2010年04月10日
7月強制イベント
『夕闇通り探検隊』プレイ日記 vol.37
【7月18日(土) ~ 7月19日(日)】
2度目の強制イベントとなります。
今回も3人に、それぞれのフェイズでそれぞれのイベントがありますので、
1度に見てしまう場合は、17日の夜にセーブをしておくことをお奨めします。
【7月18日(土) ~ 7月19日(日)】
2度目の強制イベントとなります。
今回も3人に、それぞれのフェイズでそれぞれのイベントがありますので、
1度に見てしまう場合は、17日の夜にセーブをしておくことをお奨めします。
7月18日(土) 午後
約1ヶ月前と同じく、散歩に出た途端、小さな女の子を見つけるクルミ。
女の子はあのときと同じように走り去り、それを追いかけたクルミは、その場に倒れてしまいました。
しかし、ナオの対応は、あのときとは違います。
冷静に、クルミの家に電話をし、救急車も呼ばなければならないと判断しました。
それを賞賛したサンゴは、ナオにクルミを任せ、救急車や両親への電話を引き受けます。
残されたナオは、「カラスの呪い」 という言葉が頭から離れませんでした。
7月18日(土) 夜
不安になったナオは、その晩、サンゴに電話を掛けました。
呪いなど信じないサンゴに、徹底的に否定して欲しかったのです。
それから、明日一緒にクルミのお見舞いに行かないか、という提案も…。
電話を掛けた後、海外出張中の父親が、2日間だけ帰ってきていることを知りましたが、
一緒に夕食を取ることだけは約束して、ナオはクルミのお見舞いを優先させました。
その夜、アキガワ先生は、タケヒコ先生の所有していたクルミのカルテをすべて引き継いでいきました。
やさぐれた様子のタケヒコ先生は後輩に、UFOを見たことがあるかと尋ねます。
それに対してアキガワ先生は、脳は情報交換局であり、機械ではない以上、完璧ではないと言いました。
つまり、UFOは単なる脳の誤情報に過ぎないと言いたいのでしょう。
頭の良いアキガワ先生が、何故たった1つの単純なことに気が付かないのか、と言うタケヒコ先生。
批判されていると思ったアキガワ先生は、感情論で患者は救えないと声を荒げました。
自分の研究は少なくとも患者に貢献しているのだ、と。
…情報交換局と、それに伴う真実は、人の数だけ存在する。
そして、シイナ クルミは、わざわざその “真実” を矯正されたいわけではないのです。
しかしアキガワ先生は、クルミは両親から任された自分の患者であり、
「認識の違い」 と 「情報の誤認」 はまったくの別物だと主張しました。
両者は完全に決裂してしまいます。
7月19日(日) 午前~午後
翌日、ナオとサンゴは、意識の戻らないクルミの病室を訪れました。
横たわるクルミを前に、目が覚めるまで待つと言うナオ。
自分は帰ると言ったサンゴですが、結局ナオに付き合って、病室に留まることに。
待っても待っても、クルミが起きる気配はありません。
ナオがトイレに立ち、1人になったサンゴは、下手な漫画のストーリーのように、
事件が2人の距離を近づけるとでも言うのだろうか、と呟きます。
そして、そんなことを考えてしまった自分を激しく嫌悪するのでした。
一方、サンゴが席を外している間、ナオの頭には色々なことが過ぎっていました。
クルミはきっと、大した病気ではなく、起きたら自分たちを笑うだろう、と言い聞かせ、
目が覚めたら、夏休みやお祭りや、そして新学期に言えなかったことを打ち明けるのだ、と。
7月19日(日) 夜
とっくに日も暮れ、一体いつまで待つつもりか、とナオに問いかけるサンゴ。
しかし、ナオは何も答えようとしません。
そのとき、ついにクルミがベッドから身を起こし、サンゴとナオの名を呼びました。
両親と医師、そして友達2人に囲まれたクルミは、ベッドの上で涙をこぼし続けます。
戸惑うナオにクルミは言いました。
怖くはないけれど、自分のせいで皆が哀しそうな顔をするのは、厭なのだ、と。
ナオが家に帰ると、両親は既に食事を終えており、父親は部屋へ引き上げていました。
怒られることはありませんでしたが、母親は言葉少なで、どこかガッカリした様子です。
その頃、サンゴは自室で1人、物思いにふけっていました。
自分が倒れても、ナオはあんな風に心配するだろうか…いや、するわけがない。
クルミが可愛いと思うなら、自分もそうなれば良い…そんなことができるわけがない。
変わるのが怖いのではないか…自分の価値を自分で決めているだけ。
ひたすら去来する相反する考えを振り切って、サンゴは原稿に集中しようと試みました。
このイベントは1つ重大なバグがありまして、ナオで19日の午前パートをプレイすると、
途中で画面が止まって、まったくイベントが進行しなくなります。
スキップ機能は働くので、これでスキップするしかありません。
救いとなるのは、このパートがサンゴの場合とまったく同じであり、且つサンゴの場合、
フリーズしたシーンの後すぐに午後パートに移行する、ということでしょうか。
果たして、ナオの場合、この後サンゴのときとは違った展開が見られたのかどうかは謎です。
さて、2度目の意識不明に陥ったクルミですが、身体の方もさることながら、メンタルにも影響が出ています。
これまでのプライベートシーンでも解るとおり、クルミは両親の不安や周囲の反応に対して、
無頓着だったわけではなく、きちんと負の感情を読み取っています。
彼らの悲しみや憤りは、余すところ無く、受け止めているのですが、
両親の気に入られるように普通の子を演じる、といった取り繕うような態度が取れないので、
両親の目には、自分たちの苦労も知らず、おかしな振る舞いばかりしているように映るのでしょう。
一方、ナオとサンゴの心情にも確実に変化が見られています。
ナオは、みんなの望むように、波風を立てないようにという生き方から、
自分の大事にしたいものだけは譲らないという強い心を持ち始めたように見えますし、
サンゴは、目を背け続けていた本音や、“サンゴ” というキャラクターでは取り繕えない
弱い部分を無視できなくなってきました。
そして、ゲーム全体のストーリーは、いよいよクライマックスへ向けて動き始めます。
イベント後から8月に入るまでは、恐らく最もスケジュール管理が厳しくなるでしょう。
万一の失敗をリカバーするために、イベント前後のセーブデータは残しておくのが良いかも…。
このイベント以降、学校は夏休みに突入します。
それにより、校舎内はほぼ無人になり、クラスメイトたちの配置が大きく変化する他、
人間関係も急変するので、噂入手以外にも色々話し掛けてみると良いでしょう。
ナオは、吹奏楽部の練習が終わってから校舎内を彷徨くのが、これまでの休み時間代わりになります。
下駄箱の辺りを調べると、体育館裏へ行けるようになり、バスケ部のサンジョウ ケイナや、
私服で学校に入り込んでいるニシ タカユキに遭遇します。
サンゴは補習で、クルミは単に泳ぎたくて、毎日プールに行くことに。
補習組のおトイレ軍団も、トイレから更衣室に場所を移して健在。
他にも、補習組の2年2組の生徒や、部活後のサンジョウ ケイナが出没します。
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Posted by 黴 at 22:22│Comments(0)
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