仕事が忙しく休みが取れていなかった
浅生 深美さんにとって、今日は久々の休日。
そこへ突然、友人の
春日井 千春さんから、相談があるという電話が掛かってきました。
1. 恋する女(契力60獲得)
御嬢様でマイペースなところのある春日井さんは、浅生さんの都合も考えずどんどん話を進めていきます。
春日井さんは、高校時代の先輩である・
東郷 明さんとの結婚を控えているのですが、
彼にまとわりつく邪魔な女性がいるので、浅生さんにそれを排除して貰いたいと言うのです。
人殺ししろとでも言うのか、と呆れる浅生さんですが、春日井さんはそれを聞いて期待の目を向けてきました。
殺害方法は包丁による刺殺、時期は早ければ早いほど良い。
それを聞いた浅生さんは、「じゃあ、今」 と呟き、何度も何度も春日井さんの腹部を突き刺します。
東郷さんと付き合っていた浅生さんは、彼の浮気癖にほとほと疲れ果てていたのでした。
呪いの言葉を吐いて死んでいった春日井さん。
それを見つめる浅生さんは、自分が最早死者であることを思い出しました。
浮気を繰り返す東郷さんを殺し、自らもまた命を絶っていたのです。
浅生さんはそれでも、死という絆で東郷さんと結ばれたことに満足を覚えていました。
2. 平穏な休日(契力50獲得)
邪魔な人物とは、浅生さんの会社に勤める経理課の
緒方 真菜さん。
緒方さんは明さんの同級生で、浅生さんの所属していた美術部部長です。
彼女に目を付けられていた浅生さんは、高校時代、随分と嫌がらせを受けてきました。
しかし、今更悶着を起こすつもりはない浅生さんは、春日井さんの頼みをきっぱりと断ります。
彼から電話がないと愚痴をこぼす春日井さんを適当にあしらい、家から追い出すと
ようやく溜まっていた家事に手を付けるのでした。
3. 交換殺人(契力70獲得)
外出中だったため、春日井さんの相談を受けずに済んだ浅生さん。
夜になり、帰宅した彼女を待っていたのは緒方さんでした。
緒方さんは浅生さんの家に上がり込み、わざとらしく高校時代の思い出話などを口にします。
浅生さんが本題にはいるよう促すと、彼女は “リベンジャリン” を知っているかと尋ねてきました。
殺人を請け負うという名目で金銭を要求し、報酬を受け取るだけ受け取って、あとは音沙汰無し…
という詐欺がリベンジャリンという組織を名乗っていたはず。
そう答えると、緒方さんは本当に交換殺人を行うリベンジャリンがあるのだと言い出しました。
そして、浅生さんがそれを利用した、とも。
気分が悪くなってきた…そう思ったときには、既に緒方さんに仕掛けられた毒が回っていました。
緒方さんは、ある人物と交換殺人の取引を行い、その対象が浅生さんだったのです。
薄れ行く意識の中、緒方さんが告げた依頼主は東郷明。
東郷さんは、恋人である浅生さんに飽きたため、別れたいと考えていたようです。
浮気性が治らなかった恋人と、その男を自分のものにしたつもりでいる馬鹿な女を
嘲笑いながら、浅生さんの意識は失われていきました。
『遺産』 の神谷慎吾さんの名前が意外なところで出てきました。
リベンジャリンで浅生さんが殺したのは神谷さんの両親、
そして神谷さんが殺したのは浅生さんの両親だったそうです。
『遺産』 シナリオで本棚を調べると、リベンジャリンの情報も手に入るんですよね。
この辺、ちょっと面白いです。
また、緒方さんに殺された浅生さんは唐突に、「これは呪い?」 と言いますが、
こちらは春日井さんを殺した際の 「呪ってやる…」 という言葉に起因しているもよう。
こうしたリンクもまた良いですね。
【住民情報】
浅生 深美(あそう みみ) 22歳 女性 和歌山県/和歌山県 生存 or 死亡
春日井 千春(かすがい ちはる) 23歳 女性 和歌山県/和歌山県 生存 or 死亡
緒方 真菜(おがた まな) 25歳 女性 和歌山県/和歌山県 生存
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