さぽろぐ

ゲーム・アニメ  |その他北海道

ログインヘルプ


*TOP*

2010年10月21日

第1話 『顔のない男』


相棒 9th season 第1話 『顔のない男』 (10/10/20放送)
 何かの作戦行動中でしょうか。
 武装した男たちの姿からスタートしました、『相棒 9th season』 。
 キーマンになりそうなのは、リーダーと覚しき男性と、ヘマばかり繰り返す木村という人物、
 そして、その木村が失敗をするたびに気遣っている先輩らしき男性の3人です。
 作戦上の爆破にパニックとなった木村が銃を乱射し、彼をリーダーが射殺したところで、プロローグ終了。




女流作家・水元 湘子さんが遺体で発見されました。
手首を切られての失血死で、現場からは彼女の写真と原稿が無くなっています。
捜査一課は、彼女の熱烈なファンで、ストーカーまがいの行動や、殺害予告まで行っていた
川島 直哉という男に焦点を絞りました。
一方、特命係は、水元さんのアシスタントをしていた、白秋社の岡崎さんに接触を図ります。
しかし、岡崎さんは現在、水元さんに頼まれた取材のため、韓国へ出張中なのだとか。
水元さんの次回作は、環境問題をテーマにしていたようです。

 冒頭、武装集団が居たのも韓国ですよね?
 リーダーが木村という人物を撃ち殺すシーンで、背後の看板に、ハングル文字が書いてありました。
 ということは、水元さんを殺害したのは、あの武装集団に関係が?
 現在進行中の取材で、知ってはいけない情報を知ってしまったのでしょうか。


右京さんが気になっているのは、水元さんの仕事部屋にあった資料ファイルの存在。
年代別に整頓されていたファイルの中に、今年の資料が見当たらなかったのです。
岡崎さんは、今年に入ってから、次回作のための取材を行っているはず。
不審に思った右京さんは、水元さんの夫で、白秋社社長でもある吉野さんに話を聞いてみることに。
すると、水元さんが、豊日商事の笠井 宏樹という人物に取材を行っていたことが判明しました。
取材内容は、彼の会社が輸入した航空機燃料の不純物による、空港周辺の環境汚染について。
しかし、豊日商事を訪ねてみると、なんと笠井さんは2週間前、夜釣りの最中に溺死していました。

 取材した人間と、取材を受けた人間が、どちらも死んでいるとなれば、偶然とは思えませんよね。
 笠井さんも、誰かに殺されたのでしょうか。
 もし、2人の殺害動機が同じならば、笠井さんを殺す必要のない吉野さんは、容疑から外れます。
 普通ならば、豊日商事の人間が怪しいと考えられますが、この件に関しては、既に報告されており、
 謝罪会見も予定しているとのことですから、笠井さんが殺される理由はありません。
 裏に、もっと大変な秘密があったとすれば別ですが。






逃亡中だった川島が身柄を拘束されたものの、彼が犯人とは思えません。
では、水元さんは何故、殺されなければならなかったのでしょう。
すると、神戸くんは、確かめたいことがあると言い、右京さんと共に白秋社へ。
神戸くんは、社長秘書の女性から、水元さんと同じ、珍しい香水の香りがしたことに気が付いていました。
問いただすと、彼女は社長である吉野さんとの関係を認めます。
さらに、吉野さんのアリバイを証明していた妻からのメールは、自宅とは別の基地局から発信されていました。
水元湘子さんは、自殺だったのです。
夫の浮気に悩み、自身の小説と同様のシチュエーションで死ぬことを選んだ…。
帰宅後、それを発見した吉野さんは、真相が義父に知られることを畏れました。
白秋社は、彼女の父親から、多額の融資を受けていたからです。
そこで、自殺の痕跡を消し、他殺に見せかけたうえで、アリバイ工作をしたのです。

 これ、本当に自殺なのでしょうか?
 部屋から盗まれた品々は、あの武装集団のリーダーだった男の手に渡っているようですし、
 たまたま水元さんが自殺をしたときに、彼が資料を盗みに入ったとは、到底思えません。
 それに、小説ではワインとチーズを “嗜んでから自殺した” のに対し、実際にはワインとチーズが
 小道具としてしか使われず、まったく口をつけていなかったことも気になります。
 やはり、自殺のシチュエーションを、他人が演出したからだと思うのですが…。
 吉野さんの話では、最近神経質になっていたそうですが、浮気のせいではなく、
 自分が命を狙われていることを、知っていたせいでしょうかね。
 「何があっても守ってくれる?」 という台詞も、そんな雰囲気ですよね。


これにて事件は解決…かと思われましたが、右京さんには気がかりなことがありました。
川島が午前2時頃、吉野宅を訪れ、中から物音が聞こえて、逃げ帰ったと証言したのに対し、
吉野さんが水元さんを発見したのは、午前2時20分頃……。
特命係が、再度現場を調べてみると、何かから剥がれ落ちたと思われる付箋が見つかりました。
それは、笠井さんが水元さんに宛てたもので、関係省庁に提出したものと同様の報告書を、
小説の資料として送る旨が記されています。
吉野さんは、自殺の証拠を隠滅する際、これらの報告書も、消えた資料ファイルも持ち出してはいません。
もし、これらが持ち出されたのが、事件当夜ならば、事件は180度変わってくる、と言う右京さん。
2人は、今日韓国から帰国する、岡崎さんの元を訪れることにします。





岡崎さんの元に届けられた荷物を追って、彼のアパートを訪ねる1人の男。
男は、岡崎さんを昏倒させると、届いた資料を奪います。
さらに、入念な工作と共に、彼を屋上から、自殺に見せかけて転落させました。
ちょうどそのとき、アパートに到着した特命係は、落下の物音を聞きつけ、岡崎さんの遺体を発見します。
屋上を見上げた右京さんが、そこに人影を発見し、神戸くんと二手に別れて追いつめようとするも、
男はワイヤーを使って、直接屋上から降下するという方法で、脱出してしまいました。

 こういうところが、2人きりの特命係の弱いところですよね。
 人数が必要な場面では、まったく太刀打ちできません。
 さて、予告を見る限り、水元さんと笠井さんを殺害したのは、やはりあの男だったようです。
 そして、木村を射殺してしまったことを切っ掛けに、あの武装集団からは抜けているもよう。
 こうなってくると、笠井さんの奥さんの父親が怪しいですね。
 わざわざ大物の父親が居るという設定にして、しかも伏見享一郎、とフルネームまで出すということは、
 豊日商事の一件に、この人物が深く関わっていると見て間違いない…かな?
 でも、環境問題の裏側に、一体何があるのでしょうか?
 何にしろ、来週の展開が楽しみです(*´∇`*)




【総評】
 珍しく、初回が2時間スペシャルではなかったのが、ちょっと残念です。
 しかし、ストーリーもテンポも、かなり良かったので安心しました。
 神戸くんが、香水の件で、しっかり役に立っていたのも、良点です。
 女性の機微や、オシャレに関することは、神戸くんの担当なのかな?
 できれば、途中で立ち消えになってしまっていた、規則・規律に厳しい面も復活させて欲しいんですけどね。
 口うるさいことを言って、右京さんを閉口させるキャラクターが、珍しくて面白かったのに、
 特命係に馴染んだせいか、その辺りは、すっかりなりを潜めてしまいましたから。




【来週の相棒】
 謎の男は、元SAT隊員の上遠野というらしいです。
 …冒頭出てきた集団は、SATですか?
 でも、あれは背景の看板からして、韓国だったと思うのですが……。
 今のところ、1番解らないのは、あの冒頭のシーンについてですね。

あなたにおススメの記事


Posted by 黴 at 22:31│Comments(0)相棒
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
第1話 『顔のない男』
    コメント(0)