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2022年05月21日

字幕を愛するその理由


『Detroit : Become Human』 プレイ日記 vol.55
Chapter30 ~魂の夜~ 2038年11月10日 PM04:17 マーカス

 ※このゲームは、初回は事前情報なし・リトライなしでプレイすることが推奨されています。
  プレイ記にはネタバレが含まれておりますので、未プレイの方は閲覧注意。




【カールの墓を訪れる】
 1人で墓地を訪れたマーカスは、カール・マンフレッドと刻まれた墓標の前に立ちます。
 父のように慕った彼の墓を前に、誰にも言えない苦悩と迷いを打ち明けるマーカス。
 しかし、道を示してくれる声はもう聞こえません。
 墓地から立ち去ろうとしたところにやってきたのはレオでした。
 両者は無言で見つめ合いますが、マーカスは何も告げることなく、その場を立ち去ります。

 さすがにレオは、マーカスが生きていて変異体のリーダーになっていることは知っているんでしょうね。
 マーカスを見ても、それほど驚いているという感じはありませんでした。
 マーカスの方は、カールが亡くなってしまった今、レオとは関わる意味も無い、という感じでしょうか。
 元々、怒りよりも哀しみの方が強く発露される性格のように見受けられますから、もはやレオへの怒りもないのかも。

 ちなみに、マーカスが去り際にカールの墓標に語りかける言葉が、字幕と英語だと印象が結構違いました。
 字幕だと「あなたに会いたい。あなたがここにいれば」で、英語だと「I miss you, Carl. I miss you so much」。
 声が泣きそうなのもあって、英語の方がより弱っている感じが出ています。
 このゲーム、翻訳は充分良いのですが、こんな風に字幕と英語で印象が違う台詞もあって、そこも映画っぽいんですよ。
 こういう違いを楽しみたいので、黴はゲームも映画やドラマも吹き替えより字幕派。
 ただ、英語は致命的に苦手科目なので、気に入った映画や海外ドラマは、サブで英語字幕出したりして楽しんでます。
 ゲームではサブ字幕出せないので、もし2周目やるとしたら、日本語吹き替え・英語字幕で遊ぼうかな。



【仲間に語りかける】
 ジェリコの爆発から生き延びたアンドロイドたちは、古い廃教会に集まっていました。
 今や政府は、国中のアンドロイドを破壊するか、捕らえて収容所へ連行しています。
 決断を下すときが近づいてきました。
 マーカスは、最後の戦いを前にして、仲間達に声をかけます。

 どんな決断をしても最後まで付いていく、と言うノースとジョッシュ。
 カーラとアリスは、マーカスに頼んであった偽造パスポートを受け取り、最終バスでカナダを目指すようです。
 そして、共に逃げてきたものの、ジェリコのメンバーにとっては襲撃の要因をつくったコナー。
 めちゃくちゃ、しょぼくれとる……(´Д`;)
 ここでコナーの処遇を決めることができましたが、こんなところで死なれちゃ困るので、「許す」を選びます。
 仲間として受け入れられたコナーは償いのためか、戦況を変えるための一手を提案します。
 それはサイバーライフタワーへ入る権限を持つ自分が、タワーに保管されている数千体のアンドロイドを変異させるというもの。
 危険だと反対するマーカスですが、コナーの決意が硬いことを知ると、その無事を祈ります。

 これ、コナーが後悔しているのは、ジェリコ襲撃のきっかけを作ったことですよね?
 何かもの凄い萎れっぷりですけど、変異体事件の捜査自体は間違ったことではないと思うんですけど。
 おかしくなったのは、「変異の原因を探る」というミッションが、「変異体のリーダーを捕らえる」にすり替わった時点から。
 コナーなら、そのことにだって気づきそうなものなのに、サイバーライフ社の命令は絶対、とばかりにミッションを遂行しています。
 それこそが、コナーの後悔の要因だと思っているのですが、これまでのことすべてを後悔していたら悲しいなぁ。



【仲間に自分の決断を伝える】
 ここが最後の大きな分岐だと思います。
「平和的な行進で政府に圧力をかける」か、「収容所を攻撃してアンドロイドを解放するか」を仲間に対して宣言することになります。
 やっぱり暴力で対抗して一時的に勝利したとしても、そこから先へ繋がる気がしないのでデモを選びますよ。
 人間はアンドロイドを収容所に送り、破壊することで全滅させようとしています。
 それに対して怒りを覚える仲間の気持ちは解りますが、暴力では何も解決しません。
 平和的な話し合いを試みることで、人間たちの正義感に訴えるべきなのです。
 この試みが失敗したとしても、残された仲間たちが意志を継いでくれるでしょう。
 マーカスの演説は、ジェリコの面々の士気を大いに高めました。
 教会はマーカスの名を呼ぶ声で埋め尽くされます。

 ……というわけで、平和的解決を目指してデモを行うことになりました。
 暴力で制圧すると人間側にアンドロイドに味方する理由がなくなり、両者の全面対決が始まります。
 そうなるとどちらから壊滅するまで集結は望めません。
 しかも、デトロイト市民だけを相手にすれば良いわけではなく、アメリカ全土…下手したら世界を相手にする必要があるでしょう。
 どう考えたって、勝利が見えてこないんですよね。
 一方、平和的アプローチにより世論さえ味方に付けられれば、良くも悪くも社会は多数決。
 アンドロイドを攻撃してくる連中を、親アンドロイド派も一緒に攻撃してくれるわけですよ。
 人間全体をアンドロイドの敵として攻撃するより、反アンドロイド派を社会の敵に仕立て上げる方がよっぽど勝機があると思います。

 今回のチャプターは非常に短かったですが、フローチャートは………(*´ェ`) これ、カール生存ルートあるな。
 冒頭、カールの墓参りをするフローチャートの下に、未解放の大きな分岐があります。
 そして、黴が解放した分岐の先頭には、「カールが『失意』で死亡」と。
 察するに、あのとき我慢せずにレオを突き飛ばしていたら、カールの心臓に負荷が掛かって亡くなることもなかったのでしょう。
 また、コナーのフローチャートは完全なる未解放。
 こちらは変異体にならず、機械のままで居た場合、マーカスと別行動をするため、コナーを操作するシーンがあるのでしょうね。





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Posted by 黴 at 17:51│Comments(0)Detroit:Become Human
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