【開幕より二百年あまり…】
開幕より二百年あまり…
徹底した封建制度と鎖国により、日本国内の執政と文化は円熟の極みに達していた。
されど諸行は無常。変わりゆくのが世の常である。
産業革命を経て、帝国主義化した欧米諸国は、開国を求め日本に押し寄せた。
戦々恐々となった幕府は、異国船打払令を発して、これを食い止めようとしたが
列強の圧力は次第にその激しさを増すばかりであった。
一方、国内では…
馴れ合いに腐りきった幕藩体制はほぼ機能しなくなり、地方では飢饉が頻発していた。
東北を中心に起こったこの飢饉は、やがて全国規模の天保の大飢饉へと発展。
農民一揆や、経済の破綻を引き起こし、やがて幕府を崩壊させることとなる。
そんな時代…
その東北地方を根城として、銀鴉衆なる盗賊団が活躍していた。
金持ちから金品を奪い、貧しい民に分け与える義賊との評判であった。
【文政九年 正月】
赤毛も眩しい海老三少年は、異様に唇の色が悪い藍之助の兄貴と共に
阿野屋敷へ、義賊 “銀鴉衆”として、初めての盗みに入ることになります。
途中、藍之助兄貴が基本的な操作を解説してくれます。
□ボタン:盗み
×ボタン:ジャンプ
○ボタン:蹴り
L1ボタン:風呂敷着脱
そして、R1ボタンが状況に応じて様々な役割を果たす重要なものとなります。
第1関門は室内の獲物を根こそぎ盗むこと。
小さな獲物は単純に□ボタンで盗めますが、大きなものになると何度も押さなければなりません。
獲物にも体力ゲージのようなものが設定されており、それを0にすることで初めて盗めるようになるもよう。
第2関門はスリ盗り。
人に対して盗みを行うと、その人の所持品をスリ盗ることができるようですが…
これがまったく判らない…(;´Д`A
うまくやらないと当然見つかるのですが、チュートリアルなので、相手は何をやっても寝ています。
結果、どうやれば正解なのかがまったくもって実感出来ない…or2
こんなことで、この先やっていけるのでしょうか…。
藍之助兄貴に、盗人の極意を教わりながら、上々の獲物を手に入れた海老三少年の前に幼い娘が現れます。
藍之助兄貴に言われ、寝ぼけた様子の娘を、閉じこめてある家人の元へ連れて行く海老三少年。
しかし、そこで見たのは家人を虐殺する、“銀鴉衆”の姿でした。
すずなを連れて行くときに、藍之助兄貴と話せるかな~と近づいてみたのですが反応なし。
( ̄д ̄) 何か言ってくださいよ、兄貴ぃ~。
とばかりに、ついRPGの癖で○ボタンを押す海老三少年…もといカビ。
(; д ) ゚ ゚ 兄貴に足払いぃぃ!?
スマン、兄貴……無様に、すっ転ばせてしまったよ……or2
幼女を連れて逃げるよう、海老三少年に指示する藍之助兄貴。
背に腹は代えられず、海老三少年は兄貴に後を任せ、娘を連れて逃げ出します。
ここから再びチュートリアルです。
見張りの男の背後を、
壁張り付きで通り抜け、壁を背にして立つ男は、ジャストステルスで回避。
これで何かしら盗めば素敵スティールが発動し、素敵点も貰えるのですが、そんな余裕ナッスィング(;´Д`A
次に、4人並んだ見張りの間を、ジャストステルス連発で通り抜けろと言われたのですが
あっさり見つかったよ(*´∇`*)
チュートリアルだからか、『神業-KAMIWAZA-』自体がそういうものなのか、ある程度逃げたら諦めてくれました。
最後に風呂敷の扱いです。
門の真ん前に居る男に向かって風呂敷を蹴り、アテンションコントロールを行い突破するというもの。
これも微妙……成功なんだか失敗なんだか……(´Д`;)
ダメダメのまま、何とか脱出は出来ました。
【そしてそれから…】
銀鴉衆の盗人見習・海老三は、身よりも何も無い捨て子であった。
世の辛苦を舐め尽くしてきた海老三は固く心に思うのだった。
「この子を不幸にしちゃいけねぇ…」
泣く子を抱え、逃れ逃れて数十里。
とある城下の港町へと辿り着いた。
「ここまでくりゃ銀鴉衆の手も及ぶめぇ」
海老三は大工という真っ当な仕事を手にした。
すずなと名乗った娘も海老三を慕い、二人は実の親子のように暮らし始めた。
そして、十年の歳月が流れる……
【天保七年】
海老三少年、髪も黒くなり、ヒゲも生えてすっかりおっさんになっております。
海老さん、恐らくまだ二十代だと思うんですけどねぇ。老けましたな。
仕事に行く海老さんを送り出すすずな。
空咳をしているようで具合が悪そうですが、おとっつぁんに心配はかけたくないようです。
すずなを置いて仕事に出かける海老さんですが、夕方家に戻るとすずなは高熱を発して倒れていました。
何とか医者には来て貰えましたが、治療法が判らず、様々な療法を試す必要があるとのこと。
当然、それには大金が必要。
海老さんは盗みの世界に足を踏み入れるか否かで苦悩します。
そして深夜、「悪さじゃあない、すずなのためだ…俺は銀鴉衆とは違うんだ」と自分に言い訳し、
海老さんは外ヶ崎屋敷へ薬を盗みに入るのでした。
まず、屋敷の玄関前に黄武士が1人居ます。
外ヶ崎家に仕える武士は、黄・青・赤の三段階おり、順に位が高くなっています。
初プレイの常として、どうしようどうしよう…と辺りをウロウロ……。
結局、居眠りばかりしているので普通に忍び歩きで通れたんですけどね…(;´Д`A
続いては、廊下を行ったり来たりしている女中さん。
壁に張り付いて、女中さんが通り過ぎるのを待ち、一気に駆け抜けます。
み、見られたかも……(´Д`;)
廊下から庭へ出ると、向こう側に薬があると思われる部屋が見えました。
部屋の外を彷徨いている武士は、やり過ごしたのですが、肝心の薬は青武士が、じっと見ています…。
ど、どうすれば良いんだろ………。
意味もなく彼の背後にある座布団やら何やらを盗んでみますが、どうなるわけでもなく、硬直状態が続きます。
考えた挙げ句のカビの行動が、
突撃。
頭悪いこと、この上ないですね…or2
一発、ジャストステルスを発動させたは良いものの、次の瞬間、あっさり【目撃】状態になってしまい、
刀を抜いて青武士が襲いかかって来るではありませんか((( ;゚Д゚)))
ズバズバ斬られ、どんどん活力が減っていく海老さん。
しかし、未だプロローグのようなイベントだからか、活力がゼロになっても、海老さん元気です。
もう訳もわからず□ボタンを連打していると、所持金が無くなった青武士、その場で気絶してしまいました。
所持金が無くなると気絶するのは、あまりの出来事に耐えられなくなったからとも、海老さんに心を盗まれたからとも言われています。
半死半生…というか、本来なら完全にアウトな状態で、目当ての品確保!
元来た道を辿って、脱出です。
盗みを終えて帰路につこうとしていた海老さん、背後の気配に振り返ります。
そこに居たのは、天狗の面をかぶった藍之助兄貴でした。
面の理由を問われ、「俺は俺でなくなった」と言う藍之助兄貴。
海老さんは銀鴉衆を抜けたのか、と解釈していますが、その前に「銀鴉衆の藍之助だ」と言っていますよね。
はっきり抜けたとは言っていない気が…。
銀鴉衆の紋は天狗の羽とも言っていましたし…これで兄貴が黒幕だったりしたら哀しいなぁ。
それじゃぁ分かり易すぎるかと思いつつ、ACQUIREゲームの展開は割とお約束パターンですからねぇ…。
藍之助兄貴は、海老さんに自分と組んで義賊になるよう求めます。
金のあるものが良い目を見るばかりの世の中を、自分たちが変えるという兄貴の主張に
海老さんも、「義賊であるなら」と躊躇いながらも賛同します。
それに対して、妙に悪役チックな笑いをもらした藍之助兄貴、藍三団の活動開始を宣言します。
か、格好悪い……(´Д`;)
藍三団って何ですか、兄貴…。
どうしても銀鴉衆と比べてしまうんですけど……。
あいぞうだん………。
藍之助兄貴の話によると、鳴州町の白波湯は別名「盗人之湯」。
盗人にとって、何かと利になる場所のようです。
そこへ行くことを進められ、この日は兄貴と別れることとなりました。
さて、少々長いですが、ここまでが序章のようなものです。
次回から、本格的に盗人家業を始めたいと思います(*´∇`*)
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