さぽろぐ

ゲーム・アニメ  |その他北海道

ログインヘルプ


*TOP*

2008年02月09日

第14話 『琥珀色の殺人』


相棒 6th season 第14話 『琥珀色の殺人』 (08/02/06放送)
 グラスに入ったウィスキーを捨て、良く洗った後、死体の指紋をグラスにつける。
 そこに氷と、別のウィスキーを注ぎ、元のウィスキーボトルはきれいに拭って棚に並べる。
 凶器の本やドアノブの指紋も念入りに消して……。
 怪しい工作をしているのは、三好 倫太郎さん。
 以前、カクテルへの情熱から殺人を犯し、それゆえに犯行を認めてしまったバーテンダーです。




殺害されたのはウィスキー評論家の勝谷 誠氏。
ウィスキーを芸術品として捉え、それを冒涜した…と見なす相手には容赦ない酷評を浴びせていた氏は、
尊敬と同時に、多くの恨みを買っていたとの話でした。
勝谷氏の遺体と共に置かれていたのは、『PAIRTICHE』 というウィスキーの1970年もの。
右京さん曰く、このウィスキーに氷を入れては、持ち味のほのかなシェリーの薫りが失せてしまいます。
犯人がこのような偽装をしたとすれば、ウィスキーに疎い…のでしょうか。
しかし、勝谷氏宅にはウィスキーが数多くあるにも拘わらず、ロックで飲むのに最も似つかわしくない
『PAIRTICHE』 を選んだのは、ウィスキーに詳しくないと見せかけるためかもしれません。

 偽装したのが三好さんということは既に判明していますから、後はその理由。
 彼が犯人か、犯人を庇っているか、どちらかです。
 しかし、犯人を庇っているとなると、犯人はウィスキーに疎い人物になるんでしょうか。
 ただ、その偽装は誰かが違和感に気が付かなければ意味がないわけで…。
 それとも、犯人もウィスキーには詳しい人物なのかなぁ?(´・ω・`)


捜一が容疑者としたのは、勝谷氏の酷評で店が潰れたバーテンダー・藤井 詠子さん。
一方、勝谷氏の持っていたバーテンダーの名刺に三好さんの名を見つけた特命係は、
彼の店 『CaskⅢ』 へと足を運びました。
三好さんは、『Cask』 のバーテンダー兼オーナーの英 道明さんに熱心に口説かれ、
出所後すぐに、この3号店のバーテンダーになったのだと言います。
そして、2号店 『CaskⅡ』 こそが、勝谷氏の批評が元で閉店した店でした。

 三好さんが庇っているとすれば、藤井さんか英さんかぁ…。
 イメージ的には、恩義のある英さんを庇ったという方がしっくりきますね。
 それに、藤井さんだと勝谷氏の自宅に行っても易々とは入れて貰えないでしょうから
 侵入するところから始めなければいけないですし。


氷の入った 『PAIRTICHE』 と、勝谷氏が死の直前吸っていた葉巻の写真を見せると
三好さんはウィスキーに関しては右京さんと同様の疑問を見せました。
しかし、葉巻については判らないと言います。
すると、藤井さんが英オーナーならば、葉巻に詳しいから何か判るかもしれない…と。
そこで特命係は、銀座にある 『Cask』 へ向かいました。
『Cask』 は葉巻が豊富に取り揃えられたシガーバーで、勝谷氏も常連だったといいます。
勝谷氏の自宅にあった用途不明の道具を見せてみると、パンチカッターという
葉巻の吸い口を抉るためのものだと教えてくれました。
英さんも使ったことはないのですが、勝谷氏が使用していたのを見たことがあるそうです。

 三好さんが写真を見ただけで、勝谷氏が飲んだウィスキーだと判断したときは
 右京さんのツッコミが入りましたけど、英さんが同じ事を言ったときには
 右京さん、無言のままでした…。
 そして、貴重なウィスキーを 「飲みたい」 と目で訴える薫ちゃん…(´Д`;)
 子どもじゃないんだから、口で言おうよ。
 ついでに右京さんが購入した葉巻を 「吸ってみたい」 と目で訴える薫ちゃん…。
 だからさぁ……(´Д`;)






右京さんは、『PAIRTICHE』 の封切り方が、他のボトルとは異なることが気になりました。
その特殊なやり方は、三好さんも用いている方法です。
更に、美和子さんの伝手で得た情報によると、勝谷氏が次に酷評しようとしていたのは
三好さんが過去に犯した殺人事件のことだったと判明。
明確な動機が浮上してきました。
尚かつ、三好さんはウィスキーの酸化を防ぐため、ボトルに窒素を注入しています。
現場のボトルで、窒素が多量に含まれていたのは、例の 『PAIRTICHE』 唯一つ…。

 んー…、以前の犯人がもう一度犯人というのも、面白いんですが、
 三好さんは1st seasonでかなり強く後悔が描かれているので、そりゃないかな~。
 そーすっと、やはり英さんが犯人なのでしょうか。
 自分の見込んだ三好さんのピンチを放っておけなかったのかな?
 それとも、次々に店を潰されるのが我慢できなかったのかな?
 そして、相変わらず薫ちゃんの味覚は絶好調ですね。


三好さんの元へ赴き、その偽装工作について追求する特命係。
すると三好さんは、勝谷氏の原稿を巡って諍いになったと告白します。
それを遮ったのは、英さんの声。
三好さんに殺人など、出来るはずもないという彼の言い分に右京さんは、
英さんが犯人だからこそ、そう断言できるのではないかと問いました。
勝谷氏とは客とバーテンダーという店での関わりしかないと言いながら、
彼が自宅でしか用いなかったパンチカッターを、
「勝谷さんの見様見真似で…」 と使って見せたのが大きな決め手です。
しかし、現場のウィスキーは執拗に偽装されていながら、葉巻に関しては
何の偽装も施されていなかったことから、右京さんは殺害犯と偽装犯は
別人ではないかと推測しました。

 ほほぅ……葉巻も偽装のしようがあったのね。
 ウィスキーに詳しくて、葉巻にも詳しい英さんは偽装犯ではない…と。
 なるほどなるほど。


店に迷惑を掛けまいと、辞職を願い出た三好さん。
理由を聞いた英さんは、直接勝谷氏に交渉しますが、氏はまるで聞き入れてくれません。
藤井さんはウィスキーの知識がなく、三好さんにはバーテンダーの資格がない。
カッとなった英さんは、凶器で勝谷氏を殴りつけてしまいました。
慌てて逃げた英さんの後にやってきたのが、勝谷氏に呼び出されていた三好さん。
2人の間に何があったのか悟った三好さんは、現場に偽装を施して、
英さんから疑いの目を反らそうとしたのでした。

 ラストは、藤井さんも含めた皆で 『ホームスイートホーム』 を飲みます。
 1st seasonで出てきた三好さんのカクテルです。
 誰か1人くらい 『ベストパートナー』 頼んでくれよぅ(´・ω・`)


【総評】
 地味でしたが、しんみりとした雰囲気が良いストーリーでしたね。
 もっと 「犯した罪がついて回る」 ことがテーマかと思っていたら、
 それほどクローズアップされるわけでもなかったんですな。
 



【来週の相棒】
 爆弾事件に巻き込まれてしまった薫ちゃんが大変大変、というお話。
 エプロン付けた店員さんが犯人かと思いきや、何かそうでもないっぽい?

あなたにおススメの記事


Posted by 黴 at 21:19│Comments(0)相棒
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
第14話 『琥珀色の殺人』
    コメント(0)