2011年09月11日
決戦は金曜日
『HEAVY RAIN 心の軋むとき』 プレイ日記 vol.42
Chapter6 ~寂れた倉庫~ 金曜日 7:22 PM 14.85cm
これが最後のシナリオです。
「例えプレイヤーが死んでも物語は進む」 という情報からは、1周目で真相解明なんて
無理なんじゃないかと思っていましたが、それほど難しいゲームではありませんでしたね。
もしかしたら、真エンドには到達できていないのかもしれませんが、悪くはないと思いますよ。
Chapter6 ~寂れた倉庫~ 金曜日 7:22 PM 14.85cm
これが最後のシナリオです。
「例えプレイヤーが死んでも物語は進む」 という情報からは、1周目で真相解明なんて
無理なんじゃないかと思っていましたが、それほど難しいゲームではありませんでしたね。
もしかしたら、真エンドには到達できていないのかもしれませんが、悪くはないと思いますよ。
【イーサン・マーズ】
港の倉庫に辿り着いたイーサンの前に現れたのは、折り紙殺人鬼 スコット・シェルビー。
シェルビーは、ずっと 「息子を救うために命をかけられる父親」 を探していたと言いました。
自分の父親がしなかったことをできる父親を探し続けたある日、シェルビーはかつて目の前で、
身を挺して息子を救おうとした1人の父親の姿を思い出します。
ショーンが犠牲者に選ばれたのは、その父親・イーサンを試練にチャレンジさせるためでした。
シェルビーは、“父親” という存在に絶望していたのでしょうか。
それでも、望みを捨てられない歪んだ気持ちが、誘拐と無茶な試練という形で発露したのかもしれません。
と同時に、息子を助けられない父親を、自分の父親と同一視し、罰を与えるような気でいたのかも…。
約束通り、ショーンの居場所を教えつつ、イーサンの背に銃を向けたのも、何となく判ります。
試練をクリアし、ここまで辿り着いたイーサンを 「自分の望む “父親像” だ」 と思う気持ちと同時に、
「そんなはずはない。こいつも自分の “父親” と同じなんだ」 と思いたい気持ちを併せ持っているのでは?
何というか…、“あるはずのないもの” を 「必ずあるはずだ」 と思って探し続けていたのに、
いざ実在して目の前に出てきたら、「いや、これは偽物だ」 と思ってしまうような複雑な心境。
勝手な推測ですけどね。
さて、このイーサンの危機を救ったのはジェイデンです。
イーサンとほぼ同時に、港の倉庫を探し当てたみたいですね。
シェルビーにタックルをかまし、逃げるシェルビーを追って、倉庫から駆け出していきました。
そんな彼らには、お構いなしで、必死に鉄格子を揺さぶります。
しかし、鉄格子は留め金が付いていて、素手では開きそうにありません。
周囲を探し回ることになりますが、これがなかなか見つからない。
ようやく、アイコンの出現する鉄パイプを発見し、こじ開けることに成功。
沈み行くショーンを必死に引き上げましたが、完全に意識を失っているようです。
【ノーマン・ジェイデン】
一方、ジェイデンは倉庫の外に巡らされた高い足場の上で、シェルビーと格闘です。
どうも、廃材やゴミを流すベルトコンベアみたいですね。
次々に重量のあるゴミを投げつけ、パイプで殴りかかってくるシェルビーの攻撃をかわし続けます。
【マディソン・ペイジ】
ここでマディソンも倉庫に到着。
ところが、既に倉庫はブレイク警部補らによって、取り囲まれていました。
しかも、狙撃班を配置し、イーサンを見つけ次第、射殺するよう指示しています。
バイクで乗り込み、イーサンの無実を訴えるマディソンですが、ブレイク警部補は聞く耳を持ちません。
【イーサン・マーズ】
意識のないショーンに、泣きながら心臓マッサージと人工呼吸をほどこすイーサン。
おい、どっちも完全に間違ったやり方してるぞ…(;´Д`A
まぁ、実際の手順じゃ、コマンド入力が難しいのでしょうが、この演出は酷い。
奇跡的にショーンは息を吹き返しましたが、絶対にイーサンの蘇生のおかげじゃないぞ、これ。
ともあれ、ショーンが無事で良かった良かった。
ショーンの命は助かりましたが、イーサンの命は残りわずかです。
残された時間で、自分が如何にショーンを愛していて、大切に思っているかを伝えるイーサン。
しかし、タイムリミットが過ぎても、イーサンの体に変化はありませんでした。
あのとき飲み干したのは、毒ではなかったのでしょうか。
こういうストーリーを見ると、必ず 「60分ジャストで死ぬ毒があるか」 と突っ込みが入りますが、まったくだ。
カプセルが溶ける時間を調整する技術はあれど、きっかり60分はないって(´Д`;)
効き目が少し遅れているとか考えない辺り、イーサンも楽観的というか、何というか…。
ただ、毒だと偽ったシェルビーに、「辿り着いたら2人とも助かるようにしよう」 という思惑が、
少しでもあったなら、やっぱり “理想の父親” を追い求める気持ちがあったのかもしれませんね。
【マディソン・ペイジ】
話を聞いてくれず、実力行使で追い出そうとするブレイク警部補に痺れを切らせたマディソンは、
バイクに跨り、警官たちに向かって突っ込むと、そのまま倉庫へ向かって走り出しました。
邪魔をしたとは言え、一般人のマディソンを撃ち殺すわけにもいかず、狙撃は中止となります。
倉庫に入ったマディソンは、警官に包囲されていることを告げ、2人で両手を挙げて出て行けば、
撃たれないはずだと提案しました。
自分がイーサンの無実を証明する証拠を持っている、と言って。
…ここでイーサンが、マディソンを疑ったことを謝罪するのですが、これはフラグ管理をミスしていますよね?
黴のプレイ時、マディソンが疑われたことは1度もないはずです。
何度目かのモーテルのシナリオで、マディソンを疑う発言が選択肢の中にありましたので、
そのときのことか、あるいはキスをするしないの選択肢に関わっているかのどちらかだと思いますが。
【ノーマン・ジェイデン】
ジェイデンの戦闘もクライマックスを迎えました。
ベルトコンベアがじりじりと終着点に向かって流れていき、先に端まで到達したシェルビーが、作業台に移動。
そこにジェイデンが投げつけた棒がヒットし、バランスを崩したシェルビーは落下しかかりました。
落ちれば、ゴミ処理のための破砕機が待ちかまえています。
助けを求めるシェルビー。
クレイマーのときにも言いましたが、黴は絶対に助けた方が良いと思います。
だって容疑者死亡で、そいつの動機や心情が本人の口から語られないなんて…。
ジェイデンやマディソンの推理では、真相が明らかになったとは言えないんじゃ?
というわけで、助けることにします。
あっ…反撃された……(´Д`;)
往生際の悪いシェルビーは、しつこくジェイデンに襲いかかります。
背後から鉄パイプで首を押さえつけてくるシェルビーに後頭部で頭突きすると、
そのまま破砕機の中に、落下していってしまいました。
あぁ……シェルビーが………or2
ジェイデンも一緒に落ちかけたものの、何とか作業台に這い上がることができました。
うーん……結局、真犯人死亡という結末ですか。
コマンドのミスは無かったので、これが正解ルートなのかなぁ?
ショーンを抱きかかえ、マディソンと共に倉庫を出るイーサン。
警察が待ちかまえていましたが、幸い、発砲されることはありませんでした。
ショーンは実に3日ぶりの生還。
3人は降りしきる雨の中を、ゆっくりと歩いていきました。
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Posted by 黴 at 23:26│Comments(0)
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