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2021年03月01日

X=A


『Lobotomy Corporation』 プレイ日記 vol.83
 いつもと違うイベントが起こって、ストーリーパートが非常に長くなっています。
 ちょっとイレギュラーですが、運営パートは分割して次回のプレイ記で……。




DAY25 【ストーリーパート】
 人間の心には、記憶・執着・願望・苦痛・幸せと不幸など、様々なものが渦巻いています。
 強烈な感情には強いエネルギーがある。
 それを証明し、活用できるようになるまで、ロボトミーコーポレーションは多くの実験を行ってきました。
 そして、観察を続けてきたAは、“それら” が持つ個々の特性は些末なことだと気づきます。
 重要なのは莫大なエネルギーのみ。
 それでも、無意識はAを苛むのです。
 本当にAに会いたいと思うか、と問われた管理人が肯定すると、アンジェラは言いました。
 機械である自分よりも感情を表に出さないAに、温かい言葉をかけられることなど期待しないことだ、と。

 ………アブノーマリティって、元人間なんでしょうか?
 人型アブノーマリティも多いですし、それを匂わせる記録があるアブノーマリティも居ますけど……。


 認知フィルターのかかった管理人の目には、セフィラたちが人間のように見えています。
 しかし、人間と錯覚するだけの高度なAIは自分だけだ、と言うアンジェラ。
 事実、認知フィルターが薄い倉庫で見るティファレトたちは、少年と少女の姿ではなく、四角い体の機械でした。
 中央に配置されたカメラが、ひとつきりの目のように、こちらを見ています。
 驚く管理人を馬鹿にしたような台詞を吐くティファレトは、この倉庫を自分たちが生まれた場所で、帰る場所だと言いました。
 そして、少年のティファレトは、上から落下してきたプレスによって跡形もなく押しつぶされてしまいます。
 正常に機能しなくなったティファレトは廃棄され、明日には新しいティファレトがやってくるでしょう。
 けれども、少年のティファレトは何度交換しても特定のポイントでエラーを起こすうえ、その周期が短くなっています。

 完全に認知フィルターが解除されたときには、リアルなタッチのアンジェラや職員が見えましたが、
 薄くなっている状態では、絵柄はいつものもので、セフィラの姿だけが機械になっています。
 四角いボディに細い手や足がついており、それぞれのパーソナリティを示すワンポイントが付いていました。
 少女のティファレトはリボン、マルクトはカチューシャに見える赤いラインが入っています。
 これはこれで可愛いけども……。
 そして、潰れたティファレトから血が出て、プレストの隙間に肉片のようなものが見えたのは現実か幻覚か……。
 ティファレト最後のミッションは、ミッション 【実力の証明4】 : クリフォト暴走をすべて抑制してクリアする
 そして、最後の研究提案はRED属性のシールドを付与する 『物理保護シールド』 です。

 
 いつもなら、アンジェラとセフィラ、それぞれのストーリーパートが挿入されて終わりなのですが、別のイベントが始まりました。
 マルクトにそっくりな白衣の女性・エリヤ。
 彼女もマルクト同様、やるべき事をしっかりとメモしているようですが、その進捗は芳しくありません。
 また、“抽出実験” の対象者に選ばれなかったことを非常に気にしているらしく、参加させて欲しいと持ちかけてきました。
 ……マルクトは語ります。
 認められないことの苦しさと、認めてくれない相手が如何にこちらを眼中に入れていないか。
 苦痛で床をかきむしるとき、爪が抜けた瞬間は何も感じず、それを認識した途端、場違いな笑いがこみ上げてくるのだ、と。
 そして、こちらを見てくれない人が、ようやく自分を見たときには、すべてが終わっていました。
 そのとき、彼女が感じた無力感を、管理人は感じたことがあるのでしょうか。
 ……Aは思い出していました。
 エリヤの焦りが引き起こした事態を。
 彼女は実験に関わる権限を求め、そこには理由と異様な執着がありましたが、Aにとっては関心のない事柄でした。
 ついにエリヤは、人体への投与が許されていない “コギト” を自らに投与し、代償として致命的なダメージを負います。
 苦しみ、死を望む彼女の声を、Aはまたしても無視しました。

 Xの中にAの記憶があり、その中でマルクトはエリヤという女性であったということでしょうか。
 ティファレトが、自分たちの中に誰かの記憶があると言っていましたが、マルクトの中にはエリヤの記憶があると……?

 セフィラは管理人を尊敬し、管理人と共にあることを望んでいます。
 しかし、同時に怨嗟と呪いに管理人がのみこまれることを望んでもいる、と語るアンジェラ。
 彼らの変化を無視しても構いませんが、そうすれば “鎖を断ち切ることのできる種” を永遠に失うことになるでしょう。

 このイベント、恐らくは配属パートで表示されている 「セフィラコア抑制」 の条件を満たしたことで起きたと思われます。
 後に表示されたマニュアルによれば、セフィラコア抑制のミッションに挑むこともできますし、通常の管理業務でも良いとのこと。
 セフィラコア抑制を選択すると、対象のチームに人員配置ができない状況で、特殊な終了条件を課せられた管理が始まるようです。

 マルクトのコア抑制と同時に条件を満たしたためか、続けざまにイェソドのイベントも始まりました。
 アブノーマリティの情報の中で、意図的に伏せられている部分は、情報チームが定期的に抹消しているもの。
 主に職員個人を示す痕跡は、不要な情報として抹消されてきました。
 どこを抹消するかは他部門で決められ、情報チームはそれに従うだけです。
 職員個人を認識することを不要とされながら、職員の名前を忘れることもできずに苦しむイェソド。
 自分たちに機械の身体を与え、永遠に同じような日々を繰り返させている意図を管理人に問いただします。
 ……Aは思い出していました。
 誰よりも冷静だったガブリエルは、エリヤの死に動じていないように見えて、その実、少しずつ狂っていったことを。
 彼は肌を露出させることを拒み、自身の身体をかきむしるようになりました。
 感染症が疑われ、強制的に精密検査がなされましたが、結果は異常なし。
 それでもガブリエルは身体をかきむしることを止めようとせず、最後には誰の言葉も認識できなくなってしまいました。

 イェソドは、管理人Xがセフィラ設計者の1人であると言いました。
 挟まれる回想と言い、ここからは完全にA=Xとして進めていくようですね。



DAY25 【配属パート】
■配属部門■
 情報チーム : A・イェソド/デボーナ/フランク/パウリヌス/キンスリー
 教育チーム : A・ホド/ジョージア/アセラ/メアリー/エンジェル
 安全チーム:A・ネツァク/ルイス/ハナ/リア/ダフネ
 中央本部第1チーム : A・アンジェラ/シャルロット/ユミ/ナディア/ヤムヤム
 中央本部第2チーム : パウシー/ラマルコス/リアリズム/ジョエル/ウェザービー
■収容状況■
 コントロールチーム : たった一つの罪と何百もの善/蓋の空いたウェルチアース/今日は恥ずかしがり屋/行動矯正
 情報チーム : 妖精の祭典/1.76MHz/幸せなテディ/3月27日のシェルター
 教育チーム : 血の風呂 / 罰鳥 / 暖かい心の木こり / テレジア
 安全チーム : 美女と野獣/火の鳥/ラ・ルナ/巨木の樹液
 中央本部第1チーム : 空虚な夢/魔弾の射手/キュートちゃん/調整の鏡
 中央本部第2チーム : 雪の女王/大きくて悪いオオカミ/オールドレディ/狂研究者のノート


 さて、ここで 『セフィラコア抑制』 ができるようになっています。
 ミッション 「マルクトのコア抑制」 か、「イェソドのコア抑制」 を選ぶことができました。
 選んだセフィラが統括するチームは自動的に配属から外れ、そこに職員を配属することはできません。
 抑制条件は、エネルギーをノルマまで溜めることと、クリフォト暴走レベルを6まで上げること。
 そして、作業命令システムに異常がある、との警告が出ています。
 ……よし、今回はマルクトのコアを抑制しましょう。





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Posted by 黴 at 17:53│Comments(0)Lobotomy Corporation
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