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2006年07月31日

ここが違うよ、北海道人


北海道には、内地と異なる風習がたくさんあります。
北海道にしかない行事、というわけではなく、内地にもある行事が異なるしきたりで行われているので
おかしな目で見られたり、道外の人が混乱することも、間々あります。




その1.七夕
 これは東北の一部でもあることですが、北海道の七夕は7月7日ではなく、8月7日です。
 旧暦から新暦に移行する際、内地の方では新暦7月7日を七夕としましたが、
 北海道では旧暦の7月7日を七夕にしたので、1ヶ月遅れになったわけです。
 また、最近はあまり見なくなりましたが、北海道の七夕では、子供たちが
「ロウソク出せロウソク出せ 出さないとかっちゃくぞ おまけにかみつくぞ」
 と歌いながら家々を回り、ロウソクを貰って歩きます。
 歌は地域で違うようですが、ロウソクを要求するところは何処も同じです。

その2.結婚式
 北海道の結婚式の大きな特徴は、何と言っても会費制。
 通常の結婚式で言う御祝儀の代わりに、向こうから会費を指定し、それを徴収する形になります。
 およそ1万円から1万5千円程度が相場ですから、御祝儀に比べると随分安くつきます。
 いくらにしようか…と悩むこともなく、友人同士で金額を確かめ合う必要もなく、便利と言えば非常に便利。
 また知らない人にとっては、ちょっと吃驚することですが、会費は財布から剥き出しのまま取り出して渡します。
 御祝儀袋に入れると、受付で会費を確認するのに手間が掛かるので、逆に良くないと言われているのです。
 この会費制の始まりについては諸説ありますが、開拓当時、人々が貧しくて結婚式を挙げることが
 出来なかった現状を憂いて、村の人々がそれぞれお金を出し合い、結婚式の費用とすることにした、
 というのが、割と一般的な説のようです。
 近年、内地でも北海道方式を取り入れることがあるようですね。

その3.お葬式
 結婚式にも共通していることですが、北海道の冠婚葬祭はとにかく金銭面において合理的。
 内地では、香典の額に応じて香典返しをするところも多くあるようですが、
 北海道の場合、香典の額に依らず、300~500円程度で、おまけに即日返しです。
 そして、もう1つ。
 実は今日のエントリーに、こんなことを長々と書いたのはこれが本題。カビは↓の風習を初めて知りました。
 冠婚葬祭のマナー本などには、「お通夜は親しい人が出るもの。そう親しくない場合は告別式のみでも良い」
 といった内容のことが書かれていますが、北海道(全域かどうかはわかりませんが…)は逆。
 お通夜には、多くの人がやってきて、葬儀、告別式、と進むごとに、どんどん身内だけになっていくのだとか。
 最近は、仕事の都合から、夜に行うお通夜のみしか出席できない人も増えているようですから、
 そういう意味では、この風習もまた合理的なのかな?と思います。 

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Posted by 黴 at 20:19│Comments(0)Diary
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