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2009年12月11日

第8話 『消えた乗客』


相棒 8th season 第8話 『消えた乗客』 (09/12/09放送)
 相変わらずの雑用を終えて、警視庁に戻る途中、無人のバスを発見した特命係。
 中には先ほどまで乗客が居たような痕跡があり、床には血痕が残されていました。

乗車人数と降車人数から考えて、少なくとも4名の乗客と運転手が失踪したことになります。
素性が解っているのは、運転手の中島 弘明さんのみ。
血痕と血液型が一致することから、負傷している可能性もあります。
バス会社に脅迫状が届いたことから、テロも視野に入れた集団失踪事件として大々的に捜査が始まりました。
車内で見つかったカードに記された 「カミジョウ マナブ」 という人物を当たっていた捜一と特命係ですが、
発見された乗客の1人の証言で、この上条 学こそが犯人である可能性が高くなります。

 この逃げてきた保険の外交員という女性、あからさまに怪しいですねぇ。
 『ついている女』 のときの刑務官と、証言の雰囲気が似ている気がします。
 犯人が運転手を脅して、乗客諸共、ワゴン車に乗り換えさせられた、というところまでは解りますが、
 この女性が、そう簡単に逃げられるような状況になるものでしょうか。
 「1人でも逃げれば運転手を殺す」 と脅されたから、他の乗客は逃げられなかったらしいですが、
 だとすれば、少なくとも運転手は、隙をついて逃げたりできないような状態だったんですよね?
 じゃあ、犯人は何故、他の乗客も拘束して、逃げられないようにしなかったのか。
 自分で用意したワゴン車に乗り換えたなら、ロープだって幾らでも準備できたでしょうに。
 そうなると、運転手が犯人というのが、もっとも有り得そうな線ですが…。


捜査本部が全力を挙げて、上条 学を探し出している頃、特命係はバス会社を訪ねていました。
そこで得た情報によれば、中島さんは数年前まで高校教師をしていたという変わり種の転職者。
何でも、同じ職場の恋人が自殺したことで、教師を辞めたのだとか。
当時、中島さんは恋人である佐藤 由紀さんの浮気を疑っていました。
彼女の部屋で、贈り物と覚しき紫陽花の花束を見つけたことで、2人は激しく口論。
その翌日、由紀さんは硫化水素を用いて自殺しました。
中島さんは化学教師であったことから、警察や遺族から疑いの目を向けられたそうです。
右京さんは、当時の捜査資料を見て、由紀さんと上条に繋がりがあったかもしれないと考えました。
調べてみると、確かに由紀さんは、上条がインストラクターを務めていたダイビングスクールに通っており、
上条から随分好意を寄せられていたようです。
この事件は、中島さんが由紀さんを殺したと思った上条による復讐なのでしょうか?

 うーん…ちょっとしっくりこないですよね。
 別に中島さんが行方をくらましたわけでもないんですから、復讐に数年の時を経る必要がありませんし、
 復讐にバスジャックをするというのもおかしな話です。
 だって、運良く中島さんに復讐できても、捕まる確率が高くなってしまうじゃないですか。






山下という偽名で生活していた上条が発見され、事件は解決かと思われました。
しかし、唯一の目撃者が上条を犯人だと断言できず、確かなアリバイも証明されてしまいます。
由紀さんのことを尋ねたときの発言からして、上条が彼女の死に関わっていることは明白。
思い悩む特命係の元へ、米沢さんがバス車内にあった証拠品を手にやってきました。
証拠品の中に、都内女子校の指定マフラーを見つけた右京さんは、慌てて部屋を出て行きます。
…その頃、釈放された上条は、悠々と自宅に戻っていました。
そこへ突然侵入してきたのは、失踪したはずの中島さん。
彼が手にしている瓶を見た上条は、それが硫化水素であると一目で解ったらしく、恐怖に顔を引きつらせます。
かつて由紀さんを自殺に見せかけて殺したのは、中島さんではなく上条でした。
中島さんは上条をバスジャックの犯人に仕立て上げ、警察を利用して、彼の居場所を見つけ出したのです。
自らの手で復讐するために。

 えぇ…? そんな馬鹿な……(´Д`;)
 上条がどれだけうまく行方をくらましたか知りませんが、警察を利用しなきゃ解らないほどなんですか?
 調査事務所に調べて貰ったりして、それでも駄目だったから…ってこと?
 それとも、頼むだけの金が無かったから、どうせ死ぬなら事件を起こしてでも…って?
 どっちにしても、何とも言えない不自然さがあるんですが。
 そして、残りの時間は、あの保険外交員についてでしょうか。
 実は、由紀さんの事件で、他にも死亡者が出ていて、その身内が彼女…とか。


中島さんが、今になって復讐を実行したのは、最近まで由紀さんが自殺と信じていたからだそうです。
あの保険外交員の女性・君野 恵さんと顔見知りになり、親しく会話をするうち、
彼女が由紀さんの自殺当日、偶然そのマンションに居たことが明らかになりました。
恵さんは、あの日、怪しい男が慌ててマンションから逃げていくのを目撃していたのです。
調べるうちに、それが上条であり、由紀さんを殺した犯人であると確信した中島さんは、
恵さんの弱みを握って脅迫し、計画の実行に協力させたのだと言いました。

 何だか、それだけではないような気がするんですけどねえ。
 てっきり、彼女は名実共に共犯者なのだと思っていました。
 由紀さんの遺族あるいは、中島さんと同じく上条に復讐したい人間なのかと。






右京さんの先回りをして、花の里を訪れた神戸くん。
たまきさんは、随分神戸くんを気に入っているようで、右京さんにも仲良くしてもらいたい様子。
酒を飲みつつ、神戸くんが、例の紫陽花の花束について口にすると、たまきさんは意外そうな声をあげました。
紫陽花は、その花言葉から、あまり贈り物に適しているとは思えない、と言うのです。
けれども、男性ならそれほど、花言葉を気にしたりしないのかもしれない。
そう聞いた右京さんは神戸くんに、真相を見逃すところだった、と言いました。

由紀さんに、「裏切り」 の意味がある紫陽花を贈ったのは、恵さんでした。
自分を捨てて、男性である中島さんに走った由紀さんに対する恨み言だったのです。
手紙や花束を届けるために由紀さんのマンションを訪れていた恵さんは、あの日、逃げる上条を目撃しました。
けれども、「これは自分を裏切った罰だ」 という気持ちがあり、警察に証言することができませんでした。
その気持ちを一変させたのは、最近になって、由紀さんの実家で、御両親から見せられた彼女の日記。
そこには、未だ恵さんを愛していることへの苦悩が綴られていました。
いずれ自分の元へ戻ってくるはずだった由紀さんを、身勝手な感情から殺した上条を許せない。
そんな思いでいっぱいになった恵さんは、由紀さんを奪った中島さんを利用し、
2人が共倒れになるよう仕組んだのでした。



【総評】
 ストーリー中盤までに、疑問に感じたことが、ちゃんと解決したのは良かったのですが、
 やっぱり中島さんが、上条を探すためにバスジャックを捏造したというのが、ちょっと…。
 それと、ラストの展開を、ちょっといい話に持って行こうとしているのが違和感ありまくり。
 だって、恵さんの発言って、そうとう恐ろしいですよ。
 要するに、自分のものにならない由紀さんなら、死んでしまっても天罰で、
 自分のものになる可能性があった由紀さんを殺したから、上条が許せないんですよね。
 愛憎とかそういう言葉では片づけられないエゴを感じて、とっても怖いッス((( ;゚Д゚)))




【来週の相棒】 
 井上和香ちゃんが出演するって!?
 大丈夫でしょうか…。
 水谷豊さんの大ファンすぎて、顔を見た瞬間、大泣きしてしまったと言うエピソードがありましたが、
 一緒のドラマなんかに出たら、死んじゃうんじゃなかろうな。

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Posted by 黴 at 23:27│Comments(0)相棒
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第8話 『消えた乗客』
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