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2017年03月31日

体験版:ファタモルガーナの館②


ノベルゲームの体験版で、ここまで出してしまって良いのか?と思うくらいにプレイできます。
今度の舞台は、1700年代。
ローズ家は悲劇に見舞われた後、子孫を残さぬまま、歴史の中に消え、50年が経ちました。
女中さんは、旦那様になる人がおらず、寂しい想いをしていた、と言います。
人間ではないのは明らかでしたが、館にくっついているんですね。

荒れ果てて村人も近寄らない館の貯蔵庫に忍び込んだのは、言葉も通じない “獣”。
ようやく現れた旦那様候補を人間にすべく、女中さんは奮闘します。
その獣 “ベステア” は、徐々に人間らしい立ち居振る舞いや言葉を覚えていきましたが、
ある日、道に迷って屋敷に辿り着いた貿易商の一言が彼の狂気を呼び覚ましました。
貿易商を殺したベステアは、以来、屋敷に迷い込んだ人を次々と惨殺するようになります。

そんな日々は、屋敷を訪れた新たな獲物であるはずの少女の存在によって一変します。
白い髪と紅い瞳を持つ少女はベステアを恐れず、ベステアもまた彼女の存在に安らぎを覚えました。
しばらくは平穏な生活が続きましたが、あるとき、別の “獣” が屋敷に姿を現します。
少女と平穏を失うことを恐れたベステアは、狂ったように “獣” を斬り刻みました。
少女に促されてベステアが語ったのは、“獣=ベステア” と呼ばれ、謂われのない暴力を受けた過去。
そんな彼をあくまでも人間として扱う少女に、ベステアは密かに涙を流します。

一方、女中さんの語りとは別に、ポーリーンという女性が、行方不明の婚約者を探すシーンが挿入されます。
どうやら、今回、主人公はこのポーリーンと一体化していたようです。
そのため、物語とは別に、主人公の見た記憶をプレイヤーも体験することになります。
そこで見えてくるのは、ベステアの視点とはまた違った物語。

あるとき、体調を崩して寝込む少女のために、“人間” になりすまして村へ向かったベステアは、
そこで村人が “獣” を討伐しようと屋敷へ向かったという情報を耳にします。
慌てて引き返した屋敷で見たのは、胸に刀を突き立てられて殺された少女の姿でした。
少女の存在によって、人と “獣” の狭間に居たベステアは、鎖がなくなったことで完全な “獣” となります。
……物語の続きを恐れる主人公のために、女中さんはここで扉を閉じました。
さてさて、今回も根幹に関わる内容は、思いっきり端折ったプレイ記にしております。
ポーリーンのシーンが、何のために出てくるのか解らないまま読み進めていきましたが、
よく出来たストーリーですねぇ。

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Posted by 黴 at 20:02│Comments(0)体験版
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