No.1 イサン 翼所属の最年少主席研究員出身。思考に耽る傾向。コミュニケーションに難あり。
囚人たちは文学の登場人物がモチーフのようですが、彼は作者が元ネタみたいです。
27歳で亡くなった詩人で小説家の
李箱。
難解な作風で評価が割れていたらしく、彼の物言いが独特な言い回しなのもそこからでしょうか。
EGOと思われる「烏瞰刀」は、李箱の詩「烏瞰図」から来ているもよう。
No.2 ファウスト バス『メフィストテレス』のエンジン開発者の傲慢な“天才”。
戯曲『
ファウスト』のファウスト博士がモチーフですね。
天才を自称するタイプの天才みたいですが、モチーフとなったのは「努力」と「誘惑」の印象の方が強い人。
このゲーム、バスも重要な役割を果たすようなので、開発者の彼女も主要な囚人の1人っぽいですよね。
No.3 ドンキホーテ フィクサーに憧れ、己も正義のフィクサーとして大仰に立ち回る妄想家。
モチーフは同名小説の主人公
ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ。
騎士道物語に没頭するあまり、自分が騎士だと思い込んで悪を退治する旅に出たおっちゃんですね。
こちらのドンキホーテは男の子だと思っていたのですが、声を聞く限り女性でした。
EGOはLa Sangre de Sancho=サンチョの血ですが、従士の血という名前が何を意味するのでしょう。
No.4 良秀 美しさにこだわりのある戦闘狂の愛煙家。手に負えない背景を持つので扱いに注意。
芥川龍之介の『
地獄変』がモチーフのようですが、読みは宇治拾遺物語の方の「リョウシュウ」。
男性だと思っていましたが、女性が声を当てていたので、英語版の紹介を見たところ「She」とありました。
EGOは森羅炎象で、森羅万象の万が炎に置き換わっている辺り、元ネタが色濃く出ています。
あと、PVの最後にクソくだらないダジャレ言って自分で笑ってたのが気になりすぎる。どういうキャラなんだ。
No.5 ムルソー 自己判断を拒み、判断を要しないような端的な命令を好む。
オフィシャルサイトの囚人紹介でも、異様に短い文章で異彩を放っています。
モチーフはカミュの『異邦人』の主人公・
ムルソー。
もっと喋らないキャラかと思ったら、PVは意外と喋ってますね。有名すぎる台詞も入っていました。
EGOはChaines d'autrui=他者の鎖。
多くの人に見られ、指を刺され、雁字搦めになっているような表現もありましたし、そういう意味なのかな?