2021年12月01日
ペインワームの雄叫び
『Neo Cab』 プレイ日記 vol.6
サビーが指名手配され、彼女と連絡を取る手段もありません。
不安に苛まれながら、またリナは勤務に戻ります。
サビーが指名手配され、彼女と連絡を取る手段もありません。
不安に苛まれながら、またリナは勤務に戻ります。
【第5夜:STEVE地域】 リアム・ベアード
何だか今夜は街が不穏な空気に包まれています。
それを証明するように、リアムから抗議集団に巻き込まれたので助けて欲しい、というメッセージが入りました。
同時にサビーからも、ジェイスを助けるために車を出して欲しいというメッセージが届きます。
でも、ジェイスってRadixで、この抗議行動はRadixによるものでしょう?
鎮圧する警察から助けて欲しい、という話なのでしょうか。
だったら心情的にも、相棒であるリアムを助けたいなぁ。
多少悩みましたが、顔も知らないジェイスより、リアムを選ぶことにしました。
裏通りで身を小さくしているリアムを見つけ、車を停めると、彼は急いで乗り込んできます。
車を走らせていると、Capraタワーの大画面に、リアムが撮ったあの写真が映りました。
リナに写真を送るため、CapraNetでシェアした時点で、あの写真は公共物と見なされたのです。
リアムが憤っているのは、写真を勝手に使われたからだけではありません。
抗議集会でCapraの兵士たちが、ひたすらに群衆の “悪質な行動” を記録していく様を見たリアムは、Capraの目的に気がつきました。
リアムは、今日記録した写真をすべて投稿するつもりだと言います。
自分の写真を利用したことを後悔させようとするリアムに、リナも 「やっちゃえ!」 と乗り気。
これはリアムを助けて良かったなぁ。
まだリナの目的や状況を伝えてはいませんが、同志ができた気分です。
【第5夜:フロンテア地域】 C.ウォン 漢方医
カルロスの診療所に薬瓶を届けに行くと、礼を言われます。
メッセージでは、他にFeelgridの件で話したいことがある、とも言っていたはず。
リナがそれに言及すると、カルロスはストレスを解消する方法があると言いました。
漢方医とのことなので、何か漢方でも勧められると思いきや、1時間お茶を飲みながら話をしただけ。
それによって落ち着いたリナのFeelgridは緑色になります。
ところが、薬瓶を届けに来た世間話というのではなく、カルロスは患者に対するカウンセリングをしたつもりだったもよう。
カウンセリングの報酬は完全任意の寄付だ、と言われました。
いやいやいや、先に言えよ(´Д`;)
リナが勝手に来たならともかく、メインの用事は薬瓶を返すことだよ。
しかも、段々所持金が目減りしてるから余裕が無いんだって。
「アポイントだとは思っていなかった」 と言えば、さすがに今回は自分の言い方が悪かった、と無料にしてくれました。
この後もカルロスの店を利用することができるみたいだったので、強制的に感情を緑にするためのシステムなのかな。
【第5夜:コンバイン地域】 リサ・ゴールド
人間のドライバーは人を殺すと言っていたはずのリサからの配車要請。
若干身構えるリナですが、リサはあの夜のことを謝りたかった、と言いました。
そして、あの会話によって、以前よりヒトとの交流が少なくなっていることに気がついたそうです。
元々、アンソニーとはあの夜が初対面で、出会いに関するアプリが職場で話題になっていることから使ってみたのだとか。
最低の結果に終わったため、後日、アプリを解析してみたところ、学習能力すら持たない幼稚なしくみに驚いたと言うリサ。
彼女の仕事は、AIに必要なデータを学習させる “教育係” でした。
毎日毎日、エラー率の低下を目的として試行錯誤しているからこそ、エラーの高い人間の運転に恐れを抱いていたみたいです。
リサの態度が、職務に熱心であるが故の不安から来るものだと知ったリナは、彼女を理解できた気がして微笑みました。
一方のリサも、合理的に考えれば不要なリナとの会話が楽しかったことを認めます。
うわーうわー、この2人のイベントも良いなあ。
きっとリサはこれからも時折、リサのNeo Cabに乗るんだろうな、と思わせる余韻が。
【第5夜:アウターランズ地域】 アゴノン
他の乗客のアイコンは顔を正面から捉えたものなのに対し、壁に映る影をアイコンにしている異色を放つ存在。
プロフィールメッセージも、「すべての者の痛みこそ我を育む。糧を得、我は再び立ち上がる(メタウォピアンの書)」 です。
スキンヘッドの頭頂部にタトゥーを入れ、薄暗い目をした不気味な男・アゴノン。
一言も話さないため、自然とサビーのことを考えて暗くなるリナに、不意にアゴノンは 「自分と同じくらい気分が悪そうだ」 と言いました。
リナが肯定すると、彼は痛みこそ人生であると説きます。
今まで出会ってきた人々の “哀しみ” とは違うものを感じたリナに、自身の信じるペイン・ワームについて語るアゴノン。
ロス・オジョスの地下を蠢く “メタウォピアン” は人々の苦痛を糧に成長し、降臨したときにはすべての痛みを破壊するのだとか。
荒唐無稽な話ですが、不安に包まれているリナにとって、不安を喰らい、いずれすべての痛みを破壊するというのは妙に魅力的でした。
肯定的な選択肢を選んだところ、アゴノンは喜んで 「ペインワームよ、立ち上がれ!」 と叫びます。
リナも一緒になって、「立ち上がれ!」 と叫んでみました(*´∇`*)
窓を開けて、息切れするほど叫ぶアゴノンに、リナは思わず笑ってしまいます。
うわわわ、想定外に良いぞ、このイベント。
リナは別にアゴノンをバカにしているわけではなくて、朗らかな笑いがこぼれているんですよね。
アゴノンが降りていった後、リナの心を再び不安が襲いますが、先ほどまでとは違って、そこにちょっとの希望も見えるようになっています。
それをもたらしたのが、如何にもな善人ではなく、アゴノンみたいなキャラクターってのが素敵。
よっぽど気に入ったのか、リナのジャーナルには、可愛いペインワームの絵が 「立て!」 と叫んでいます。
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Posted by 黴 at 21:14│Comments(0)
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