恐らく、難易度が上がった状態で2周目が始まったので、第2幕の冒頭まで進めてみました。
しかし、敵が強くなっているだけで、第2幕のオオカミの物語にも変化はありません。
これは果たして、2周目をクリアすることに意味があるのか……。
少々、疑問に思ったので、手っ取り早く解決してしまうことにしました。
メニュー画面で△ボタンを押すと、『最初から始める』 にリンゴマークが付きます。
この状態でスタートすれば、2周目扱いでゲームが始まるもよう。
その際、再度難易度を選択できますので、『簡単』 を選んで、最終戦まで行ってみることにしました。
これで2周目も同じ結末なら、ゲームクリアってことにしておきましょう。
難易度が低いのでサクサク進みます。
死亡がないため、心臓もわんさか溜まり、ボス戦前にはライフが26ヶになりました。
もう青ゲージを通り越して赤ゲージです。
1周目と比べて変更されていた点と言えば、各ステージでボス戦前にあったナレーション演出がなくなり、
「用心なされ」 の一言に変えられていたことぐらいでしょうか。
あとはまったく違う点が見当たりません。
もしかしたら、このまま何も変わらないかも……。
大きな扉をくぐり、首吊り死体の元へ向かう途中の部屋が、モノクロからカラーに変わっていました。
死体を落下させると、画面が花で埋め尽くされ、お姫様戦が始まります。
まずは、お姫様の斜め下に構えて、蜘蛛の顔ごと斬りつけ、第一段階を突破。
第二段階で最初に召喚されたのはスライム。
これを倒してチャージ状態で待機していると、お姫様が3回も攻撃してきました。
すべてに溜め攻撃を当てられたので、かなりダメージを与えたのではないでしょうか。
続いての召喚は翼人でしたが、チャージしていたので、風車蹴りを使ってやるとあっさり撃破できました。
さすが難易度・簡単。
続けざまに召喚されたアイアン車椅子ですが、このときもチャージ状態だったため、
咄嗟に放ったところ、ちょうど後ろを向いていたためにヒットし、一撃で倒してしまいました。
ラッキーラッキー(*´∇`*)
この後に手を突っ込んできたお姫様に溜め攻撃を2回当てれば、早くも第二段階クリアです。
第三段階では常にブラック・ヘレボルスをチャージして待機。
バリアを張ったら素早くてっぺんに取りつかせましょう。
ブラック・ヘレボルスはお姫様に弾かれると、しばらく 「イテテ……」 となって動けなくなります。
その間、黒騎士は無防備ですが、一応、パンチやキックで攻撃はできるので、
ボスの顔が当たりそうになったら、それで消しつつ、ブラック・ヘレボルスが戻ってくるのを待ちます。
戻ってきたら即座にチャージし、再びバリアに向かって発射!
バリアが解除されたら、お姫様本体にスラッシュです。
体力に余裕がありすぎるため、気持ちにも余裕があるのか、それとも幾多の敗北を経て多少成長したのか、
あれだけ苦労したお姫様の攻撃も、ほとんど避けられるようになりました。
難易度が低くてダメージ量が少ないのかもしれませんが、ライフも6程度しか削れないままお姫様撃破。
さて、ここからどうなる……?
と見守っていると、1周目同様、お姫様からホワイト・ヘレボルスが出現。
ホワイト・ヘレボルスは白騎士を呼び出し、白騎士は黒騎士を一方的に攻撃します。
ここで動けるようになるかと思ったのですが、やっぱり操作はできないみたいですね。
すっきりしませんが、これがエンディング……
Σ(゜Δ゜*) 死んでない!!
白騎士の攻撃をとんぼ返りで黒騎士がかわしました。
同時に、ブラック・ヘレボルスとホワイト・ヘレボルスが出現し、空中で大喧嘩を始めます。
剣の精がそんなことになっているので、どちらも素手になってしまった2人の騎士。
攻撃ボタンを押すと、パンチを繰り出しますが、特に白騎士に当てることはできないようです。
上でもちゃもちゃ喧嘩する剣の精と、下で当たらないパンチを打ち合う騎士。
(*´ェ`) ………お前ら何してんだ
そうこうしているうちに、2人のヘレボルスが黒騎士にぶつかり、花畑の地面を擦り抜けて落下してしまいました。
チェックポイントが入ったと思ったら、いきなり背景が星空になりました。
星空を落下していく黒騎士。
そして地球が現れたところで、下に白騎士の姿が見えます。
着地と同時に襲いかかってくる白騎士。
黒騎士とまったく同じ技を覚えているようですが、溜め攻撃を当ててやると結構怯みます。
相手の攻撃も潰せるので、素早い割にバンバン当たるな……と考えていたら、
何と溜め攻撃を4回ほど当てたところで、トドメを刺してしまったみたいです。
これは…難易度・普通でやっていても、たいした敵じゃなかったかもしれないな(;´Д`A
場合によっては、難易度を上げてやり直そうと思っていましたが、これはこれでクリアにしときましょう。
ナレーションに 「さあ、今こそ攻撃を!」 と促され、白騎士に斬りつけると、その剣が弾かれ、
白騎士自身の身体を貫いてしまいます。
激しい光に包まれた白騎士の身体は霧散し、残ったのは白い剣のみ。
黒騎士に弾き飛ばされた白い剣は、遙か彼方へ飛んでいき、背景の地球に刺さってしまいました。
壮大なファンファーレが流れ、黒騎士がポーズを決めると、観客の拍手と歓声が聞こえます。
「ついに黒の騎士は悪の姫を打倒したのであります」
とナレーションが入り、これで壮大な姉妹喧嘩の物語は幕を閉じたようです。
ここでキャスト紹介として、ボスの名前が明らかになりました。
人面オオカミは 「WolfsBane」、農夫卵は 「Birthwort」、蜘蛛は 「SpiderLily」。
そして、黒騎士となった人物は 「GrahameWormwood」。
すべて毒草みたいですが、worm woodというのがニガヨモギの英名のようです。
「ゆれるゆれるニガヨモギ」 ってのは、首吊り死体が揺れる様を現していたんでしょうかね。
終了後、スタッフロールになりましたが、このスタッフロールがなかなか凝っています。
黒騎士が今まで進んできたステージの簡略版みたいな道を逆送していくのですが、
道中では敵キャラが愉快な格好で点在していました。
甲冑の騎士が楽しそうに踊っていたり、オオカミが頭にヘレボルスの花を付けていたり、
サスペンダーが花を撒いていたりしていて、お遊び感満載です。
黒騎士は扉をくぐってどんどん道を戻っていき、最後に辿り着いたのはホテルのあの一室。
ブラック・ヘレボルスが去り、黒の騎士から、ただの人間に戻ってしまったGrahameWormwoodは、
天井から吊り下げられた縄と、その下にある椅子に近寄ります。
ここで 「□ボタンを押してね!」 という感じの看板が出てきました。
さ、さいですか……(´Д`|||)
どうなるかなんて解りきっていますが、□ボタンを押すと、のそのそと椅子によじ登るGrahameWormwood。
縄に手をかけたところで幕が下りてしまいました。
ゆれるゆれるニガヨモギ 風にふかれてニガヨモギ いつかはこの野も枯れ果てて 知る人もなしニガヨモギ
このナレーションと共に、幕に 『FIN』 の文字が映し出され、『Black Knight Sword』 終了です。
全体的な感想としては、ゲーム本編は難易度は高いと思いますが、面白いつくりでした。
初見ではボコボコにされても、回を重ねるごとにプレイヤーが成長できる感じで良かったなぁ、と。
ボス戦はその最たるもので、第三段階の 「あんなの避けられねぇよ!」 という衝撃から、
徐々に成長して、ほとんどの攻撃をかわせるようになり、ボスの撃破に至る…という達成感と言ったら。
また、一貫して、舞台風の演出が施されているのも良かったと思いますが、
そのせいで、セーブ・ロードのようなユーザーインターフェイス周りが、やりにくい感じでしたね。
恐らく、セーブは一応設けられているものの、セーブしたところからスタートを頻繁に使うのではなく、
ゲームオーバーになったらステージ最初からやり直す……というスタイルにして欲しいのでしょうが、
もうちょっと、本編以外の部分がサクッと動かせれば良かったのになぁ、と。
いずれにせよ、これで1,000円はなかなかお安いと思います。
個人的には、お姫様戦だけ高難易度でやりたいのですが、そこまで辿り着く自身がなかったり……(;´Д`A
まぁ、難しい以上の難易度は、プレイ記外で頑張るとします。