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2010年02月16日

第15話 『狙われた刑事』


相棒 8th season 第15話 『狙われた刑事』 (10/02/10放送)
 ラーメン店に昼食を取りに来た伊丹さんですが、その隣に座っていた男性が突如、苦しみ始めます。
 男性は一命を取り留めたものの、その原因は何と薬味のニンニクに混入されていた亜ヒ酸で…。




亜ヒ酸が混入されていたのは、潰して入れるタイプの生ニンニクだけで、しかも被害者が使った皿のみ。
日中は使用する客の少ない薬味を選んだことから、無差別殺人が目的とは思えません。
伊丹さんが、よく昼食にこのラーメン屋を利用することと、ラーメンに必ず生ニンニクを入れることから、
犯人の狙いは、伊丹さんの殺害だったのではないか、と推測する右京さん。
突拍子もない考えを気にも止めない捜査一課ですが、店外に止めておいた覆面パトカーに
置きっぱなしだったペットボトルから、同じ亜ヒ酸が検出されたことで、標的が伊丹さんであることは決定的に…。
伊丹さんは、捜査から外され、特命係を警護として付けられるハメになりました。
3人が米沢さんの元を訪れると、犯人と覚しき人物が映った防犯カメラの映像が見つかったようです。
顔は隠れていて見えませんが、着用しているブレザーに、エンブレムが見て取れました。
どうやら伊丹さんには、そのエンブレムに覚えがあるようです。

 複数のニンニクに毒を入れたということは、伊丹さんを殺せれば、
 他のお客が犠牲になっても構わない、と考えていたわけですね、犯人は。
 ところで、都会の人って、美味しいと言われているお店に、やたら並びますよね。
 黴の思いこみかもしれませんが、北海道民って、内地の人に比べて並ぶのが嫌いな気がします。
 最近はそうでもないのかな?
 ちなみに黴は、行列つくるくらいなら、別の店で一向に構わないなぁ。
 第一、店外に並ばされる店じゃ、冬場の北海道では心身共に凍えちゃいますしね。


今から10年前、城南大学で闇金まがいの組織を発足した川北という男が居ました。
『ローンシステム研究会』 と名付けられたその組織は、学生たちから多額の金を巻き上げ、
幹部と称する少数の人間が、利益を貪っていたのですが、出資法違反で二課の捜査が入ることになります。
しかし、その直後、会計役だった広瀬という幹部が死亡。
遺体は東京湾で見つかりましたが、実は研究会幹部によるリンチによって殺害されたことが判明しました。
その 『ローンシステム研究会』 の幹部たちが制服として着ていたのが、件のブレザーだったのです。
そして、殺人事件の捜査にあたった伊丹さんは、被疑者である幹部や準幹部に対して、
激しい威嚇や恫喝、睡眠時間を奪っての取り調べなどを行っていました。
逮捕された幹部の中には、10年前後の懲役を終えて出所してきた者が居るはず…。
調べてみると、主犯の川北は現在も服役中。
8年前、収監先で自殺した小畑 悦郎を除く幹部は、皆出所していました。
しかし、その幹部たちも、起訴猶予に終わった4人の準幹部もはっきりとしたアリバイがあります。
捜査は振り出しに戻ってしまいました。

 あからさますぎるだろ…(´Д`;)
 この自殺した小畑という幹部が動機に関わっているのは、明々白々ですね。
 ローンシステム研究会の関係者ではなく、小畑の家族が犯人だった…とか?
 わざわざエンブレム付のブレザーを着て、犯行に及んだのは、復讐心のアピールでしょうか。
 でも、そのためには伊丹さんがブレザーに気づかなければいけないわけですから、
 犯人は捕まってもまったく構わないという心情だったんですかね?
 それとも、単にブレザーを着ることで、自分の復讐心を燃え立たせていただけ?






伊丹さんの護衛を神戸くんに任せて、調べ物に行ってしまった右京さん。
一方、伊丹さんは神戸くんの目を盗んで、ある人物の自宅に向かいます。
しかし神戸くんもさるもの、伊丹さんが向かった先にあたりをつけ、追いかけてきてしまいました。
当時、ローンシステム研究会の会員だった浜野 久信
川北ら幹部たちが、被害者を部室に連れ込むところを目撃していた彼は、証言者となり得る唯一の存在。
そんな浜野さんを説得しようと伊丹さんは、証言したことは外部に漏らさない、身の安全を保証する、と約束。
その言葉に嘘はなく、浜野さんの証言は、逮捕状を取るための切っ掛けにすぎない…はずでした。
ところが、幹部たちがしっかりと口裏を合わせたせいで、捜査は予想以上に難航。
焦りから強引な取り調べを行い、何とか自白を得た捜査一課ですが、検察は浜野さんを証人喚問します。
裏切り者の烙印を押された浜野さんは、大学に居場所が無くなり、中退したことで就職も取り消されました。
そして何より、彼がどうしても守りたかった親友・小畑さんは、幹部の1人として逮捕され、2年後に自殺。
恐らく、そのことが伊丹さんを恨んでいる1番の原因なのでしょう。

 神戸くんが昔話?
 伊丹さんに当時のことを話させるため、自分もかつてのミスを語ってみせました。
 簡単に言うと、8年前、ロシアの外務大臣が来日した際、要人警護の任を負っていた神戸くんが、
 不審者から大臣を守るため、民間人に怪我をさせてしまい、それを後悔しているという内容。
 これまでも何度か、過去の自分を捨てるような発言をしてきた神戸くんですが、
 この一件は、そのことと何か関係があるのでしょうか?


自宅に戻ってきた浜野さんは、事情を聞きに来た伊丹さんを刺し殺そうとして逮捕されました。
部屋には、小畑さんのブレザー、伊丹さんの行動を事細かに調べた写真、そして瓶に入った亜ヒ酸が…。
これで事件は解決かと思われました。
しかし右京さんは、亜ヒ酸の瓶が封筒に入っていたことから、何者かが毒を浜野さんに送ったと推測します。
そして何故、浜野さんが伊丹さんの命を狙ったのが、事件から10年経った今だったのか。
もしかすると、亜ヒ酸を送った人物は、浜野さんが抱いていた復讐心を利用したのではないでしょうか。
ちょうど半年前、城南大学の同窓会が、浜野さんの勤め先のホテルで開かれました。
それに出席していた準幹部の誰かが、浜野さんに目を付けたに違いありません。
取調中の浜野さんに、事情を尋ねる特命係は、自分たちの推論を彼にぶつけました。
すると浜野さんは、送り主の解らない手紙と亜ヒ酸を受け取ったことを告白。
その手紙には、伊丹さんが賄賂と引き替えに、リンチ殺人に関与した準幹部を不起訴にしたことや、
病で先の長くない自分の代わりに、復讐を果たして欲しいという願いが綴られていたそうです。

 確かに不正はしていませんが、取り調べの方法に問題があったことは事実です。
 右京さんたちが、そのことに一言も触れないのが非常に違和感…。
 そりゃ、浜野さんの件には関係のないことですけれど、最善の行動というのは贔屓目が入りすぎてませんか。
 『最後の砦』 のこととか思い出すと、今回の言動には納得がいきません。
 残念だなぁ…。


特命係と伊丹さんは、準幹部の1人吉武 和真を訪ねます。
資産家の父親に出資してもらい、青年実業家を気取っている吉武ですが、
これまでに何度も事業を始めては失敗を繰り返していました。
父親は元々、10年前の一件で、息子に見切りを付けていたようで、ついに援助を打ち切られてしまいます。
自分がこんなことになったのも、自白させた刑事と、告発者のせいだ。
そう逆恨みしての犯行でした。
…その後、真実を知った浜野さんは、すべてを自供。
伊丹さんは、そんな彼に、あのとき、守ると言った約束を果たせなかったことを謝罪するのでした。



【総評】
 テーマは良かったのですが、ストーリー的にはイマイチでしたね。
 犯人は幹部か、準幹部か…と思いきや、復讐心を抱いた証言者だったというのは良いでしょう。
 そして、彼を騙して操っていた人物が居るという点も良い。
 しかし、それが4人の準幹部のうち誰なのか、についてはあまりにも駆け足すぎました。
 吉武の父親の証言、ネズミ駆除の件など、肝心なことがすべてラストシーンに次々と公表され、
 視聴者は、その事実を最後の最後まで知る術がありません。
 好みの問題かもしれませんが、もう少し配分を考えた展開にして欲しいですね。
 多少わざとらしくても陳腐でも、謎解きの瞬間までノーヒントで、登場人物だけが解っている…という
 状態よりは、よっぽどマシです。
 ところで、結局嘘だった?というような展開を見せた神戸くんの昔話。
 恐らく、完全な嘘ではなく、真実を元にした嘘という気がするのですが…。
 その辺りは、最終回で明らかになるのかな?




【明日の相棒】
 サブリミナル効果?
 錯視と言い、マジックと言い、今期はそういうトリックが好きなんですかね。

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Posted by 黴 at 23:58│Comments(0)相棒
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