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2022年06月24日

惨敗のラテアート


『Coffee Talk』プレイ日記 vol.3
2020年9月22日(火)

 お客にラテアートを依頼されて、四苦八苦しながら、それっぽいものを完成させた黴。
 果たして、その評価は如何に……!




 (*´ェ`) 鼻で笑われたんですけど……。
「これがラテアート?」と小馬鹿にされました。
 くっ……自覚があるだけに悔しい……。
 惨敗のラテアート
 でも、どんなにすごいものを作っても、ここの台詞は(多分)一緒だもんね!!
 カプチーノを口にした男性はベイリースと名乗りました。
 それを聞いた女性も名を告げていなかったことに気づき、ルアだと自己紹介します。
 ベイリースはフリーデザイナーで、イブニング・ウィスパーに依頼されてイラストを描いたこともあるそうです。
 4人で少々雑談をした後、フレイヤは小説の執筆に集中する覚悟を決め、窓際のお気に入りの席に移動しました。

 ちょっとした会話も、非常に雰囲気が出ていて良いですね。
 キャラクターは結構表情豊かで、声のトーンが容易に想像できる感じ。
 また、ルアとベイリースの名前を聞いた際、「Tomodachi!!」に2人が追加されました。
 プロフィールによると、ルアはディスカバリー・ナショナル・キャピタル社の事業開発長とのことです。



 さて、フレイヤがカウンターから去った後、恋人達は2人で会話を始めました。
 ここからが、このゲームの真髄なのでしょう。
 先ほどまで会話に参加していたバリスタは2人にとって透明人間となり、ごくプライベートな会話が交わされます。
 その会話から、彼らの持つ事情や背景をプレイヤーが察していくことで、人間ドラマが展開されるわけですね。
 また、そうした背景に直結する会話だけではなく、何気ない日常の会話が挟まれているところも良い雰囲気を創り出しています。
 そこから、キャラクターの性格が読み取れて、さらに深みが出るんですよね。
 会話が主軸のゲームだけあって、翻訳も問題ありません。
 ベイリースは不老不死であるエルフの一族で、多くのエルフは自分たちを神聖な種族と自負しています。
 そのため、ベイリースの両親も息子が“下劣な”サキュバスと付き合うことに反対しているもよう。
 一方、ルアの両親も“年上過ぎる”エルフとの交際に猛反対しています。
 一族の傲慢に嫌気がさしたベイリースは、愛するルアのためならば、家を出て己の不死性を捨てることも厭わないと言いました。
 けれどもルアは、ベイリースの人生を変えてまで付き合う覚悟が持てないのか、少し考える時間が欲しい、と店を出て行きます。

 プレイ記では彼らの会話の概要のみ記載していますが、映画を見ているような気持ちになる良質な会話です。
 ベイリースが言われたのは、「ルアと死別して独り身に戻っても、サキュバスなんかと関係を持ったら再婚相手がいない」みたいなことでした。
 これだけでも、両親がどれほどサキュバスを下に見ているか、そして「どうせ先に死ぬのに」という嘲りも伝わってきます。
 こうやってプレイヤーは、この異界のシアトルの世界観を学んでいくんですね。

 見苦しいところを見せた、と自嘲するベイリースは、温かく心が落ち着く一杯をリクエストしました。
 彼らのハッピーエンドを願ったバリスタは、その一杯に抹茶ラテを選びます。

 既にレシピが解っているので、[抹茶×ミルク×ミルク] を投入。
 抹茶ラテを完成させたら、頼まれてはいませんが、ラテアートに再挑戦です。
 ………うーん、あらゆる線が不安定(´Д`|||)
 惨敗のラテアート
 抹茶ラテを満足そうに飲んだベイリースは、種族の違うノアを愛してしまったのは何故だろうかと自問します。
 そして、「努力すれば恋に落ちる相手も選べる」と主張した父親と、エルフという種族そのものに対する嫌悪感を示しました。
 そんな彼に、永遠の時間を使えるからこそ学び、変わることができると説くバリスタ。
 飲み明かしたい気分に陥ったベイリースは、礼を述べてカフェを後にします。

 会話を漏れ聞いていたフレイヤも恋人達に同情している様子。
 彼女も今日は帰ると言い、元々材料が不足していたこともあって、本日は店じまいです。
 惨敗のラテアート  惨敗のラテアート




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Posted by 黴 at 23:06│Comments(0)Coffee Talk
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