荒井昭二 1話目 『地縛霊』

2007年04月20日 18:20

『学校であった怖い話』 プレイ日記 vol.2
荒井昭二 1話目 『地縛霊』

 淡々とした口調で語りつつ、時折ものっそい興奮し出すので怖いです、荒井さん。
 そんな彼の1話目は地縛霊について。
 この学校には、近づくだけで怪我をする場所があり、その原因が地縛霊だと言います。


ストーリーは地縛霊の居る場所が何処かで3つに分岐します。
1. ボールの行方
 浅田茂くんは補欠ながらも3年間部活に勤しんできた野球部員。
 ある日の練習中、浅田くんは飛んでいったボールを探すため、工事中の体育館に入り込みます。
 ボールを見つけて手を伸ばした浅田くんの身に…
2. 美貌を取り戻す
 無理なダイエットが祟って身体に異常を来してしまった神谷真由子さん。
 入院生活の末、自分の美しさが損なわれていくのを自覚したとき、彼女は…
3. 花壇の番人
 花が大好きな園芸部員・早坂桃子さん。
 毎日熱心に花壇の世話をしていた彼女は、ある日肺炎で寝込んでしまいます。
 自分の育てた花たちが、無事でいるかどうか、そればかりを気にする早坂さんですが…

ストーリー展開ではなく、話自体が別物になる分岐があると、比較的サラッと終わりますね。
そんな3つの話の中でメインと思われるのが早坂さんの話。
花に取り込まれたのか、自ら身を捧げたのか、あるいは地縛霊に導かれたのか。
鮮やかに咲く紫陽花が心に染みるストーリーですが、分岐によっては怖い早坂さんも見られます。
ちなみに、荒井さんは 「ハンカチ」 を 「ハンケチ」 と言うようです。







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