2019年08月04日
ルーカス・ボンズの同時多発救助
『The Sexy Brutale』プレイ日記 ~時を駆ける宣教師~ vol.24
殺人の主犯と実行犯と、監禁された共犯者が同一人物だったわけですが、
そればかりか探偵役まで同一人物でした。
本格ミステリなら、往復ビンタ喰らっても文句は言えない展開です。
殺人の主犯と実行犯と、監禁された共犯者が同一人物だったわけですが、
そればかりか探偵役まで同一人物でした。
本格ミステリなら、往復ビンタ喰らっても文句は言えない展開です。
ずらりと並んだ使用人たちが仮面を外せば、そこにあるのはすべて年老いたルーカス・ボンズの顔。
ラフカディオ・ブーンとして振る舞っていたルーカスと、黄金マスクのルーカス、そしてエレノアは、
装置に繋がれた仮面のルーカスの元へ戻ってきました。
エレノアは、自分の知る頃から40年の年月を経た夫に語りかけます。
あのとき、一命を取り留めたルーカスは、入院の後、投獄されましたが、彼自身にとって、その程度の罰では
到底足りず、毎日のように殺した人々のことを思い出し続けました。
例え、殺された人々自身がルーカスに許しの言葉を告げても、この世界では何も聞こえません。
けれども、ルーカスには解っているはずです。
エレノアが、「永遠に苦しんで欲しい」 などとは思っていないことを。
いつか、「もう充分」 と思える日が来るでしょう。
ルーカス自身が望むなら、今日がその日になるはずです。
忘れる必要はなく、ただ生きていけるくらいに自分を許してやれば良い。
ここに繋がれた仮面の男こそが、真の館の王。
彼の怒りと哀しみと苦しみが、館の破壊と再生を繰り返しているのです。
そして、大切な人が死んでいく様を、何度も何度も見続けている。
そんな彼を苦しみから解き放って、とエレノアは訴えました。
ルーカスの前に落ちたのは、館の王の仮面。
それをかぶれば、ルーカスもゲスト達も、皆、解放されるでしょう。
そのとき、黄金マスクのルーカスが声を掛けてきました。
もう1つの選択肢は、時計を使って時間を戻すこと。
そうすれば、またパーティーが始まり、友人も館も思い出も元通りです。
ここでルーカスが懐中時計を取り出すと、「今日の始めに戻りますか?」 というメッセージが出てきました。
こんなところまで来て、リセットする選択はありますまい。
「いいえ」 を押すと、ルーカスは王の仮面をかぶります。
すると、彼の身体から仮面を被ったルーカスが6人現れ、それぞれ鏡の中に入っていきました。
こうくるか……!!・゚・(ノД`;)・゚・
これまでゲストの命を救ってきたシーンが、仮面をかぶったルーカスによって再現されています。
つまり、6人のルーカスが、同じ時間軸で、同時にゲストを救っているってことですよね。
ショットガンに空砲を詰めるルーカス。
モニターに防犯カメラの映像を映すルーカス。
蝋燭に水をかけて悪魔の干渉を退けるルーカス。
クローゼットに鍵をかけて襲撃者を閉じ込めるルーカス。
罠を解除するスイッチを起動するルーカス。
エレベータのギミックを正しいシンボルに合わせるルーカス。
そして、爆弾のワイヤーを切断するルーカス。
さようなら、あなた。
私が何であれ、私はいつもここにいるわ。
気が向いたら会いに来て。でもあまり長居はしないでね。
これからは新しい思い出を紡ぐ時。
あなたにまだ残されている人生を生きるの。
エレノアの言葉で幕が引かれ、最後は雨の降る墓の前、俯いていたルーカスが顔を上げるシーンで終了です。
面白かった!!(*´∇`*)
久々に、文句の付けようがなく面白いゲームでした。
そして、今更ながらに気づいたのは、侯爵=ルーカスも毎日ループして、毎日死んでいたんですね。
タイムループの中で、ある時刻になると、「ガシャーン!」 というガラスの割れる音が聞こえるんですよ。
最初は、テキーラの事件の音かと思ったのですが、時刻が一致しません。
そして、庭園前のテラスに、遅い時間に行くと、植え込みの中に何かが落ちているんです。
あれって、多分、時計塔から落下したルーカスですよね。
そう考えると、初めからすべてが提示されていたんだなぁ。
ラブデリ系に比べると、難度は低いものの、十二分に楽しめました。
次回、ちょっとおまけを綴って、プレイ記終了といたします。
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Posted by 黴 at 22:14│Comments(0)
│The Sexy Brutale