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2009年09月29日

12年と6ヶ月の歴史


『俺の屍を越えてゆけ』プレイ日記 vol.54
【鷲頭の血は絶えず…】 1030年10月 阿朱羅解放戦

 思えば8年前、大江山で大いなる衝撃を受けたわけですが、あれだって見方を変えれば連戦ですよね。
 だったら、こんな見え見えの連戦、なんぼのもんじゃい!




 鎖から解放されたお輪さんの周りに集まる一族4人。
 2つの呪いを知ったお輪さんは、朱点討伐のために子供を産んだことを後悔して止まなかったと言います。
 代わりに呪いを受けてやりたくても、死ぬことの出来ない自分。
 そんな苦しみの中で、お輪さんは今日のこの日がくることを微かに期待していたそうです。
 「よく顔を見せておくれ」 と自分を助けてくれた一族の顔を眺めたお輪さんは、
 その中に自分の子供がいないことに、改めて衝撃を受けました。
 それでも、代わりに自分を助けてくれた、自分の血を引く子供たち。
 彼らにお輪さんが感謝と労りの言葉を掛けたそのときでした。
 黄川人の高笑いが響き渡り、「第2幕の始まり」 との宣言が……。
 最終メンバー

 黄川人の姿を周囲に探す一同。
 すると、足元の地面から、二本の腕が伸び、お輪さんの足首をがっちりと掴みます。
 黄川人が彼女の胎内へ飛び込むと、その容貌は見る影もなくなってしまいました。
 巨大に膨れた腹、鋭い爪を持つ手足…。
 胸部から突き出したお輪さんの顔以外は、醜い鬼と化しています。
 鬼を倒せば自分も死ぬことになろうとも、迷わず斬れと言うお輪さん。
 その背後から、笑みを湛えた黄川人の顔が浮かび上がってきました。
 黄川人は、“母さん” を抱きしめ、抱擁と愛を乞います。
 「皆で地獄に堕ちよう」 と囁き、鬼が大きく跳躍すると共に、戦闘開始です。



 お輪さん、なんて良い人だ…。゜゜(´□`。)°゜。
 戦闘開始直後、「お輪は自らの命を託した」 とメッセージが表示され、技力・体力・健康度が全回復しました。
 健康度の回復は有難い!!
 …鬼の名前は阿朱羅というようですね。
 ムービーそのままに、体の中央にお輪さんと黄川人が生えているような状態です。
 阿朱羅

 まずはやっぱり陽炎梵ピン
 相手の魔王陣が体力半分くらい持っていくので、その都度回復を…。
 回避も攻撃力も強化され、体力も充分な状態で当主にターンが回ってきました。
 先の戦いで使った当主ノ指輪も回復しているかと思ったのですが、こちらは無理のようです。
 さて、どうしようかな…と、目が止まったのは大照天
 一度も使ったことがないこの術を、急に試してみたくなりました。
「仲間全員の 技の火水風土を増加」
 ……もしかして、これって属性武器の威力が増す?
 試しにやってみると、技の火水風土が各400~500くらい増加するではありませんか。
 (*´ェ`) わくわくする……
 早速、瑠璃に一発、ぶちかましてもらいましょう。
 (; д )  ゚ ゚ 3000超えた!
 更に、楊梅支子の奥義も2000~3000の効果です。
 まぁ、梵ピンもやってるんで、本当に大照天の効果かは知りませんけど。
 そして、もういっちょ瑠璃の奥義・悶絶松葉圧!!
 (; д )  ゚ ゚ 6000ってお前!?
 驚異の破壊力で、阿朱羅撃沈です。

 背景に次々表示される、朱点と縁深い神々の顔。
 阿朱羅の膨れた腹にヒビが入り、周囲が光に包まれた後、残ったのは脈打つ肉塊でした。
 その肉塊も消え失せ、天女の姿に戻ったお輪さんが現れます。







 お輪さんは、産まれたばかりの赤ん坊を抱えていました。
 大声で泣いていた赤ん坊でしたが、お輪さんにあやされると、嬉しそうな笑い声をあげます。
 赤ん坊は黄川人なのでしょう。
 この子が母親の元に帰るのを邪魔するようなら、天界だって容赦しないと言うお輪さん。
 こんなに可愛いんだから、ぜんぶチャラで良いんだ、と笑います。
 そして一族たちには、「お前たちなら、どんな悲しみも必ず越えていくと信じている」 と。
 彼らの子供も、そのまた子供も、きっと大丈夫…と言い残し、2人は天へと上っていきました。



 これでスタッフロール…かと思いきや、そうではないんですね。
 青い空を背景に 『花』 が流れ、源太とお輪を含む一族たちが1人ずつ紹介されていきます。
 (*´ェ`) これは感動するなぁ……。
 号泣しちゃうような感動ではなく、ちょいと切なくて、しみじみ懐かしいような、そんな感じ。

 そしてラストのラスト。
「悲願が果たされたとき、初代当主は再び地上に蘇る」
 その言葉は、千年のときが流れた今、現実のものとなりました。
 けれども、その者は未だ自分の真の力を知らず、使命にも目覚めていないのです。
 ……ってな終わり方になっていました。
 なるほどなるほど。
 初代の名を自分の名前にして、生年月日を自分のもので入力すると、
 「プレイヤーは初代の生まれ変わり」 という結末になるわけですね。
 理解しました(*´∇`*)




 いやぁ、これは確かに傑作ですな。
 システムもストーリーも無駄が少なくシャープで、悲願に向かって一直線!
 やるべきことは一族の強化ただひとつ!
 飽きが来ないうえに、死んでしまうと取り返しがつかないことになりかねないので、緊張感も充分。
 次々、訪れる一族の死にも、使い捨て感がないのも素晴らしい。
 それに、ストーリーを追うことと同じくらい、一族の育成にやりがいがあるので、
 2周目、3周目のプレイもしっかりと楽しめそうなのが良いですね。
 今の今まで未プレイだったことがもったいない…(ノд`)
 それにしても、本当に楽しいゲームでした。
 約12年半の歳月を経て、一族の悲願が達成されたことが、とても嬉しく思えます。
 良いゲームというのは、発売からどれほど経っても、色あせないんですね。





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Posted by 黴 at 23:25│Comments(0)俺の屍を越えてゆけ
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