『本陣の怪異 利吉』 (山梨県)
『四八(仮)』 プレイ日記 vol.78
『本陣の怪異 利吉』 (山梨県) 契力60消費(契力70獲得)
『大作家 その三』 から派生するシナリオです。
小説 「本陣の怪異」 のラストになります。
藩主・
久阪丹後守は、この本陣を江戸へ行き来する際の定宿にしていました。
いつもの八畳間に寝ていた際、鼠の足音が気になった丹後守は、槍で天井板を何度も突きます。
すると、隅の天井板が槍で持ち上がり、外れてしまいました。
短気な丹後守は、主人を呼びつけ、天井板の一枚に釘が打たれていないことを叱責します。
主人が天井板の釘は天井裏からしか打てず、一枚は外せなければ大工が降りられない、と言ったところ
丹後守は腹を立て、降りられなくなっても良いから大工を呼んで釘を打たせろ、と命じました。
藩主の言葉は絶対です。
そして人身御供に選ばれたのが
利吉という身寄りのない年老いた大工でした。
利吉は棟梁たちに言い含められ、天井裏に上がって釘を打ち、そこで衰弱死を遂げます。
皮肉にも利吉の遺体を喰らった鼠たちは、前よりも活発に天井裏を走り回るようになったのだとか。
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