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2009年11月27日

Review 『DEMENTO』


Review 『DEMENTO』
総合評価 ★★★★

 発売元:カプコン
 ジャンル:ゴシックサイコホラー
 発売日:2005年4月21日

両親と共に乗っていた車が事故に遭い、気づいたときには謎の古城に閉じこめられていた少女・フィオナ。
城で出会った白い犬・ヒューイと共に、城からの脱出を図るが、狂気を秘めた追跡者が行く手を阻む。
フィオナは秘められた謎を解き明かし、城を出ることができるのだろうか。

このレビューは、黴の完全なる独断と偏見でお送りしています。
各項目の評価は★×1~5と☆=0.5で為されていますが、こちらも勝手気ままに付けておりますので、御承知くだされ。




システム ★★★★☆
 クロックタワーシリーズと銘打っても充分やっていけるほどクロックタワーらしいゲームでした。
 一応、ヒューイを使って撃退できるとは言え、楽しいのは追跡者から逃げ隠れする緊張感。
 何も解らず逃げまどい、徐々にコツを覚えていくデビリタス編と、
 デビリタスとの違いや異様な雰囲気に怯えさせられたダニエラ編は秀逸だと思います。
 そこに楽しさを見いだしていたものとして、「逃げる」 はともかく、「隠れる」 の意義が
 薄れてしまった終盤は、ちょっと違うなぁ…と感じてしまいました。


操作性 ★★★☆
 決して機敏に動けるわけではないフィオナ。
 しかし、このゲームではそれが焦りと恐怖心に繋がるので無問題。
 一方、ホラーゲームには、よくあることですが、視点を固定した演出を採用しているため、
 左スティックを倒しっぱなしにしていると、不意に進行方向が変わってしまい、
 うまく操作できないこともしばしばありました。
 更に、このゲームでは右スティックがヒューイの操作に当てられているため、その傾向が顕著です。


ストーリー ★★★☆
 これも、リカルド編くらいまでは非常に良かったのですが、
 錬金術の位置づけが、トンデモ科学から魔術寄りになってきた辺りから、
 少しばかりストーリーへの疑問が大きくなり、どうしてこうなっちゃったかな?という思いが。
 結末への持って行き方が違えば、もっともっと良いストーリーになった気がするのですけど。


グラフィック ★★★★
 全体の陰影がとてもきれいで、背景も人物も、非常にストーリーの雰囲気とマッチしています。
 ムービーによってフィオナの顔が違って見えるのは若干気になりましたが、
 プレイするうえでグラフィック上の問題はまったくありませんでした。
 そして何よりヒューイが可愛い…。
 しっぽを振る様や、舌を出してこっちを見るしぐさは本物の犬のようです。




黴のお気に入りポイント
 ◆追跡者と戦うのではなく、逃げ隠れしなければならない緊張感
 ◆ヒューイへの指示を効果的に使って攻略していくシステム
 ◆それぞれ追跡スタイルにも特徴にある追跡者たち
 ◆ラブリー・ヒューイ


黴のイマイチポイント
 ◆終盤になるにつれ、様相が変わってきたストーリーと追跡スタイル
 ◆視点が固定されているが故の操作性の悪さ

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Posted by 黴 at 20:13│Comments(0)Review
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