逆転裁判6

2016年06月11日 21:51

『逆転裁判6』 が発売されましたね。
黴は、3まではプレイしていて、4と5はプレイせず、大逆転裁判で戻ってきました。
6はどうしようか悩み中……。
逆転裁判シリーズをやって、こりゃすごい……と思ったのは、見事すぎるシステム。
推理小説って、原則として読者にも探偵役と同じだけの情報が与えられていないといけないですよね。
小説なら、有能な探偵役が勝手に推理を展開してくれるので、そのヒントが難解でも許されますが、
推理ゲームだとクリアしてもらわなければならないので、難解すぎるヒントにはできません。
そうすると、どうなるかってーと、推理部分が簡単になりすぎて、作中のキャラクターは頭を悩ませていても
プレイヤーには既に真相が丸わかり……みたいなことが頻発します。
なので、黴はあんまり推理ゲームが好きではなかったのですが、逆転裁判はまったく違いました。

まず、探偵パートで手に入る情報は、せいぜい事件の状況把握程度で、真相に辿り着くためのヒントもわずか。
基本的に、重要な証拠や情報は、先に抑えた検察側のものです。
だから、いざ裁判!ってときになって、初めて聞く情報がぽこぽこ出てきて一気に不利に。
しかも、その情報を聞いても、事件の真相って、まず解らない良い出し方なんですよね。
黴の場合、大抵の事件で真相把握はなるほど君の理解と同時進行でした。
取り敢えず、目の前の矛盾を衝くので精一杯で、でも後出しの情報や証言を突いていくうちに、
真相に気づける……という素晴らしい構成。

それゆえ、5の発売後に、「誘導がひどくて、自分で考える楽しみがない」 というレビューを見たときに
ガッカリするのは厭だから、買うのを止めようと決めました。
6も買うかどうか決めるのは、その辺の難易度情報を得てからにしたいと思います。
そして、できるならば逆転裁判には、“新システム” ではなく、シナリオで勝負してもらいたいところ。
「目新しいシステムはありませんが、シナリオには自信あり!」 と宣伝されたら、一も二もなく予約しちゃいそう。
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