Review 『The Last Remnant』
Review 『The Last Remnant』
総合評価 ★★★★★
発売元:スクウェア・エニックス
ジャンル:RPG
発売日:2009年4月9日
レムナントの活用により、世界は秩序と平和を保っていた。
しかし、レムナントの強大すぎる力は、世界を徐々に歪めていき、戦乱を引き起こした。
それから1000年もの月日が流れた。
ミトラ族の青年・ラッシュは妹・イリーナを謎の組織に浚われ、戦乱の世へと一歩を踏み出す。
このレビューは、黴の完全なる独断と偏見でお送りしています。
各項目の評価は★×1~5と☆=0.5で為されていますが、こちらも勝手気ままに付けておりますので、御承知くだされ。
システム ★★★★★
黴はPC版のみプレイ済なので、PC版の評価になりますが、戦闘システムは非常に好みです。
キャラクター=ユニットからなるユニオンというチームを複数つくって敵に挑み、
ユニオンには方針のような指示しかできません。
ユニットは基本的に方針に従いますが、状況に応じて行動を変化させるなどの個性を感じさせます。
これを運次第と嫌う人もいるでしょうが、黴はどっぷりハマってしまいました。
戦場はモラルという要素に支配されており、モラルによっては被ダメ、与ダメが大きく変化。
如何にモラルを保ちつつ、攻撃を仕掛けていくかが肝になる戦略性の高い戦闘システムです。
仲間にできるリーダーユニットは皆、個性的で、会話やクエストを通して徐々に仲良くなったり、
彼らの問題を解決してあげたりする様子が、旅の全編を通して描かれるのも良点。
クラスや陣形など、ゲーム中だけでは説明不足な要素が多すぎるという難点もありますが、
逆に言えば、1周した後に、攻略サイトを見て2周目を始めると別世界が広がるとも考えられます。
操作性 ★★★★★
これもPC版の評価ですが、戦闘の簡略化ができることで雑魚戦がスムーズになっています。
また、ロードもそう長くはないので、さくさくプレイが可能。
一度攻略したマップは、ワールドマップ上からポンポン移動できるのも良点だと思います。
ストーリー ★★★★☆
主人公に関わる重要な事項が、プレイヤーには知らされず、且つ主人公自身は承知しているという状態が
ラストシーンの唐突さにつながってしまった感は否めませんが、ストーリー自体は非常に面白かったです。
サイドクエストが非常に豊富なので、寄り道しているうちにメインストーリーを忘れてしまったりもしましたけども。
グラフィック ★★★★☆
ちょっとキャラクターの挙動に不自然さは感じます。
ただ、グラフィックとしては特に問題は感じませんでしたし、フィールドのグラフィックは非常に美しく、
時折立ち止まってボーッと風景を眺めたくなるほどでした。
戦闘エフェクトは少々地味な印象。
黴のお気に入りポイント
◆戦略性の高い戦闘システム
◆モラルや戦略次第で大きく変わる戦況
◆キャラクターの個性が出る余地のあるコマンド
◆豊富なサイドクエストと仲間クエスト
黴のイマイチポイント
◆キャラクターのモーションの不自然さ
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