“運命” って、SFで出てくる惑星の基地みたいなもんでした。
この世界は、他の知的生命体によって作られた……的なSFに出てきそうな展開ですが、
あくまでこれは “運命” というもので、別にSF的な設定は語られていません。
“運命” 曰く、目的はハメツそのものではなく、タイムストリームの流れを一定に保つこと。
生と死の繰り返しこそが効率よくタイムストリームを集める方法で、そのために魔王や勇者を創造したそうです。
ハメツが続けば勇者を生み出し、平和が続けば魔王を生み出す。
そうやってタイムストリームの量を調整していた “運命” は、現在の状態を 「平和」 と判断。
平和な世界に勇者は不要なので、30秒後に消去すると言い出しました。
300秒とか3億秒とか、色々やってきましたが、やっぱり最後は30秒ですよね。
最初の村では、大した情報が聞けなかったので西へ向かうと、超大魔王メツヴォロスがポツンと立っていました。
お前、何してんの……(´Д`;)
すると、ここで “運命” の解説が入りました。
超大魔王メツヴォロスは、女神歴100年にユウシャが平和な世界を取り戻した後、
平和が長く続きすぎたため、『適度なハメツ』 を発生させるために生み出されたそうです。
魔王の数を調整する役割を与えられたので、魔王を復活させる力を持っていたのだとか。
散々、解説を聞いた後に戦闘すると、数発入れただけで倒すことができました(;´Д`A
やはりグランドレベルが108もあると、こうなっちゃいますよね。
次の村では、北東の洞窟にレアアイテムがあるという情報が聞けました。
洞窟への道を塞いでいたのは魔皇帝。
魔皇帝は、魔王が存在しない時代が続いたため、人工魔王を生成する役割を与えられたようです。
魔皇帝を倒して、北東の洞窟へ入ると、ポータブル女神像が手に入りました。
時間が足りなくなる可能性があるんでしょうか?
最後にユーシャの影と戦い、エイトエレメンツの復活も、メツヴォロスの撃破も、すべて “運命” によって
操られていたことを聞かされます。
さて、いよいよ “運命” との決戦です。
“運命” は、自分の役割を 「タイムストリームを流し続けること」 すなわち 「時間を進めること」 だと言いました。
自分を倒し、運命を破壊すると言うことは、時間を停止させることだ、と警告します。
時間が止まれば世界も止まり、世界はハメツする、とも。
躊躇する仲間達ですが、ユーシャは自身がタイムストリームとなって漂っていたとき、
人が人を思いやるだけのことでもタイムストリームが確かに流れるのを感じていたと言います。
それについては “運命” も肯定しますが、極わずかな流れで不確実なもので世界は管理できないと判断。
なるほど、確実にタイムストリーム量を管理するというだけで、唯一の手段ではないってことか。
“運命” はラスボスらしく、第二形態、第三形態へと変化していきますが、ペース早い早い(´Д`;)
そして、第三形態が放ってきたのは非常に強力な聖域。
近づくことができないユーシャたちの元へ、時の女神様が現れました。
どうやら、女神様の中にクゥのタイムストリームが居るようです。
クゥの歌を歌う女神様によって、聖域は中和されました。
ここからはイベントみたいなもんで、ユシアやユウジャが自らの思いを語り、みんなでトドメ!
……なのですが、1つ気になって仕方がないことがあります。
(*´ェ`) ………ヤーシュは?
ユーシャ、ユシア、ユウジャ、ユウシャのパーティーにヤーシュを入れていたのですが、
台詞がないのは当然としても、最後の一撃に加わらせてすら貰えていません。
サーシャを入れていたら、全員に台詞があったんでしょうか。
戦闘後のイベントでも姿すらありませんし、5人目の面子、悲しすぎるだろ(ノд`)
ヤーシュの悲哀はさておき、“運命” がなくなった今、タイムストリームの流れは、人々の心に委ねるしかなく、
また、決まった運命が存在しないことから、本当に自分たちで道を切り開いていかなければなりません。
旅の中で出会った人々なら、それができると信じて、勇者一族はそれぞれの時代へ戻っていきました。
スタッフロールにて、それぞれの時代の人々の様子が見られますが、今回は一枚絵じゃないんですね。
そういえば、今作って一枚絵まったくなかったような気が……。
前作は、金に溺れるユウシャと女神様とか、面白いイラストがありましたよね。
いずれにせよ、これにて勇者30SECONDはおしまい。
正直なところを言えば、前作のシステムの方が好きです。
スタート時は必ずレベル1。
全員同じ条件で開始して、決められた時間でどうレベルアップするかという頭を使う超速RPGだったのが、
グランドレベルをある程度上げなければクリア不可な場面にも遭遇したりして、ちょっと違うな~と感じました。
クエストに再挑戦する際、強い装備が使えるというのも同様の理由で微妙……。
そのシステムを利用しなければ取れない称号があったりして工夫は見えたんですけども。
でも、全体的には楽しくプレイできましたし、次回作が出るなら、是非買いたいです(*´∇`*)