【第1夜】
喧嘩別れして以来、会っていなかった親友のサビーに誘われ、故郷のカクタス・フラットを出てきたNeoCabの運転手 リナ・ロメロ。
サビーの住む “ロボットシティ” ことロス・オジョスへ向かう道中の砂漠でピックアップしたのは、写真家のリアム・ベアード。
彼を目的地に送り届け、サビーと再会しますが、彼女は贈り物のFeelgridを残して仕事を片付けに行ってしまいました。
リナはサビーを待つ間、ロス・オジョスでピックアップ依頼をこなすことにします。
ということで、始まりました3周目。
すべて知った後だと、サビーの行動も裏が感じられて仕方がありません(;´Д`A
あまり直接的な影響はないでしょうが、なるべくサビーにのめり込みすぎないような選択肢にしてみました。
乗客は、2人目がアズールで固定、4人目をピックアップしようとしたところにサビーの連絡が入るので、実質今夜は2人だけ。
今回は高級ホテルに泊まってみたいので、後々チケットをくれるアンソニーを乗せます。
もう1人はお気に入りのアゴノンにしておきました。
アンソニーとリサから、プリマドンナのソフィー・ルミューが暴走車に轢かれて死亡したことを発端とした “ソフィー法案” の情報が得られます。
法案が通れば、人間の運転する車は廃止されてしまいかねないという、NeoCab運転手のリナには生活に直結する内容。
そして、この件がストーリーの根幹に関わってきます。
Capraの車を襲う暴徒の群れから、NeoCabに逃げ込んできた義腕の青年・アズール。
彼は反自動車を掲げて活動する組織Radixの一員のようです。
怪我をしたアズールを病院に送り届け、業務を終えようとしたリナの元へ、サビーからメッセージが届きました。
ただならぬ様子に、位置情報の現場へ駆けつけたところ、そこには壊されたサビーの携帯端末だけが落ちています。
その端末に貼ってあったステッカーは、アズールのタトゥーと同じものでした。
ここで、「サビーが何者かに襲われたのでは?」 「サビーはRadixに関与しているのでは?」 という推測をするリナ。
しかし、何処をどう探せば良いのか解らないまま、一夜を明かすことになります。
【第2夜】
サビーを案じながらも、為す術がなく、NeoCabの業務を行うリナは、量子統計学者のウーナ・セイントクレアに出会います。
“重要なエントロピー” を探して、数多のタイムラインを見ているという彼女に、サビーのことを打ち明けるリナ。
膨大な演算処理を行ったウーナは、サビーがいる可能性が高い場所として、『Stanzmaschine』 というクラブをあげました。
クラブへ入ろうとしたリナに声をかけてきたのは、昨夜助けたアズールという青年。
どうやら、このクラブはRadixのたまり場のようです。
アズールによれば、サビーもまたRadixの一員であり、リーダー・ジェイスの恋人なのだとか。
リナはサビーが反自動車組織にいることにショックを受けますが、彼女の計画を見るに、どちらかと言うと反Capraなんでしょう。
また、ジェイスの恋人でありながら、DJやCapra社員と2人きりで会っているところを目撃されています。
DJの正体は謎ですが、Capra社員の方はチャーリーという名前が判明。
その人物から話を聞く必要がありそう、ということがわかりました。
チャーリーからのピックアップ依頼を受けたリナは、彼にサビーの居場所を問いただしました。
しかし、チャーリーは 『Stanzmaschine』 に連れて行かれ、ジェイスの喧嘩を目撃したのが、彼女に会った最後だと言います。
そもそも、チャーリーには彼氏がいて、サビーとは単なる同僚とのこと。
リナは、サビーがRadixに所属していながら、Capra社員でもあったことに驚愕します。
要は、Capraから情報を盗むために入り込んでいたスパイということですね。
チャーリーは星1評価をつけて降りていってしまうのですが、何故か直後に降車場所からピックアップ依頼を出してきます。
これ、「この間はすまなかった」 みたいなチャーリーの言葉を聞くに恐らく本来は、翌日以降の出来事だと思うんですよね。
それが何故か、怒って降りたのに、またそのまま乗ってきたことになっちゃってます(;´Д`A
ともあれ、チャーリーは同僚として信頼し、何でも打ち明けていたサビーが、突然消えたということを話してくれました。
そして、チャーリーが管理していたハードディスクがコピーされた形跡が発見され、厳しく追及されている、とも。
このコピーが、今まさにリナのFeelgridに隠されているわけですね。
【第3夜】
翌日、もう1度 『Stanzmaschine』 へ行ってみると、アズールと話をすることができました。
これは1周目気づかなかったなぁ。
サビー・ジェイス・Radix・Stanzmaschineの4つについて聞けますが、2つ聞いたところで話を打ち切られてしまいます。
今回は、Radixとサビーについて聞いてみました。
Radixの発足は20年ほど前で、当時は仲間同士のサークルみたいなものだったようです。
それがCapraの登場によって、組織的な活動をする反Capra団体に変わっていきました。
アズールが加入したのは、自身がCapraの事故で腕を失った2年前。
一方、サビーが加入したのは数ヶ月前でしたが、リーダー格ジェイスの恋人ということもあり、No.2のような立ち位置になったそうです。
不思議な魅力で人の懐に入り込むところは、リナの知っているサビーと変わっていないもよう。
ちなみに、アズールから 「もっと話が聞きたいなら、また明日」 と言われたのですが、翌日行っても話をすることができませんでした。
正確には、話をしようという雰囲気にはなるのですが、選択肢が出ると思われるシーンが、一瞬で切り替わってしまい、会話不能になります。
これ、聞かなきゃいけない選択肢を聞き終えたからなのか、バグなのか、どっちなのかなぁ。
3日目の乗客は、漢方屋に行くためのカルロスと、高級ホテルチケットを獲得するためにアンソニー。
彼らを乗車させた後、謎の携帯電話からメッセージが届きます。
差出人不明のメッセージがサビーを名乗ることに警戒を見せるリナ。
しかし、メッセージの主は、リナとサビーしか知らない2人の思い出を語ります。
地元の馬鹿な男どもがリナを侮辱した復讐に、奴らのワゴンにデカデカと 『信託基金ウジ虫』 と落書きしてやったときのこと……。
ようやく信用したリナに、サビーは自分のことを聞いて回るのは危険だから止めるよう忠告しました。
Capraの関係者が、自分に関して言うことは信用するな、とも。
メッセージでは、リナの行動について 「人から聞いた」 と言っているサビーですが、本当はFeelgridを通じて盗聴していたんですよね。
このことからも、「音声が自動収集されていただけで私は聞いていない」 というサビーの言葉が嘘だと解ります。
ちなみに、『信託基金ウジ虫』 は後々、重要な意味を持つ言葉になりますが、原語では何なんでしょうね。
3日目最後の乗客はリアムにしました。
ソフィー法案のきっかけとなったプリマドンナ・ソフィーの追悼式を訪れたリアム。
そこで見たのは、Capraが無料配布したFeelgridを付け、青い光をまとった人の群れでした。
印象的ではあるものの、Feelgridによって 「哀しみ」 という唯一の答えを示された写真に、リアムは違和感を抱きます。
それに、この写真を公開することは、Capra社の企業戦略に利用されるようで、躊躇われているようです。
ソフィー・ルミューという人物が、ストーリーに登場することはありませんが、彼女の死は重要な背景になっています。
有名人の事故死によって、人が運転する車の危険性がクローズアップされ、“ソフィー法案” の成立は間近。
その裏では、Capraが暗躍しているので、サビーはそれを暴いて阻止したいと考えているわけですね。
もうじき、ソフィー法案に関する投票が行われるらしく、追悼式での一件も、世論を動かすための工作なのでしょう。
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