カグヤの姉であるイワナガ姫のいる諏訪までやってきました。
カグヤは3人姉妹ってことかな？

イワナガは、富士に幽閉されていたはずのカグヤの姿に驚きますが、庵へ迎え入れてくれます。
富士の山は平穏なのに、カグヤが生贄候補として閉じ込められていることに疑問を抱いたキンタロウ。
イワナガも、カグヤを幽閉する理由がわからない、と言います。
13年前は、富士の山が荒れたため、霊力の高いサクヤが生贄になりました。
実際、生贄によって、富士の山は穏やかさを取り戻したそうです。
しかし、優しかったツクヨミは、それ以来変わってしまいました。
愛する娘を自ら生贄に捧げざるを得なかったせいでしょうか。
ツクヨミは、キツネに政を任せて姿を消し、イワナガは諏訪へ移され、カグヤは幽閉されました。

その夜、カグヤが何者かに呼ばれたような気がして外へ出ると、八百万の神々が現れます。
幽霊のような姿の彼らは、口々にカグヤを 「ツクヨミだ」 「ツクヨミじゃない」 と評し始めました。
そのうち彼らが、「アマテラス」 「スサノオ」 という名前を出します。
何とも要領を得ない話ですが、アマテラスとスサノオが戦を起こし、ツクヨミはそれを止めようとしている
……というのが要点のようです。
翌日、イワナガに夜の出来事を話してみると、スサノオは出雲、アマテラスは日向を治めており、
瑞穂国でも有数の強さを誇る王だと言います。
13年前も両者が戦支度を進めており、ツクヨミは和平を申し出、三国が不戦を誓ったのだとか。
それでも富士の山の怒りが収まらず、生贄に捧げられたのがサクヤでした。
今度もまた、ツクヨミが戦を止めようとしているならば、行き先は決まりです。
イワナガはカグヤにツクヨミの竹笛を手渡し、各務原のハナサカを頼ると良い、と助言をくれました。

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