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2014年05月06日

The Unfinished Swan : 体験版


モンローのお母さんは何かを始めても終わらせることが苦手でした。
お母さんが亡くなったとき300枚以上の絵がすべて未完成のまま残されました。
そしてモンローの心も抜け殻のようになりました。
好きな絵を1枚だけ持って施設に入ることになったモンローは、
お母さんのお気に入りだった白鳥の絵を選びました。
ある夜、モンローが目を覚ますと、白鳥がいなくなっていました。
モンローはお母さんの銀色の絵筆を持って、小さな扉へと続く足跡をたどりました。




 冒頭の絵本風ムービーが終わると、ただ真っ白な画面の中心にポイントだけがある空間に放り出されます。
 一瞬、バグかと思うような状態ですが、これがゲーム画面で、主人公モンローの一人称視点になっています。
 モンローができるのはジャンプとインクの弾を投げることだけ。
 絵筆を持って行った…というので、これは筆からインクを飛ばしているってことなんでしょうか?
 とにかくインクの入った水風船を投げているようなイメージです。
 球形になったインクは、何かに当たるとベシャッ!と撒き散らされます。
 そこで初めて、「何が何処にあるか」 が解るようになるわけです。
 最初の場所は周囲を壁に囲まれた何もない空間なのですが、そこら中にインクを撒いていくと、
 その壁の位置が判明し、壁を辿っていくと、その切れ目を発見する…と。
 それだけでしたら、何の面白みもないんですけど、先へ進むと色々なオブジェが出てきます。
 壁に鍬が立てかけてあったり、木の板でできた柵があったり、そういったものが
 インクをぶつけることで見えてくるんです。
 不思議なもので、インクを万遍なくぶつけて真っ黒にするよりも、インクが飛び散る感じで
 白と黒が混在している状態の方が、そこにある物体がよく “見えて” くる気がしました。
 奥へ進めば進むほど、配置されているオブジェや建築物は複雑になっていきます。
 それがインクによって浮き出てくる感覚は、ちょっと他では味わえない面白さがありました。
 好き嫌いも評価も、人によって分かれそうではありますけれど、黴は大好きです。
 言葉で表現しにくいので、なかなか面白さが伝えられないのが難点ですが、
 なーんにもなかった真っ白な場所が、徐々に形を成していくというのは、かなり目新しいな、と。

 ただ、黴の場合、酔ってしまいました……(´Д`|||)
 一人称視点なのと、あちこち見回すことが多いためでしょうか、
 ようやく白鳥の姿を発見し、白いお尻を追いかけて次のステージへ進んだときには、
 すっかり気持ち悪くなってしまい、プレイを中断せざるを得ませんでした。
 面白いんですけど、酔いやすい人にはお勧めできません……。

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Posted by 黴 at 19:03│Comments(0)体験版
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