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2021年03月16日

魂の双子


『Lobotomy Corporation』 プレイ日記 vol.92
 ネツァクのコア抑制を行ったことで、廊下でも50%の回復効果を得られるようになりました。
 これまた美味しいですね。
 アブノーマリティや試練の鎮圧に役立ってくれそうです。




DAY29 【アブノーマリティ選択】
 T-09-90 : ???
 「今、永遠に私たちを救ってください。真実は私たちを自由にするでしょう」



DAY29 【ストーリーパート】
 家に帰りたいと嘆く金髪の少女・リサと、もう家には帰れないと言う少年・エノク。
 カルメンに連れてこられた2人は、自由に暮らしていても良いと言われていましたが、エノクはそれをよしとしませんでした。
 こうしている間も、“外郭” では多くの子どもたちが死んでいっています。
 運良く、ここにいられるということを漫然と享受することは許されないと感じる彼は、実験に自ら関与し始めました。

 双子なのか兄妹なのかはわかりませんが、エノクの方は年齢にそぐわぬ厭世観と頭脳を持っているようです。
 対するリサは、年相応の子どもという印象ですね。

 アンジェラによって目覚めさせられた彼らは、「ティファレト」 と呼ばれるようになります。
 同じ名前で呼ばれることに戸惑い、中央本部の管理に手こずり、うまくできるようになったことに喜ぶ少女のティファレト。
 それに対し、少年のティファレトはいつでも静かにすべてを受け入れ、少女のティファレトを肯定してきました。
 そんな中、少年のティファレトは次第に自分の存在に疑問を持ち始めます。
 ティファレトの異常を知ったアンジェラは、管理人への悪影響は許されないとして、彼をリセットすることにしました。
 少女のティファレトは、半身との別れに悲痛な声をあげます。

 この辺の表現を見るに、単なるAIのモデルではなく、そのものと思った方が良さそうですよね。
 今まではAの目線から見た彼らの過去だったので、Aがそれを元に作ったのかとも思っていましたが、
 ティファレトの場合、Aは関与しておらず、2人でいるときの記憶という感じです。
 しかも、ティファレトとして目覚めさせられたときのことまで描写されていますし……。

 再び、倉庫にやってきた管理人に少女のティファレトは言いました。
 少年のティファレトは、いつも自分より高見に居て、自分とは別のものを見続けてきた、と。
 彼の言う存在理由などどうでも良くて、ただ2人で一緒に楽しく幸せに暮らせれば良かったのに……。
 この世界では、そんな些細な願いも許されず、ティファレトの死体の山だけが積み上がっていきます。
 その山がどれほど高くなっても、その上に立つ少女のティファレトに、半身の見ていた世界は見えません。
 かつてはティファレトを更新しようとするアンジェラに、「それはティファレトではなくなる」 と反発したこともありました。
 しかし、願いは聞き入れられず、ティファレトは管理人の影響で故障し、更新され続けています。
 今はまだかろうじて記憶を引き継ぎ、昔の思い出を口にすることもあります。
 それでもいつか、過負荷によって記憶が失われてしまうのではないかと少女のティファレトは恐れていました。
 彼女は管理人に、たった1つの魂が壊れてしまう前に、ティファレトを完全に廃棄して欲しいと頼みます。
 自分は1人だけでも仕事をこなしてみせるので、彼を安らかに眠らせてあげて欲しい、と。
 その言葉に、管理人は何も言葉を返すことができませんでした。

 少なくともティファレトは、自分はかつて人間であり、その魂が宿っていると認識しているのでしょうか。
 彼女の言う 「昔の思い出」 というのはセフィラになってからのことではないと思うのですけど。

 ………Aは思い出していました。
 翼同士の紛争の結果、“外郭” には多くの子どもが捨てられ、彼らは病と飢え、そして “掃除屋” の脅威に怯えていました。
 掃除屋は子どもたちを食糧にするか、自分たちに “同行” させます。
 ある掃除屋から外郭で見つけた子どもの情報を得たカルメンは、複雑な手続きを経て、彼らを連れてきました。
 2人は血のつながりこそないものの、非常に強い絆で繋がっていました。
 臆病で警戒心が強い少女と、実験に関心を抱く少年。
 世界の不幸と絶望を理解した彼の目は、子どものものとは思えませんでした。
 カルメンは少年の申し出に悩み抜きましたが、結果的に実験への参加を許可します。
 その結果、リサは泣きながらカルメンを責め、カルメンは心に傷を負うことになりました。

 双子じゃなかったのか……。
 最初にティファレトにあったとき、少女が 「双子だから」 と言うのに対して、少年は 「生物学的定義では違う」 と言いました。
 あれは機械だからという意味かと思っていましたが、もしかしたら人間のときからおきまりの台詞だったのかもしれません。
 リサが 「私たちは双子だから」 と言って、エノクが 「生物学的定義では違う」 と返し、リサが怒る……。
 何となく想像が容易にできますよね
 さて、べらぼうに長いストーリーパートでしたが、ティファレトのコア抑制はまだできません。
 37日目以降でなければ条件が整わないみたいですね。
 



DAY29 【配属パート】
■配属部門■
 コントロールチーム : A・マルクト/デボーナ/ヤムヤム/リアリズム/ジョエル
 情報チーム : A・イェソド/ウェザービー/パウリヌス/シャオ/フランク
 教育チーム : A・ホド/シャルロット/ジョージア/アセラ/ユミ
 安全チーム:A・ネツァク/ナディア/ルイス/パーカー/ラインハルト
 中央本部第1チーム : A・アンジェラ/ノア/ハナ/ハンター/メアリー
 中央本部第2チーム : リア/ラマルコス/アシュリー/エンジェル/キンスリー
 福祉チーム : A・ケセド/ザビエル/パウシー/ダフネ/ミカエラ
■収容状況■
 コントロールチーム : たった一つの罪と何百もの善/蓋の空いたウェルチアース/今日は恥ずかしがり屋/行動矯正
 情報チーム : 妖精の祭典/1.76MHz/幸せなテディ/3月27日のシェルター
 教育チーム : 血の風呂 / 罰鳥 / 暖かい心の木こり / テレジア
 安全チーム : 美女と野獣/火の鳥/ラ・ルナ/巨木の樹液
 中央本部第1チーム : 空虚な夢/魔弾の射手/キュートちゃん/調整の鏡
 中央本部第2チーム : 雪の女王/大きくて悪いオオカミ/オールドレディ/調整の鏡
 福祉チーム : 母なるクモ/お前、ハゲだよ…/規制済み/T-09-90



DAY29  【運営パート】
 T-09-90は何となく厭な赤色が染みついた本。
 ザビエルに読ませてみたところ、慎重のランクが1つ上がりました。
 ………いっぱい読んでみてくれ。
 ツール型はリセット覚悟で先に情報を開けてしまうのが黴の流儀なので、ザビエルに頑張ってもらいます。
 名前は皮膚の予言
①本を読んだ職員は慎重が上がる。
②慎重ランクの限界まで本を読むことが可能。
③本を読んだ回数が多いほど、精神ダメージに弱くなる。
④読書後、パニックになった職員は死亡する。
 慎重ランクが上がっても、精神ダメージに弱くなるというのは、利用価値が限られていますね。
 与えてくるダメージはREDで慎重ランクが管理に関係する……とか?
 でも、わざわざこれを使って強化する必要はないなぁ。

 規制済みは、今のところパウシー以外作業できませんね……。
 BLACK属性の攻撃に対して最も耐性の高い装備をつけ、全ステータス100超えでもギリギリですから。
 1日の最初と、クリフォト暴走がついたときのみ作業をすることにして、後は放っておきます。
 E.G.O武器がつくれるので、それは確保しておきたいなぁ。

 本日の試練ですが、「蒼の白昼 掃除屋 裏路地に夜が訪れた時、彼らはやってくる」 というものが発生。
 確か、イェソドのコア抑制をしていたときに、うっすら見えていたやつですね。
 それから、「掃除屋」 というワードは、Aの回想に出てきました。
 白昼なので、そこまでの脅威ではないと思いますが、如何せん初めて戦うので、全員を一ヶ所に集めて準備を整えます。
 発生した試練は、ガスマスクを付けた人間のような風貌をしていました。
 1つの廊下に2体くらいの個体が、複数出現しています。
 クリックしてみると、攻撃属性はBLACKだったので、シールド弾を貼ってから突撃!
 クラスもHEですし、そう危険はありませんね。

 さて……そろそろ夕暮の試練もクリアできるようにしたいのですが、実は2度ほど失敗しています。
 緑の夕暮あたりは、半分くらい攻略できるようになったんですけど、中央本部に配置されるとツラいんですよ……。
 エレベーターの小さい部屋に待機して、シールドを貼って、タイミングを見計らって突撃!
 という方法で上層部は一掃したのに、中央本部だと足の速さにバラつきのある職員たちが分散してしまって……。
 急ぎすぎなのかなぁ?
 でも、ここまで稼いだ経験がリセットで無駄になると思うとチャレンジもしがたく、結局、今日も夕暮の試練前に業務終了。
 


DAY29 【本日の成果】
ランクS / 報酬 14LOB / 昇進職員2名 / 生存職員35名 / 死亡職員0名





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Posted by 黴 at 17:49│Comments(0)Lobotomy Corporation
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