はプレイ中、確かに感動していました。
ステージが着陸し、STARGORDONから乗り心地を尋ねられたフランシスは、この場所に居心地の良さを覚えていることを打ち明けました。
本来居るべき場所に居るような気にすらなっていますが、創作は苦労して成し遂げられるものという意識が纏わり付いています。
そんなフランシスに「君の人生は君のもの」と諭すSTARGORDON。
彼に別れを告げて湖にやってきたフランシスが高くサウンドを奏でると、湖から巨大なエイリアン・HELIOTROMMSが現れました。
「僕は悩めるTru'nembra!CANDYHAMERからやってきた、初めて銀河系空間を流れたメロディーを奏でたソリスト!」
そう力強く宣言したフランシスですが、自分を楽しませることができなければ食べてしまうというHELIOTROMMSの言葉に怖じ気づきます。
バイオレッタに助けを求めると、その声に呼応するように一際派手なステージホログラムが設営されていきました。
ここでHELIOTROMMSとのセッションが始まります。
手法は以前に出てきたのと同じ、エイリアンの体の一部が光るのでそれに対応したミュージカルキーを押していくだけ。
セッションが盛り上がるとエイリアンとフランシスが共に音楽を奏で、最高潮に達するとHELIOTROMMSが湖から飛び出しました。
水面から顔だけしか出ていなかったときはふさふさボディしか見えませんでしたけど、蝶のような羽根が生えていたようです。
フランシスのステージも宙に飛び上がり、両者は空をどんどん昇っていきながらサウンドを響かせ続けました。


セッションを終えたHELIOTROMMSは、フランシスのサウンドを「フレッシュでユニーク」と評します。
その才能に敬意を表し、全宇宙にフランシスの映像を放映しようと言ってくれました。
ところがフランシスは、カリプソの人々にフォークソングではなく出鱈目にギターをかき鳴らしている様を見られることを躊躇います。
ギフトを拒否されたことを残念に思いつつ、HELIOTROMMSはCOSMIC LUNGまでフランシスを転移させました。
COSMIC LUNGに戻ると、メインシアターではライトマンのパフォーマンスが映し出されています。
ディスコではちゃんとフランシスのパフォーマンスが放映されていたらしく、そちらに居るエイリアンたちは大絶賛。
もちろんメインシアターの方は皆ライトマンに夢中なのですが、ちゃんと見ていてくれる人が居たのは嬉しいですね。
バイオレッタは、レーザーアーティストとしての実力を全宇宙に放映するチャンスを潰されたことに激怒していました。
「みんな」の望む自分はフォークシンガーだと考え、それとは異なる姿を見られることを畏れるフランシス。
カリプソから出たことのないフランシスにとって、「みんな」とはカリプソの住人たちでしかないのです。
バイオレッタには理解できませんでした。
まだ若く未来の可能性を秘めたフランシスが、何故あのとき一歩を踏み出さなかったのか。
そりゃそうですよね。
バイオレッタにしたら、最高の気分でステージを終えたように見えたフランシスがいきなり掌返したように思えたでしょう。
これだけのステージを成功させたんだから、もう踏ん切りがついただろうと思ったら、まったくそうではなかった。
しかもそれによって自分の全宇宙デビューが不意になったわけですから。
一方フランシスはカリプソの人たちが誰も居ない場所だからこそ、やりたいことをやれていた……というわけですね。
これはなかなか根深いなぁ。
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Posted by 黴 at 18:52│Comments(0)
│The Artful Escape