『来訪者』 (神奈川県)

2008年09月07日 23:30

『四八(仮)』 プレイ日記 vol.90
『来訪者』 (神奈川県)
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 『アルバイト男の事情』 から派生するシナリオです。
 自宅劇団員という奇妙なバイトをすることになった荒田くんのお話。


 指定された雑居ビルの一室にやってきた荒田 尚也さんを迎えたのは、劇団 『世直し座』 座長の鯖徒瑠 陀吏雄
 座長は突然、雑談をしようと言い始め、荒田さんに議題を提供するよう求めます。
 これが劇団の入団試験なのだと考えた荒田さんは、何か良い話題を持ちかけることに。
 幾つかの話題を経て、見事合格を果たすと、早速バイトの内容が告げられました。
 それは、3日後の22:34に荒田さんの自宅を訪れる人物に対し、指定された台詞を話す、というもの。
 座長が指定した3つの質問に対し、3つの応えを返す以外には、決して口をきいてはいけません。
 実に奇妙な話ですが、ともかく荒田さんは、3日後の夜、自宅で来訪者を待つことにしました。

 そして約束の時間。
 チャイムの音に荒田さんがドアを開けると、そこには真っ赤な布を頭からすっぽりかぶった女性の姿が。
 女性は次々に質問をしてきます。
「今日、赤い子が訪ねてきましたか?」 「カラスが猫の死骸を食べました」
「裏庭に埋めたのは私の父が大事にしていた雛人形です」 「頑張りなさい」
「後ろの正面にいます。そのために死にました」 「妊婦は赤のトラックで出産しました」
「あなたが荒田尚也さんですか?」 「……………」
 言われたとおりの受け答えをこなした荒田さんに、質問は終わりだ、と告げ、女性は去っていきました。

 翌日、再び事務所を訪れた荒田さんは、座長から約束の賃金を受け取ります。
 どうやらバイトはこの一度きりで終わりのようです。
 それ以来、大学の掲示板でも世直し座の募集広告を見ることはありませんでした。
 またあのビルに行ってみようかと思うこともありましたが、何故かもうあそこに事務所はないような
 そんな気がして、未だに足を運んだことはないそうです。


ひたすら謎が多いシナリオです。
ついでに、一本道のようで、質問の正否で分岐するわけではありません。
また、鯖徒瑠さんの名を聞いたとき、荒田さんが 「サルバドール・ダリ?」と言っていたので、
ダリの作品に関係しているのかとも思ったのですが、そういうわけでもないようで…。
ちなみに、荒田くんの雑談で、飴玉ばあさんと逆さ女の噂が聞けます。

【住民情報】
 荒田 尚也(あらた なおや) 18歳 男性  北海道/神奈川県  生存
 鯖徒瑠 陀吏雄(さばとる だりお) 45歳 男性  神奈川県/神奈川県  生存





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