2014年05月11日
英雄は何処へ
『Dragon Age II』 プレイ日記 ~スプーン・フォーク 一代記~ vol.109
ついにメレディスを倒し、カークウォールの混乱に決着を付けたスプーン姉さん。
ラストバトルは共に戦ってきた仲間たちが一丸となって戦う熱き展開であったが、
如何せん、戦う相手が自立歩行型の変形する彫像という超展開である。
巨大黄金仏像並のミスマッチだなとしみじみ思うスプーン姉さんであった。
ついにメレディスを倒し、カークウォールの混乱に決着を付けたスプーン姉さん。
ラストバトルは共に戦ってきた仲間たちが一丸となって戦う熱き展開であったが、
如何せん、戦う相手が自立歩行型の変形する彫像という超展開である。
巨大黄金仏像並のミスマッチだなとしみじみ思うスプーン姉さんであった。
スプーンたちに押されるメレディスは、更なる力を求め、創造主に祈りを捧げます。
しかし、剣に込められた力は、既にメレディス自身にも制御しきれなくなっていました。
剣は弾け飛び、同時にメレディス自身の体に蓄えられていた力も放出されてしまいます。
それに耐えきれず、メレディスは命を落とすこととなりました。
後に残された遺体は、まるで焼き尽くされたかのようになっています。
テンプル騎士は、この異様な遺体と、騎士団長殺害の犯人を前に、どうすれば良いのか解らない様子。
後ずさる騎士団を尻目に、スプーンたちは処刑塔を後にしました。
メレディスがリリウムに侵されていたことは、騎士カレンも確認済でしたし、一緒にメレディスと戦ったのに、
何故スプーン姉さんに、凶悪犯を見るような視線を向けるんでしょう…(;´Д`A
こりゃ、和解エンドは望めそうもありませんね。
前作では、めでたしめでたし的なエンディングもありましたけど、今作はどうなんだろう?
【???】
カークウォールの英雄が、魔導師を率いてテンプル騎士団を倒したという噂はすぐに広まります。
相次ぐ魔導師の反乱に、騎士団の援軍がやってきたときには、既にスプーンと仲間たちは姿を消していました。
山中に身を潜めていた彼らですが、安全のためには別々の道を歩まざるを得なくなります。
これが、まことしやかに語り継がれている英雄に関する伝説の裏で起きた一部始終。
様々な偶然が重なり、更にはスプーンのとった行動で事態が大きくなったことは事実ですが、
彼女に革命や戦争を引き起こすつもりなど、まったくなかったのです。
しかし、すべてのサークルが教会に反旗を翻し、世界が戦火に包まれているこの最悪の状況で、
魔導師たちを説得できるとしたら、反乱のシンボルであるカークウォールの英雄しか居ません。
探求騎士・カサンドラの目的は、英雄によってこの戦争を終わらせることでした。
けれども、結局のところ英雄の居場所は解らず仕舞い。
カサンドラの報告を受けたレリアナは、主の導きに従うしかない、と呟くのでした。
おや、これで終わりですか?
カサンドラがレリアナと一緒に居るということは、彼女も教皇の手の者なんですよね?
結局、レリアナが危惧していたとおり、とんでもない事態が生じて、教皇は軍を派遣したのでしょう。
そして、スプーン姉さんの居場所を探し出し、魔導師たちの抑止力とするためにヴァリックを尋問した、と。
でも、最終的には英雄の生死すら解らないってことは、この尋問って無意味だったんじゃ……。
それにスプーン姉さんたちは、これだけの混乱を招いておきながら逃げちゃったんですね。
何となくすっきりしない終わり方ですな。
ブライトという世界規模の危機を解決するため、フェレルデン全土を旅して回り、それを成し遂げた救世主に比べ、
カークウォールという1つの街で、魔導師とテンプル騎士団の対立に決着を付けようとした英雄というのは、
スケールダウンした印象が否めません。
ただ、それだけなら別に悪いことではないと思うんですよね。
3部が好きか4部が好きかみたいな感じで。
ですが、自分たちの問題で精一杯の各勢力の問題を解決し、ダークスポーンという共通の敵に立ち向かうため、
種族や立場の垣根を越えて、人々を1つにまとめあげたフェレルデンの救世主に対して、
魔導師とテンプル騎士団の関係悪化を止めることができず、どちらも壊滅的状態に追い込んだ挙げ句、
世界を巻き込む戦争を引き起こして、自分は行方をくらました英雄というのは、いただけません。
中盤辺りの予想では、魔導師とテンプル騎士の共通の敵となるのがクナリ族だと思っていました。
でも、クナリ族が早々に退場してしまう以上、それは有り得ませんよね。
そうなると、どう頑張っても2つの勢力が協力し合う未来は見えないわけで……。
こういうストーリーが悪いとは言いませんけど、“英雄” の物語としてはどうなのかなと思います。
『Dragon Age : Origins』 の続編という目で見てしまえば尚更。
ゲーム的には面白いところがたくさんあったので、この結末は残念ですな。
ちょっと後味は悪かったものの、これにて 『Dragon Age II』 はクリアです。
2周目は魔導師主人公でテンプル騎士団ルートを見てみる予定ですが、プレイ記にするかは未定です。
多分、魔導師組はフレンドではなくライバルにします。
イザベラとかヴァリックもライバルにしてみようかな。
テンプル騎士団寄りのアヴェリン、フェンリス、セバスチャンあたりは、またフレンドになると思います。
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Posted by 黴 at 22:07│Comments(0)
│Dragon Age II