2022年07月20日
愛のファイア
『Coffee Talk』プレイ日記 vol.14
2020年9月28日(月)
本日のトップニュースは「大西洋岸諸国からの移民流入を防ぐため、東海岸に軍を配備」。
他に、「人狼代表者たちが安価な抗変身薬を求め、当局に働きかけ」「ザラッハタウンの医師が子供のクローン化実験で逮捕」とあります。
2020年9月28日(月)
本日のトップニュースは「大西洋岸諸国からの移民流入を防ぐため、東海岸に軍を配備」。
他に、「人狼代表者たちが安価な抗変身薬を求め、当局に働きかけ」「ザラッハタウンの医師が子供のクローン化実験で逮捕」とあります。
フレイヤとバリスタが小説について話し合っているところに入店してきたガラは、自分のための特効薬・ガラハッドを注文。
そこへ、ベイリースがやってきて、フレイヤの隣に座り、話しかけてきました。
彼女の小説の構想を興味深げに聞いていたベイリースは、ジンジャーラテを注文します。
フレイヤは読者がストーリーを選び取る小説が書きたいようで、ゲームブックのような仕立てや、ストーリーカード形式を構想しているとのこと。
ただ、残り2週間では普通の小説を完成させるのも危ういので、あまり余計なことをしない方が……とも思っているようです。
さて、ご注文のジンジャーラテですが、[コーヒー×しょうが×ミルク] でできました。
ベイリースのお気に召したようで、腕の良さを褒められます(*´∇`*)
近況を話し合っているうち、ルアとのことに話題が及び、2人の出会いを尋ねるフレイヤ。
ベイリースは当時、少々自分の容姿に自信のある大学生で、学内でも有名な美しく奔放なサキュバス・ローズ(仮名)を狙っていました。
ルアはローズの友人で、ベイリースの友人兼同居人であるコニャック(仮名)と交際していました。
ローズの情報を聞き出すために、コニャックを通じてルアに接触するようになったベイリースですが、ルアは彼をあまり良く思っていなかったもよう。
そんなある日、ベイリースは帰宅してきたところで、コニャックを訪ねてきたルアと鉢合わせ、一緒に自宅へ入ります。
そこで目にしたのは、ローズと浮気中のコニャック。
ショックを受けたルアの表情を見た瞬間、ベイリースはコニャックに殴りかかっていました。
結果として、ベイリースは返り討ちにされましたが、そこから2人の交流が始まり、そして交際へと発展していったのだそうです。
なかなかドラマチックな経緯だったんですね。
ベイリースはコニャックが狙っていたローズに手を出したことではなく、ルアを傷つけたことに怒り、ルアも殴られたベイリースの方に縋り付いた。
双方ともに意識せず、相手に惹かれていたというわけでしょうか。
話題は自然とルアのことになり、芋づる式にハイドとの口論についても話すことになりました。
「家族を捨ててもルアと一緒にいたい」という言葉について言及すると、ベイリースはエルフの一族が如何に高慢かを説きます。
名声と体面を何より重んじ、交友関係も職業も、彼らが“立派”だと感じるものでなければならない。
それに反発したベイリースは、アーティストになるという幼い頃からの夢を叶えるため、大学に入ってから専攻を美術に変えました。
両親はその決断に怒り狂ったばかりか、邪悪なサキュバスに誑かされたことが原因だ、と彼女を侮辱したのだそうです。
そんな家族と縁を切ることについて、ベイリースに躊躇いはなく、何故、ルアがそこまで気に病むのかが理解できません。
選民意識が高いので、自分たちの息子が悪いと思いたくないのでしょうね。
心の底からルアのせいだと思っているのか、あるいはエルフであるベイリースが誤った判断をすることは“あってはならない”からなのか。
いずれにせよ、原因を擦り付けられる相手がいたから、全力でそうしているのでしょう。
そのとき、不意にガラが口を挟んできました。
人狼もそうですが、サキュバスも家族を第一に考える種族であり、ベイリースと同じことを求められても彼女にはそれができないのでしょう。
また、ベイリースが一方的に家族と縁を切れば、彼の家族はルアとサキュバスという種族への憎しみを募らせるに違いありません。
自分の行動が、多方面に影響を与えることを自覚しなければならないと諭すガラ。
それに、一時の情熱で行動して、将来この決断を後悔しないとは限りません。
果たしてそのとき、ベイリースは「君のために家族を捨てたのに」という切り札を切らないと言えるでしょうか。
人生という嵐の中、燃え上がった愛の炎を絶やさずに進むことは非常に困難です。
例えば、ベイリースは不老不死であるため、健康保険に加入していないでしょう。
けれども、一族と縁を切れば不死性を失い、病気になったことで生活が困窮するかもしれません。
2人の間に子どもが生まれれば、その子も不死性を持ちませんし、混血であることで困難に置かれる可能性もあります。
そういった現実的なことを見つめるべきだ、と説かれたベイリースはかなり考えさせられたようで、2人は共に店を出て行きました。
確かに、ベイリースは突っ走っているところがあるかもしれませんし、ガラの言うことはすべて正論です。
これから立ちはだかるであろう問題に対する覚悟ができているなら反対しないけれど、問題に気づいてすらいないのでは?という忠告ですね。
一方、ルアが決断できないのは、決してベイリースの覚悟不足に躊躇しているわけではなく、彼女自身の問題だと思います。
選択肢を提示されているのに、彼女がどれを選ぶこともできず、かと言って自分で別の選択肢を発案することもできず停滞しているから。
この彼女が踏み出せない原因は、超えるべき壁が高すぎることなのでしょう。
そして、自分でも選択できないのが何故か論理的に整理できていないので、「あれも嫌、これもできない」状態に陥ってしまっている……。
だから、ガラが言ったような細分化された障害を、2人で話し合って1つずつクリアすれば、階段を上るようにして高い壁を越えられるのかも。
今日は色々と考えさせられる日でしたね。
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Posted by 黴 at 21:15│Comments(0)
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