エイリアンの声音

2025年02月22日 22:22

『The Artful Escape』 プレイ日記 ~悩めるTru'nembraのスペース叙事詩~ vol.6
 3つのステージのうち2つめが始まります。
 今度はどんな惑星へ行くのかな?


 ステージを終えたライトマンに、演出がわずかに遅れていたと言われたバイオレッタ。
 彼女は「そちらのタイミングが早すぎたのだと理解しているはず」と指摘します。
 それを誤魔化すように話を切り上げたライトマンは、フランシスを次のステージへと誘いました。
 そして「注目を集めたくないならば、何故パフォーマンスをしているのか」と問いかけます。
 フランシスは決して、今の姿を恥ずかしいと思っているわけではありません。
 ただ皆が自分にかける期待がどういうものであるか知っているだけに、そうなれない予感がしていることに恐怖しているのです。
 するとライトマンは、期待に応えるか否か以外にも3つめの選択肢があると言いました。
 アーティストは人の喜ぶものを提供するのではなく、人々がまったく想像もしなかったものを与えるものなのだ…と。
 その言葉と同時に、フランシスは2番目のステージへと送られました。

 惑星唯一のステージは、ジャズクラブ「THE LUMIERE VIOLENTE」とのこと。
 暴力的な光……?
 その名前のとおり今度の惑星は空が明るく、地球で言うところの昼間のように見えます。
 初っぱなから原生生物がフランシスのサウンドで盛り上がり、そのまま空へ飛んでいきました。
 所々にトランポリン状になった何かの植物があり、それを使って高く高く飛ぶことができます。
 水辺を走り抜ければ巨大な魚のような生物が垂直に突き出てきて、光の粒子を空に向かって飛ばしており目がくらむほどキレイ(*´∇`*)
 その魚たちの親玉みたいな何倍も巨大な魚が、フランシスに声をかけてきました。
 「全能のGLOBO-SCOPIC WONDERKRILL」と名乗った巨大魚は「楽しんでいるか」と問いかけます。
 大きく頷いたフランシスは「THE LUMIERE VIOLENTE」の場所を巨大魚に尋ねました。
 すると、今はBEIGEという町の傍にあるとのこと。
 ただ町は500年以上埋もれた状態にあり、洞窟を通り抜けなければ辿り着けません。
 それだけ言い残し再び水に沈んでいった巨大魚と別れ、洞窟を目指します。




 乾燥した荒野のような土地を駆け抜けていくと、道は人口の壁によって途切れていました。
 壁の前にあるステージパッドを起動し指定のサウンドを奏でると、壁の一部が入口として開きます。
 その中には目当ての洞窟が広がっており、派手な「THE LUMIERE VIOLENTE」という看板もありました。
 洞窟内はフランシスがギターを弾きながら走ると、周囲が明るくなる…という単純な演出。
 しかし洞窟内に自生している植物が宝石のように美しいので、相変わらず楽しい道中です。
 再び「THE LUMIERE VIOLENTE」の看板が見えてきたところで、洞窟の奥から鮮やかな色をした四つ足のエイリアンが出てきました。
 「THE LUMIERE VIOLENTE」の従業員なのか、エイリアンはフランシスに満席を告げます。
 フランシスがゲストを名乗ると、彼は早速お客へ向けたステージを要求しました。

 このエイリアン、金管楽器の音色のような声を発します。
 ステージが始まると、その音色を使ってミュージカルキーを指定するエイリアン。
 前のステージではギター同士という感じの音でしたが、今度は別の楽器とのセッションですね。
 これもまた良いハーモニーでした。
 エイリアンはフランシスのサウンドを「奇妙でどこでもプレイできるものではない」と評しました。
 それは決して欠点ではなく、花が花瓶によって表情を変えるように奥深い音も器を誤れば歪んでしまいかねません。
 その言葉に納得したフランシスですが、そのまま別れを告げようとしたエイリアンに驚きます。
 「THE LUMIERE VIOLENTE」に来れば、COSMIC LUNGに帰れるはずではなかったのでしょうか。
 するとエイリアンは「以前はBEIGEの町との契約で大きな亀で人々を船まで送ってくれていたものの、長らく連絡が取れない」と言います。
 困り果てたフランシスに「GLIMMERの新たな街」へのチケットをくれたエイリアン。
 フランシスは、やむなくそのチケットを手に「THE LUMIERE VIOLENTE」を後にしました。

 うーん、外見も声色も優雅な宇宙人だった。
 声と言えばライトマンの右腕のゾムは、やけに色気のある声なんですよね。
 男性なんですが常に囁くような声色で話し、かつ知性も感じるトーンです。
 他のエイリアンたちも結構声には特徴があって、全能のGLOBO-SCOPIC WONDERKRILLなんかは非常に芝居がかった大きな声。
 STARGORDONは、まさに司会が似合うような話し方でした。




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