2012年01月03日
Review 『HEAVY RAIN 心の軋むとき』
Review 『HEAVY RAIN 心の軋むとき』
総合評価 ★★★☆
発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント(開発:Quantic Dream)
ジャンル:ミステリーアドベンチャーゲーム
発売日:2010年2月18日
雨の多い季節に、幼い少年が誘拐され、溺死体で発見される事件が3年前から世間を騒がせている。
遺体が折り紙細工を握らされていることから、犯人は 『折り紙殺人鬼』 と呼ばれていた。
折り紙殺人鬼の次なる標的として攫われたのは、ショーン・マーズという少年。
彼の父親・イーサンは、折り紙殺人鬼からショーンを救うための様々な試練を課せられる。
タイムリミットは約4日間……。
このレビューは、黴の完全なる独断と偏見でお送りしています。
各項目の評価は★×1~5と☆=0.5で為されていますが、こちらも勝手気ままに付けておりますので、御承知くだされ。
総合評価 ★★★☆
発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント(開発:Quantic Dream)
ジャンル:ミステリーアドベンチャーゲーム
発売日:2010年2月18日
雨の多い季節に、幼い少年が誘拐され、溺死体で発見される事件が3年前から世間を騒がせている。
遺体が折り紙細工を握らされていることから、犯人は 『折り紙殺人鬼』 と呼ばれていた。
折り紙殺人鬼の次なる標的として攫われたのは、ショーン・マーズという少年。
彼の父親・イーサンは、折り紙殺人鬼からショーンを救うための様々な試練を課せられる。
タイムリミットは約4日間……。
このレビューは、黴の完全なる独断と偏見でお送りしています。
各項目の評価は★×1~5と☆=0.5で為されていますが、こちらも勝手気ままに付けておりますので、御承知くだされ。
システム ★★★
プレイヤーが直にキャラクターを操るパートと、ムービー中にボタン操作を要求されるパートがあります。
ただ、後者もボーッと観ていて、いきなりボタンが現れる…というのではなく、
次から次へボタンが出てくるので、ムービーゲーという印象はまったくありません。
失敗しても、やり直し…というわけではなく、例えその結果主人公が死んでも、
ストーリーは続いていく斬新なシステムになっています。
とっても面白いのですが、大きな不満点が1つだけ!
真相に辿り着けるかどうかが、「ボタン操作を失敗しなかったかどうか」 に掛かっているんです。
プレイヤーが真相に気づいていようがいまいが、もっと言えばストーリーをまったく追っていなくても
その場その場のボタン操作さえ間違えなければ、ほぼ間違いなく真エンドに到達します。
黴が記憶している限り、作中でプレイヤーの推理を問うシーンは1ヶ所だけでした。
ここがもっと練り込まれていれば、非常に面白い作品になったのではないでしょうか。
操作性 ★★★★
ボタン操作は比較的単純で、連打や押しっぱなしの操作も画面を見れば直感的に解ります。
押してるのに反応しない!ということもありませんでした。
ただ、画面上に現れるボタンや思考メッセージの文字が小さいうえに、
縁取りもない白色なので、場合によっては非常に見えにくかったです。
映画を観ているような雰囲気のゲームですから、あまりくっきりさせては、それを損なうのかも
しれませんが、プレイする側としては、もうちょっと目立たせてくれても良かったかな。
ストーリー ★★★
大筋は良かったのですが、推理ものとして致命的な矛盾点が幾つかあるのが気になりました。
特に真犯人の年齢や、行動パターンに納得がいかない部分がチラホラと…。
あっと驚くどんでん返しを盛り込んだのは良いのですが、詰めが甘い感じです。
また、ゲーム的にもフラグ管理をミスしている部分が見られ、
整合性が取れていないシーンがありました。
グラフィック ★★★★★
グラフィックは吃驚するほどきれいです。
それだけではなく、人の表情の動きや、細かな動作なども実写のように描写されていました。
黴のお気に入りポイント
◆失敗=やり直しではなく、失敗したままストーリーが進んでいく
◆きれいなだけではなくリアルな表情が見られるグラフィック
黴のイマイチポイント
◆ストーリーがキャラクターの生死でしか分岐しない
◆プレイヤーが真相を理解していなくても、真エンドに辿り着ける
◆ストーリーに矛盾がある
Posted by 黴 at 23:25│Comments(0)
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