地獄への帰還

2019年05月15日 21:12

『Caligula -カリギュラ-』 プレイ日記 ~タンバリンの帰宅部日誌~ vol.67 
 ラスボス戦です!
 ……が、レベル上げのせいで、ちょっとがっかりな結果になっています。
 申し訳ない。


 棗に声を掛けようとする笙悟ですが、彼は一凛が共に死ぬ相手として選んだ笙悟を憎んでいました。
 選ばれなかった自分と、選ばれたのに一凛から逃げた笙悟。
 一凛を手に入れられないことに藻掻いていた棗ですが、その方法を見つけたと穏やかな表情で言います。
 μが近くにいなければメビウスであっても、ソーンの身体は人間と同様。
 高いステージから飛び降りれば、“一凛と共に死ぬ” という笙悟ができなかったことができると考えたのです。
 2人を止めることも、共に死ぬこともできなかった事実を抱えて現実世界に帰れという呪いの言葉と共に、
 棗は一凛の死を再現するかのように飛び降りました。
 心の傷を抉るような事態に、悲痛な叫び声を上げ続ける笙悟は、呼びかける帰宅部の声も聞こえていません。
 それを引き留めたのは、丹波の荒療治。
 思い切り笙悟に頭突きをすると、あまりの衝撃に我に返ったようです。
 初めて出会ったとき、混乱する丹波を頭突きで無理矢理正気に戻したのは笙悟でした。
 同じように発破を掛けられた笙悟は、身勝手な棗の行動を悲しみ、現実世界で生き抜く決意をします。

 イベントはそのまま続行し、帰宅部たちはμを追ってメタバーセスに飛び込んでいきます。
 特に、飛び込むことに対するリスクはないようですね。



 絶望に満ちた世界を崩壊させなければ皆が苦しむ。
 そう思いこんでいるμには、帰宅部がそれを邪魔する障害にしか見えないようです。
 一度は助けて欲しいと言ったのに、何故、自分を妨害するのか。
 そう問われた帰宅部は、自分たちの身勝手さを認めつつも、それでは何も解決しないとμを説得します。
 自分たちは地獄である現実で生きていくと宣言する帰宅部が理解できないμ。
 人々の願いを拒絶する彼らを排除しようと、明確な敵意を持って襲いかかってきます。

 あちゃー、μのレベルも28かぁ……。
 こちらの平均レベルと10くらい開きがありますね。
 いきなりリスク3なので、維弦くんの月華で打ち上げることにしました。
 丹波はインパルススピナー、笙悟先輩はガンスリンガーで空中追撃をします。
 すると、空中でリスクが5まで高まるイメージが見えました。
 当たるか当たらないか判りませんが、笙悟先輩の奥義・リンケージノヴァを撃っておきましょう。
 鍵介くんはフールオブビューティーかな。
 実行します!

 ところが、イメージでは見えていなかったガードを張られ、初手が失敗してしまいます。
 ほとんどダメージを与えられなかったばかりか、笙悟先輩は待機状態のまま……(´Д`;)
 しかし、ガード解除後の攻撃で、何とかリスクブレイクには持ち込めました。
 丹波がナインセンシズで攻撃すれば、打ち上がったところに笙悟先輩の追撃が発動します。
 そこに維弦くんの奥義・百花繚乱もぶち当て、3人が奥義発動のオーバーキルで戦闘終了。



 みんなの望みどおり、苦しみも悲しみも解放するために頑張っているのに、と悲痛な声をあげるμ。
 彼女にとっての理不尽に耐えきれず、再び戦闘をしかけてきました。

 レベルが30になっていますね。
 リスクが1のうえ、カウンターができるような攻撃が発動していないので、基本技で攻めることになりそうです。
 それぞれクアッドトリガー千刃風花チェインガンナーフールオブビューティーを連発。
 リスクは順調に高まっていきますが、えらく地味です(;´Д`A
 それでも維弦くんや鍵介くんの攻撃が、割とリスクを高める効果が高いので、一連の流れでリスクブレイク。
 そうすると、維弦くんはスキルが派生しまくるので強い強い。
 そうこうしているうちに、丹波にターンが回ってきたので、例によって奥義・ナインセンシズです。
 うむむ……第二形態も1ターンちょっとで倒せてしまった……(´Д`;)
 レベル上げしたことで、こんなに申し訳なくなるとは……。


 世界の崩壊は、みんなの願いではないと思い至ってしまったμは、負の感情を放出。
 自我を取り戻したμは、自分が取り返しのつかないことをしようとしていたと気づきます。
 現実世界に帰らなければならないことをμに気遣われた帰宅部は、苦しむ覚悟を決めたことを告げました。
 ようやく、再び共にあれるようになったアリアとμは、人々の負の感情を浄化し、現実世界へと帰すことにします。
 メビウスは消えてしまいますが、2人はメタバーセスの中で、皆と共に存在し続けることでしょう。

 非常にあっさりしていますが、これにて 『Caligula -カリギュラ-』 完結です。
 スタッフロールの後、帰宅部メンバーのWIREが現実世界でも残っており、互いに連絡をとることができたことがわかります。
 彼らの現実世界での姿も見られますが、顔はすべて見えないようになっており、本当の容貌は隠されたまま。
 丹波は風貌は大きく変わらないものの、印象としては20代くらい……かなぁ?
 ラストはアリアとμが街頭テレビから微笑みかけてきて終了です。
 コンセプトも面白いですし、イマジナリーチェインも好きでしたが、色々と惜しいゲームだと感じました。
 問題と感じたのは、やはり本編要求レベルとサブクエスト要求レベルの乖離ですね。
 しかも、サブクエストと言っても汎用的なトラウマ解決のためなので、レベルを上げて達成しても、
 労力に対して得られるものが少ないというか……。
 100体撃破や、レベル20到達など、時間のかかるトラウマを持つ生徒は少なくすべきだと思いましたし、
 ラスボス撃破の要求レベルと、クエストクリアの要求レベルは、前者の方を高くすべきだとも思います。
 それならば、クリア後ダンジョンは、いくら要求レベルが高かろうが、文句はないんですけどねぇ……。
 でも、全体的には面白かったですよ。
 リスクを高めるという要素や、スキルが派生する要素は良点でした。
 高難易度と面倒を履き違えないでさえくれれば、もっと良いゲームだったと思います。
 今後は、他のゲームの合間を見て、地道にレベルを上げていきます。
 それでは、黴も地獄に戻りますか!




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