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2008年11月01日

第2話 『還流~悪意の不在』


相棒 7th season 第2話 『還流~悪意の不在』 (08/10/29放送)
 前回のあらすじ。
 薫ちゃんの高校時代の同級生で、現在NGOで活動している兼高 公一さんが殺されました。
 犯人は、一流商事の部長。
 2人の間に何があったのか、どんな理由で殺したのかは、一切不明。
 手掛かりを探す特命係は、兼高さんの手帳に記されていた 「シンガポール 空」 という言葉に着目します。




『花の里』 で食事をしていたところ、美和子さんが届けに来たのは、何と兼高さんからの手紙。
生前にエアメールで投函されたらしいそれには、活動先で教師をしていた女性と結婚したこと、
いつか薫ちゃんにも、一度こちらへ来て欲しいことが綴られており、写真が同封されていました。
それを読んだ薫ちゃんは、容疑者・小笠原 雅之さんの元へ赴き、
兼高さんとの思い出を語ると、殺害理由を教えて欲しい、と土下座までします。

 この女性が関わっているのか、それとも写真にヒントが写り込んでいるのか…。
 画面に映った部分を見る限りでは、それらしいものは見えませんでしたけどね。


翌朝、いつものように特命係にコーヒーを飲みに来た角田課長は、監察官に呼び出されたと言います。
鑑識・米沢さん同様、特命係と懇意にしていることを咎められたらしいのですが、
課長は自分が特命係を監視し、余計なことをしないよう努めているのだ、と嘘八百。
そんな課長にも、「シンガポール 空」 という言葉について意見を求めますが、案の定役には立ちません。
一方、右京さんは 「空(そら)」 ではなく 「空(から)」 と読んではどうだろうか、と思い立ちます。
シンガポールは世界有数の貨物ターミナルがあり、世界一のコンテナ取扱量を誇ります。
空というのは、そうしたコンテナの積荷が空であることを示しているのではないか…と。
その思いつきは、兼高さんがシンガポールの貿易港・ケパル港を訪れていたことで信憑性が高まります。
更には、小笠原さんの共犯者・田坂 晋二さんが逃亡先で逮捕され、動機が明らかになりました。
小笠原さんの勤める富司商事では、日本政府がサルウィンに送る支援物資を売りさばいていたのです。
シンガポールで物資を降ろし、向こうへ送るのは、空っぽのコンテナだけ。
その横流しは、受け取る軍も承知のうえだったそうです。

 え…、じゃあ兼高さんはそれを小笠原さんに直談判したってことですか?
 それは、ちょっとおかしな話ですよね。
 だって、兼高さんはNGO団体に所属しているわけですから、1人で動くよりも、
 彼らや、別の団体に協力して貰って、皆で声をあげたほうが勝算は大きいじゃないですか。
 そうすると、小笠原さんを個人的に知っていたのか、脅迫したのか…。
 あるいは、誰か別の人物のために、単独行動せざるを得なかったのかもしれませんな。


世間は、兼高さん殺害の裏に隠された大手商事の横流し事件でもちきりです。
入院先のベッドで、その記事を読んだ、瀬戸内氏の師匠は、氏に小笠原さんの死刑を求めました。
自分と同じく、死刑制度に疑問を抱いていた師匠の思わぬ言葉に、反対する瀬戸内氏。
そんな瀬戸内氏に、師匠は自分の死期が近いことを告げるのでした。

 ……………あ、怪しい(´Д`;)
 確か、この師匠は兼高さんと向こうで懇意にしていたんでしたよね?
 この人が横流しに噛んでいたなら、兼高さんが1人で話を付けようとしたのも納得できます。
 ずっと協力してくれていた人が悪事を働いていたと知ったら、公にする前に話をしたくなりますよね。






突然、薫ちゃんの元に、小笠原さんが会いたがっているという電話が入りました。
小笠原さんは、土下座をしてまで真相を知りたいと言った薫ちゃんに、
兼高さんが脅迫者であったという事実を告げます。
支援物資の横流しをネタに金を要求してきた兼高さんを、殺さざるを得なかったと言う小笠原さん。
彼の告白を右京さんに知らせると、それでスーツの謎が解けた、と言いました。

 うむむ……兼高さんが脅迫者とは思えませんねぇ。
 脅迫して金を貰って、どうしようって言うんでしょうか。
 東南アジアでの活動を止めて、その金で遊んで暮らす、とかいうならまだしも。
 どう考えても、支援物資に見合うだけの金銭を脅迫して奪えるとは思えません。


その夜、瀬戸内氏は、右京さんに一本の電話を掛けました。
連絡が来ることを予見していたらしい右京さんは、薫ちゃんと共に、氏の元へと赴きます。
東京上空を飛ぶヘリコプターの中で密会する3名。
そこで瀬戸内氏は、自分が横流しの首謀者だ、と告白しました。
あちらの政府の腐敗しきった現状を利用し、小笠原さんに買い戻しを持ちかけたのだと言います。
支援物資を幾ら送っても、本当に必要としている人の元へは届かない。
それならば、こうして物資を売りさばき、その利益を寄付に使った方が確実です。
しかし小笠原さんに、氏が受け取る金の使い道を知らせなかったがために、悲劇は起こりました。
不正な手段で得た金銭で、人の命を救おうとすることに疑問を投げかける右京さん。
少なくともそれは、政治家である瀬戸内氏が取るべき方法ではない、と言います。
対する瀬戸内氏は、きれい事を言っている間にも、救える命が失われていく、と主張しました。
兼高さんも、瀬戸内氏と同じ考え方だったのではないか、と言う右京さん。
支援物資が正当に届けられるよう尽力するよりも、脅迫した金で、すぐに救える命を…。

 じゃあ、瀬戸内氏の師匠は、以前の主張に反しても、犯人を殺したいほど憤っていたと?
 それとも、瀬戸内氏の関与に気づいていて、自分から話して欲しかったんでしょうか。
 今生の別れだ、と言ったのも、氏に真相を口にして欲しくて?
 どっちかなぁ…。


スーツは、小笠原さんが兼高さんを誘き寄せるための罠だったようです。
海外に居る兼高さんを確実に帰国させ、殺すために、小笠原さんは瀬戸内氏の関与を告げました。
そして、瀬戸内氏が兼高さんと話をしたがっている、と言って帰国させ、秘書を装って部屋に招き入れます。
瀬戸内氏がパーティーの合間を縫って部屋に来る、と兼高さんを待たせ、隙をついて殺害しました。
パーティーに出席する議員秘書が、フォーマルスーツを着ないわけにはいかなかった、というわけです。

 確かに、金を渡すというだけでは帰国させられないかもしれませんし、
 帰国しないと金は渡さない、などと言えば、身の危険を感じさせてしまいますよね。
 しかし、何となくすっきりしないのは何故だろうなぁ。
 兼高さんが薫ちゃん相手に語っていたことと、今回の事件があまりに重ならないからかも。


是非はどうあれ、瀬戸内氏の行為で、人の命が失われたことと、
瀬戸内氏が法を犯していたことは、まぎれもない事実です。
強い口調で右京さんから告げられた言葉に、瀬戸内氏は苦悩の表情を浮かべました。
ヘリが地上に戻ると、そこに待っていたのは、パトカーを引き連れた小野田氏。
瀬戸内氏は、最後に特命係と話が出来たことに感謝し、パトカーで去っていきました。
…翌朝、病院のベッドで、瀬戸内氏の汚職事件を報じる記事を見つめる師匠。
東南アジアを巡ったあの日の会話が脳裏を過ぎり、無鉄砲な弟子を思うのでした。

 師匠は、ちっとも関与していなかったんですね。
 ごめんよ、疑って(´・ω・`)
 しかし、「あんたは責任を感じるべきだ」 という師匠の一言が切っ掛けだったんじゃないでしょうか。
 何となく、そんな気がします。
 そして、1話の冒頭から引っ張っていた薫ちゃんの海外出張。
 あれはどうやら、出張ではなく、兼高さんの奥様に真相を伝えに行ったシーンだったもよう。
 再三、兼高さんに一度こっちに来いと言われていたこともあったんでしょうね。
 でも、そのシーンをちょこちょこ挟んできたのは、正直どうかと思います。
 冒頭に車で走るシーンをチラッと入れて、最後の最後に小学校のシーン、で良かったのでは?
 あまりにたっぷりお届けしすぎで、ちょっと……。
 こういうのは、少し物足りないくらいの表現が良いと思うんですよね。
 あと、薫ちゃん……凄く合成臭がするんですけど(;´Д`A


【総評】
 ちょっと残念でした。
 今回の真相に行き着くには、兼高さんの描写が足りないと思います。
 薫ちゃんの回想や、彼の過去を見ると、例え人を救うためでも不正をしそうに見えません。
 それをほんの少し…一瞬でも良いから、疑わせる要素を盛り込んだ方が、
 この結末が活きてくるような気がするんですけどねぇ。
 本当に一言でも良いんですよ。
 彼が、人の命と、法の厳守と、どちらに重きを置いているか判るような描写があれば。
 逆に、瀬戸内氏の関与と退場は、ドラマ性がありましたね。
 準レギュラーで、今まで協力してくれていたから、対象外…ってなわけにはいかない、と。
 しかし、これで益々、Season7で終わっちゃう……と戦々恐々です。
 



【来週の相棒】 沈黙のカナリア
 議員会館爆破事件の巻。
 どうやって爆発物を持ち込んだのかが不明だとか。
 沈黙のカナリア……と言えば、炭坑で使われていた、ずっと鳴いているカナリアですよね。
 異常を感じると黙るので、カナリアが鳴き止んだら非難する、というあれです。
 別にガスが関係しているのではなく、比喩表現なのでしょうが。

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Posted by 黴 at 12:06│Comments(0)相棒
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