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2020年10月12日

全財産をかけた逃亡劇


『Beholder』プレイ日記 ~ 管理人カールのアパート住人観察記 ~ vol.23
 これにて 『Beholder』 のプレイ記は終了となります。
 まだ、違うエンディングもありそうですが、ノーマルエンドと思われるので、プレイ記の外で確認してしまいましょう。




クエスト 【行くか、行かないか?】 移住の費用を稼ぐ
 家族全員で国外へ脱出するための費用が、$145,000。
 しかし、これまでカールが手助けしてきた人たちの力があれば、$75,000に減額されます。
 ……という熱い展開において、不足金額は$7,500。
 直前に変な男女平等活動家に$5,000寄附していなければ楽勝だったんですけどね。
 さて、手持ちのアイテムをすべて売却したところ、所持金は $73,791になりました。
 あともう少し……というときに目に飛び込んできたのは、部屋で読書をするクリスタ-マリア・ドレイマンの姿。
 (#゚Д゚) もらったぁ!!!
 カールの監視の下で違法行為をしたのが運の尽き!
 移住を手伝ってくれる相手とて容赦はしませんよ。
 最後の移住費用は、あんたの家計から出してもらう!!
 というあまりに恩知らずな行為によって、ドレイマンの妻から、$2,000を強請り取り、目標金額達成。
 そんなことは露知らず、夫のゲオルクは移住の手続きをしてくれました。
 残金が、$791で大丈夫かという疑問はありますが、ともあれ、エンディングです!


 『ニュー・トゥモロー・ムーブメント』 の火の粉は、徐々に革命の炎へと成長した。
 そして、偉大なる指導者の暴政は倒された。
 巨大な行政機構を排除するためには何年もかかったが、そのうち、人々は安心して眠ることができるようになった。
 言論の自由と私生活を侵害されない権利は、新しい民主政治の復活後、真っ先に取り組まれたことだった。
 職権を濫用していたあらゆる公務員は逮捕され、かつて政治犯が捕らえられていた牢獄に入れられた。
 革命では多くの善良な命が失われたが、「卵を壊さずにオムレツは作れない」 だろう?
 戦争中だった両国は、互いに最終手段を手にしていたが、予想外なことに、どちらもそれを使用することを恐れていた。
 一方、相手が核を持っていることへの恐れは更に強く、それが軍事行動の縮小を招き、数十年後、一応の休戦が訪れた。
 すぐにとはいかなかったが、両国の国政は経済へと転換していった。
 ただし、国外の敵を探る動きが完全に止まることはなかった。
 カールと家族は国境を越えることに成功した。
 そこには優しい笑顔と清潔な街、美しい青空があった。
 命の危険がなくなって、彼らは生きるために支配が不要だということと、それこそが 「自由」 なのだということに気づいた。
 パトリックは地元の大学を卒業し、著名な建築家となったが、アパートだけは決して設計したがらなかった。
 マーサの健康は暖かな気候でかなり改善され、彼女の笑顔は多くの人を惹きつけた。
 そのうち、小さなカフェを開くだけの資金が貯まり、アンナが経営を担当した。
 カールが身につけたデータ収集や観察眼も、経営にうまく働いた。
 カールは国一番の図書館員となり、クルシュヴィッチュ6の哀れな人々のことを決して……いや、殆ど考えることはなくなった。


 これは多分、ベストエンドでしょう。
 ブルーノ・ヘンプに話しかけて評価を受けると、それまでの成績に応じてエンディングになるのではないかと思われます。
 そちらについては、プレイ記にせず、自分で確かめてみようと思います。
 さて、プレイしての感想ですが、ゲームシステムはなかなか面白かったですね。
 1周目に黴が陥ったように、真面目にアパートの管理だけしようと思うと、あっさり破滅します。
 アパート住民を助けつつも、彼らを恐喝したり、政府に個人情報を流したりしなければ生きていけない狂った世界。
 アパートの部屋を家捜ししなければならない反面、アパート全体の様子が一目瞭然なので、見つかる心配はありません。
 そのため、何度も見つかってペナルティといったストレスは感じないつくりになっています。
 また、はっきりとステージに分かれているわけではなくとも、あるクエストをクリアすると、新しい入居希望者が現れ、
 次の段階に進むことや、同じネタで強請り続けることはできないので、住人の入れ替えが必要である点などが、
 不自然ではなく、ゲーム全体のテンポをつくっていると思います。
 難点と言えば、誰もが感じるであろう日本語訳。
 英語が苦手な人が翻訳した日本語ではなく、日本語に慣れていない人が翻訳した日本語という印象なので、
 キャラクターの意図するところがわからないという場面がちらほらと見受けられました。
 ただ、概ねの意味合いは理解できますし、幸いにして言葉の裏まで読まなければならないようなゲーム難度でもありません。
 日本語訳が素晴らしいものでなければ興が削がれる!という人でなければ、充分楽しんでプレイできるのではないでしょうか。





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Posted by 黴 at 21:15│Comments(0)Beholder
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