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2007年06月06日

福沢玲子 3話目 『桜』


『学校であった怖い話』 プレイ日記 vol.18
福沢玲子 3話目 『桜』

 植物にも感情があり、人と同じように外界で起こったことを見聞きしていると言います。
 樹齢を重ねた老木には、人智を超えた力がある、とも。
 その理由が、花に宿る精霊…という辺りが福沢さんテイストです。





旧校舎の裏に、大きな桜の樹が生えています。
樹齢1000年を越えると言われているその桜は、掘り起こしたり、切り倒したりしようとするたびに
何かしらの事故が発生し、今も変わらずひっそりとたたずんでいるのだそうです。
この桜にまつわる話は他にも色々とあって…

1. 桜と共に
 新校舎が建つより、ずっと昔。
 あの桜を “お友達” と称する東条深雪さんという女学生がいました。
 彼女は授業中を除けば、常に桜の樹と共にありました。
 ところが、ある男子学生が東条さんに告白したことを切っ掛けに、彼女と桜の距離は開いてしまいます。
 卒業式の日、桜の樹に最後の別れを告げに来た東条さんですが…
2. 桜の苦しみ
 桜があった場所は、戦時中、死体が捨てられる場所でした。
 時には、生きている人間さえも…。
 桜の樹は、彼らの肉体と魂を養分にして生き続けなければなりません。
 苦痛と怨嗟にまみれた魂は、桜に宿り、今でもその幹には、彼らの怨念が浮かび上がると言いますが…。

語り部が福沢さんということもあり、比較的あっさりした、恐怖度も低めのストーリーです。
死体と共に、助かる見込みのない人間も捨てられた…というくだりは、荒井さんや岩下さんに
語らせれば、さぞかし恐ろしい描写になるだろうと思うのですが。
福沢さんや新堂さんは、語り口がさらりとしているため、粘着質な語り部と比べて恐怖感を抱きにくいようです。
その代わり、このストーリーは、前回の岩下さん同様、隠しストーリーへと続く選択肢があります。
それほど分岐も多くありませんので、辿り着きやすいかと思われます。
触ると危険な桜の樹





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Posted by 黴 at 21:22│Comments(0)学校であった怖い話
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福沢玲子 3話目 『桜』
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