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2025年01月31日

どっとはらい


『山海旅人 THE REWINDER ~黄泉からの旅人~』 プレイ日記 vol.16
 正月企画2025はこれにて終了。
 ちょっと第1部完!みたいな終わり方でしたが、非常にストーリーの良いゲームでした。




 盧婉を捕らえられなかったのは気になりますが、蘆河村の事件はひとまず解決しました。
 七雲は村人たちに別れを告げ、白黒無常に報告するため冥府へ戻ります。

 鬼市にやってくると、牛頭・馬頭もねぎらいの言葉をかけてくれました。
 それよりも気になるのは語り手の話の続きですよ。
 語り手は明心が“戻って”きたのを見て、話の続きを聞かせてくれました。
毎夜女を待っていた書生がうつらうつらしてしまったとき、あの笑い声が聞こえた。
外へ出ると女の姿が。
彼女は家を失って彷徨い歩いており、雨宿りをしていたところだと言う。
書生は女を家に入れ、そのまま共に暮らすようになり、そのうち結婚した。
しかし戦が始まり、逃げる途中で女は重病をわずらった。
女はこの世を去り、書生はその傍でむせび泣き、力尽きて眠ってしまった。
目を覚ますと女の体はなく、そこにあったのは一輪の朝顔であった。
男は朝顔の精が、故郷の土を離れたために弱ってしまったのだと気付いた。
女を復活させる方法を尋ね歩き、山を越え谷を越え。
あるとき年老いた和尚が、あのときの朝顔を探して心を込めて育てれば、百年後、千年後には生気を取り戻せるかもしれないと言った。
書生は人の身でありながら冥府に留まり、百年、千年かけて朝顔を育てようと決意。
冥府に月はないが、朝顔は必ず新月の夜に花開く。
時間も月も無い冥府で、書生と花の心には今日も月が昇るのであった。
書生は縁がある人に花をくれる。
この物語を覚えていてくれるようにと。
 語りを聞き終えてから書生の元へ行くと、選択肢に「新月」が増えています。
 正しい答えを返すと書生は『朝顔』をくれました。
 この朝顔も草木の精にあげることができます。
 「薬にもなるけれど毒がある。あいつは体が弱いからこれは使えない」と生前の記憶を少し取り戻しました。

 白黒無常の元へ戻った七雲と明心。
 するとこれまで現世に留まっていた蘆河村の魂たちが浄魂池へと吸い込まれていきます。
 それと同時に、蘆河村の聖壇も消滅しました。

 ここで画面が暗転し、盧婉と何者かの会話が交わされます。
「月彤の内丹を入手できず申し訳ございませんでした」「これからどうすれば良いかわかるな……」
 この会話の相手が恐らく趙真人でしょう。
 しかし報酬の金塊を満足そうに磨く七雲と、奈何橋で再会した葉瑛さんと明誠さんが描かれて終幕。
 こういう続編を匂わせた感じで終わるストーリーだったかぁ。



 クリア後に『草花収集モード』として、各セーブポイントから自由に始めたり止めたりできるようになりました。
 気になるのは草木の精の正体ですが、収集できていない草花が2種類あります。
 1つは初めて聖壇の洞窟に行ったとき、ギミックをクリアせず奥まで行くと手に入る『洞冥草』。
 しかしもう1つはいくらやっても見つからず、やむなく答えを検索してしまいました……(´Д`|||)
 でもこれは解らなくても仕方がないな……という内容です。
 岳老六の逆夢ステージで、「先に木を切ろう」という心変わりはさせつつ柴小屋の鍵入手に失敗させるのが条件でした。
 そうすると木を切るのではなく、木の幹に補強を施して倒れないようにする方法で対処。
 現実世界で入手できる草花が『薔薇』になりました。
 草木の精は「あいつ」が何日もかけて、香袋に揃いの真っ赤な薔薇の刺繍をしてくれたことを思い出します。
 これにより、すべての草花が揃いましたね。
 花園が完成したことを喜ぶ草木の精ですが、突然咳き込み「心が痛い」と苦しみます。
 その体から飛び出してきたのは記憶の欠片でした。

 ここで、草木の精こと「紀天禾」の記憶の欠片を持って聖壇へ向かうことができます。



 女性の持つ美しい香袋を気に入り、どこで買えるのかと尋ねる老人。
 女性は夫と対になるように自分で刺繍をしたと説明するのですが、耳が遠い老人は何度も聞き返しています。
 一方その頃、天禾は薬草の採取から戻ってきましたが、石斛が手に入らなかったことに落胆していました。

 7年前より、もっともっと昔の蘆河村ですね。
 橋もまだ丸太を束ねて架けただけの簡素なものです。
 その橋の上には天禾の他に1羽のカラス。
 カラスが「あいつ助けてやるカー?」と悩んでいるようです。
 「助ける」と「ご飯にする」があって、助けるの方が優勢。
 思考が出ているのは天禾だけですが、どの思考も「刺激」にはなりませんでした。
 村の中を探しに行くと、≪干したトウモロコシ≫が刺激として手に入ります。
 これを使うのでしょうか?
 でも「助ける」が優勢なのに、それを変える必要あるのか?
 と思ったので一旦様子見をしてみます。
 するとカラスが崖下に飛んでいき、花の傍で一声鳴きました。
 Σ(゜Δ゜*) そういうことか!!
 カラスが鳴いたせいで崖の中腹にある足場に石斛があると気付いた天禾が、岩に縄を結びつけて下りていってしまいました。
 ただし、失敗したわけではなく、まだ展開が続いているのでそのまま見守ってみます。

 土地廟の傍にいた女性が急に「今よ!」と駆け寄り、岩から縄を外しました。
 Σ( ̄ロ ̄lll) これ、黄おばさんか!?
 縄が自然に切れたと思った天禾は青ざめ、助けを求めます。
 そこへちょうど通りかかったのは冒頭のおじいさん。
 地面に置いてあるカゴを不審には思ったのですが、気にせず立ち去ろうとしたところカラスがやたらと鳴いています。
 足を止めたおじいさんが「誰のカゴだ?嗅いだことのあるにおいがする…」と悩み始めました。
 そうか、おじいさんは耳が遠いから助けを求める声は聞こえなかったんですね。
 カゴを調べると香袋が付いているらしく、≪花の刺繍の香袋≫を入手。
 この刺激を使うと、おじいさんが周囲を調べてくれて天禾が助かり【逆夢成功】となりました。

 ちなみにカラスに対して≪干したトウモロコシ≫を使うとどうなるのかも試してみました。
 刺激を与えると、カラスはご飯が食べたくなって飛んでいってしまいます。
 カラスが鳴かないので、天禾は石斛に気付きません。
 これはこれで良いのかと思いきや、黄おばさんこと盧婉が親切めかして石斛の場所を教え、結局天禾は崖下へ。
 この場合、カラスがいなくなるのでおじいさんがそのまま立ち去ってしまい失敗に終わります。
 初回プレイの選択が、偶然正解だったわけですね。



 遅いから帰って来ないかと思った、という妻にそんなわけはないと返す天禾。
 ……こうして過去が変わったことで、玉佩を巡る7年前の事件もなくなりました。
 嵐の夜、茶屋の外へ出た葉瑛を呼ぶ声がします。
 夢を見たという葉瑛をいたわり、家の中へ連れ戻す明誠。
 葉瑛はぼんやりと「蜘蛛がいなくなったのね……」と呟きました。

 最後の最後に、蜘蛛の精と草木の精も救われたんですね……(ノд`)
 そして葉瑛さんと明誠さんも、2人で幸せに暮らしました……、と。
 確かに白蓮教関連では「第一部完!」な終わり方ではありますが、その一部はキレイに完結しました。
 パズル自体は簡単にクリアできるゲームでしたけど、ストーリーはどんでん返しあり感動ありで非常に良かったです。
 続編が出たらぜひプレイしてみたいですね。
 今のところ、番外編として隠山を主人公とした短い物語はリリースされているようですが続編はないみたい。
 今後の動向が楽しみです(*´∇`*)





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