『殺生石』 (栃木県)

2008年03月16日 19:14

『四八(仮)』 プレイ日記 vol.16
『殺生石』 (栃木県)
 契力60消費(契力70獲得)

 これも木村さんが取材に行くシナリオなので、彼が別の県に居たり、死亡したりしている場合は、
 住民情報を操作しなければなりません。


 殺生石の取材に来た月刊心霊マニアの木村 篤敏さんを出迎えたのは、森井 幸雄さん。
 観光名所ともなっている殺生石は、周囲に柵が設けてあり、近づくことは出来ません。
 何故なら、周囲には硫化水素・砒素・亜硫酸ガスなどの毒ガスが噴き出し、大変危険なのだとか。
 毒ガスのせいで、子狐が石の周囲で死んでいることがあり、祟りのせいだと言われています。
 お狐様が子狐たちを引き寄せる…と言った方が、殺生石伝説らしいのでしょうが、
 実際は、殺生石の周囲が温かいので、暖を取りに来た子狐がそのまま死んでしまう、というのが
 真相だと森井さんは言いました。
 しかし、子狐を殺すことはなくとも、ここには確かに恐ろしい九尾の狐がいるのだと言う森井さんは、
 その伝説を語ってくれました。


 殷王朝の時代、紂王の后・妲己になりすました妖狐・白面金毛九尾の狐
 狐は王をたぶらかし、悪事の限りを尽くしましたが、武王の軍師・太公望に正体を見破られ、
 神剣で体を3つに裂かれて、敗走することとなりました。
 妖狐は次に天竺で、斑足太子の后・華陽に成り代わります。
 そこでも、夫の権力を使い、やりたい放題だった妖狐は、更に若藻という少女に化け、
 吉備真備を騙して、遣唐船で日本に渡りました。
 日本に潜伏した妖狐は、1100年頃、藻女という幼子の姿で、子どものない武士に拾われ、
 大事に育てられた結果、玉藻前という名で宮中に仕えるようになります。
 妖狐は、鳥羽上皇に見初められますが、陰陽師・安倍晴明に正体を見破られてしまいました。
 逃げ出した妖狐が那須野で女子どもを喰らうようになると、鳥羽上皇は安倍晴明を軍師とした討伐隊を立てます。
 多数の犠牲を出しながらも、妖狐を追いつめた彼らは、首を落とすことに成功しました。
 しかし、死の間際、恨みの言葉を残した妖狐は、毒を吐く石に姿を変えたと言います。
 常に毒を放ち続ける石のせいで、周囲は生命のない荒れ地となりはてました。
 室町時代になり、玄翁和尚という僧が、妖狐の祟りを断ち切り、石を破壊することに成功します。
 殺生石は、呪いの言葉を吐きながら、全国へ飛び散りました。
 福島県・愛知県・岡山県・大分県など、各地に奉られている殺生石はその破片なのだと言います。
 そして、その石が再び1つに戻ったとき、妖狐は甦るのだ…とも。


鬼婆伝説とは違い、こちらは森井さんの語りだけで完結してしまいます。
“ゲーム” としては、何だこりゃ?と思うかもしれませんが、黴は案外気に入りました(*´∇`*)
こういうのが、1つ2つなら良いんですけどね…。


【住民情報】
 木村 篤敏(きむら あつとし) 33歳 男性  東京都/栃木県  生存 →青森県・福島県にも登場
 森井 幸雄(もりい ゆきお) 36歳 男性  栃木県/栃木県  生存





>
関連記事