2012年02月13日
第14話 『悪友』
相棒 10th season 第14話 『悪友』 (12/2/1放送)
珍しくも内村刑事部長から持ち込まれたのは、田中 晶なる人物の捜索。
店主が亡くなり、閉店する居酒屋で、キープされているボトルを返そうとしたところ、
たった1人だけ、連絡の付かない人物が居たらしいのですが……。
珍しくも内村刑事部長から持ち込まれたのは、田中 晶なる人物の捜索。
店主が亡くなり、閉店する居酒屋で、キープされているボトルを返そうとしたところ、
たった1人だけ、連絡の付かない人物が居たらしいのですが……。
居酒屋の店主・高村さんの携帯電話を調べると、最近、奥村 光良に何度も電話を掛けていました。
奥村と言えば、2年前、大金の強奪を目論むも、散々な目に遭った挙げ句逮捕された三人組の1人です。
高村さんの手帳には、粉飾決算で逮捕されたIT企業・菅原 典史社長の記事が
挟んでありましたが、その記事の写真には、奥村の姿も写っていました。
菅原社長の会社を訪れたところ、なんと奥村は役員として雇われていると言います。
何でも菅原社長とは幼なじみで、社長にとっては奥村が唯一の友達だったもよう。
奥村が出所してすぐに声を掛けてくれて、好待遇で雇ってくれているのだそうです。
また、高村さんは上京当時、出世払いで食事をさせてくれた命の恩人。
久々の連絡に会いたかったのは山々でしたが、菅原社長の逮捕でごたごたしていたと言います。
奥村に連絡をとってきたのは高村さんだけではありませんでした。
あのとき、共に逮捕された池谷 隆平も最近になって、接触を図っていたのだとか。
何となく、菅原社長に利用されていそうな奥村さんですが、逮捕されたのは社長の方なんですよね。
でも、仕事らしい仕事もしていないで、役員になっていることには裏があるような気も…。
奥村さんは裏切らなさそうだけど、騙されやすそうでもあるから、
重要な鍵を握らせておくには、ちょっと不安がありますけど。
今は喫茶店で雇われマスターをしている池谷を訪ねると、店にはパートのおばちゃんと、
常連客の沢崎 京子さんくらいしかおらず、出てくるものも驚くほどの不味さです。
この辺りは、ショッピングモール建設計画が立ち消え、人通りも少ないとフォローする沢崎さんですが、
流行らないのは立地条件だけではないような気がする特命係。
そこへ、三人組の最後の1人・山崎までもが現れました。
しかも山崎は、田中晶を捜して、池谷の元へやってきたのです。
山崎に指示を出していたのは、横坂組の組員・寺島 徹。
横坂組は、中国マフィアと麻薬取引をしていたところを組対五課に一網打尽にされた組です。
組員全員を逮捕し、3億円分の麻薬も押収しましたが、現金はどこからも見つからなかったのだとか。
右京さんは、当時、現金を隠した人物こそが田中晶であると考えました。
何とか奥村に接触を図った池谷は、IT企業の社長に奥村を引き合わせたり、
菅原社長に渡して欲しいと言って10万円を渡したりと不審な行動が目立ちます。
しかも、その10万円に対する礼状が欲しいと言い、文面までも指定。
熱心に頼み込まれた奥村が、面会に行った際に伝えると、菅原社長は鼻白んだ様子を見せました。
そして、出所したら2人で新しい会社をつくろうと持ちかけ、奥村が池谷らと会社を興すかもしれないと聞けば
礼状も書くし、出資もするので、奥村だけは自分の元に残ってくれと頭を下げます。
一方、右京さんは、田中晶と繋がっている高村さんと池谷の2人が、奥村への接触を試みていたことに着目。
田中晶が狙っているのは、保釈金詐欺ではないかと考えました。
会社役員の奥村が、菅原社長釈放のための保釈金を集めていると言い、菅原社長に恩を売りたい人物や、
出資目当ての連中から、保釈金の名目で金を集めようというのです。
やっぱり、菅原社長は尋常じゃなく、奥村さんに執着していますよね。
奥村名義で何か重要なことをしているとか、離れて行かれると困ることがあるとか、
何か裏があるよな気がするんですけども…。
池谷に入れ知恵をしていたのは、喫茶店のオーナーで、その人物こそが田中晶でした。
ただ、池谷は今まで一度もオーナーに会ったことがないと言います。
喫茶店の持ち主を調べてみると、ペーパーカンパニーと覚しき会社で、代表取締役の名は沢崎京子。
しかし、彼女は名前を無断で使用されただけでした。
本当のオーナーは、パートを装い、池谷の動向をチェックしていたおばちゃんだったのです。
田中晶の本来の職業は通訳。
あの日、中国マフィアと横坂組の取引の場に居た田中晶は、警察が踏み込む直前、
組長から脅され、現金を持って逃走することになります。
組員らが出所してくる前に金を増やして利鞘を得ようと考えた田中が目を付けたのは喫茶店の土地。
ショッピングモールが建設されれば、土地の値段が跳ね上がると考えてのことでした。
けれども、建設計画は頓挫し、取り分をつくるどころか、損をしてしまいます。
そこで、横坂らが出所してくる前に金を補填しようと、保釈金詐欺を思いついたのでした。
菅原社長は単に友達に執着していただけなのか…。
うーん、その辺騙されていたのは別に良いんですが、発端となった高村さんの印象が薄いなぁ。
高村さんも田中晶にそそのかされて、保釈金詐欺に引っかかるところだったってことですよね。
せっかく内村部長から始まった事件だったから、部長も絡んでくるかと思ったのに、
皆無だったのも悲しいです(ノд`)
三浦さんが依頼してきたときみたいに、密接に関わってると楽しかったんですが。
Posted by 黴 at 23:54│Comments(0)
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